2002年8月13日(火)大阪のあまりの暑さに涼しい伊吹山のお花畑を見に行こうと妻と二人で出かけました。
 関が原インターで名神高速を降り、伊吹山ドライブウェイを登っていきます。運悪く前にのろのろバスがおり、10台以上の車がのろのろのろ。仕方がないのでこちらものろのろのろ。しかし、次第に景色もよくなり爽やかな風もふいてきて、のろのろも気になりません。そうこうしているうちにやっと駐車場に着きました。
 さすがに標高1377m、滋賀県の最高峰。涼しい!!!しかし、しかしなのです。お花畑や山頂へはこの駐車場から急な登りを30分我慢しなければなりません。汗をかきかき30分登りました。涼みに来たはずやのに・・・と思いながら。と、その時前方に腰の曲がったおばあさんが四つんばいになって登っているすごい光景を発見。近寄っていくと家族の人が「おばあちゃん。だいじょうぶ?」と声をかけています。おばあちゃん「毎日畑仕事をしてるからこれぐらいは大丈夫」。すごいおばあさんに励まされてやっと山頂に到着しました。
 山頂はそれはそれは涼しい風が吹いていて先ほどの汗を吹き飛ばしてくれました。高山植物も咲いています。足元には石灰岩が転がっています。そうです。この伊吹山の上半分はペルム紀の石灰岩で出来ているのです。よく見るとフズリナ等の化石も見つけることが出来ます。
 山頂でのんびりと牛乳を飲んだり写真を撮ったりしていました。なんと山頂のお店で麓で取れた野菜をいろいろ売っていました。こんな所まで来てわざわざ買う人なんていないのにとあきれて見ていると、なんと横にいた我が妻が買っているではありませんか。しかも、重たいマッカウリをどっさりと。信じられません。しかも嫌な予感が・・・。帰りは爽やかな空気の中、花のたくさん咲いている東遊歩道をなぜか重たい買い物袋を下げて降りてきました。こちらは人も少なく花もきれいで途中オオゾウムシやアサギマダラにも出会えてのんびり出来たはずなのに・・・・・・。次の日、肩がこっていました。

山頂付近で拾ったフズリナ石灰岩
フズリナの拡大写真
ルリトラノオかイブキトラノオ
ルリトラノオかイブキトラノオ
コオニユリ
カワラナデシコ
アザミ
伊吹山山頂
シシウド
シモツケソウの群落
これがオオゾウムシです。以前、大台ケ原の麓の入之波温泉でクワガタやカブト虫と一緒によく採りました。
マルバタケブキ
サラシナショウマ
きれいな蝶。名前は「アサギマダラ」です。
同志社大学生物同好会の M.T さんに教えていただきました。
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