第28回 「初心を思い出させてくれる・・・」〜 2007/10/25 


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アニーよ銃をとれ』
1965年リバイバル時
Jサイズ二つ折り

このチラシの存在を知ったのは、初めて買ったチラシ本でした。
このチラシが載っていた頁は単色印刷だったので、実際はどんな
色合いなのかは分からなく、絵柄のみが唯一の魅力を感じる部分でした。

当時、ミュージカル映画に興味を持っていた事もあり、
尚の事、このチラシに対する思いは、日々増していき、
いつも心の何処かに「欲しいなぁ・・・」と言う思いがありました。
ただ、肝心な価格はと言いますと、1万円。
通販リストだけはその前からを取り寄せていたので売っている事は
知っていたのですが、まだコレクターとしてはビギナーの分際でしたので、
なかなか高額チラシを気軽に買う勇気が有りませんでした。
暫くの間はリストと睨めっこの状況が続きましたが・・・。

そして或る日、意を決して購入の運びとなった訳です。
俗に言う「高額チラシ」の収集第一弾が今回の「アニーよ銃をとれ」
となった訳です。実際に手にしてみて、その色彩は実に綺麗なもので
感動しました。独特の色合い、デザインと言うものは時を経た現在、
本当に希少だなとつくづく感じます。購入して年月が経過した今でも、
「買って良かった」と思える一枚です。

それからと言うもの、時折高額チラシを購入する機会に
恵まれましたが、二年位前からでしょうか、少々無理して買ったチラシに
対しては、以前の様に嬉しさや感動は薄く、何度も何度も見る事もなく、
挙句の果てには、届いたチラシの状態をチェックだけをして、ファイル行き
なんて始末なんです。

例え眺める事はあったとしても、「何で買ってしまったんだろう・・・」と
反省が度々です。それよりも、コレクター初心者の頃に買った、価格は
安く珍しくは無いチラシのほうが、眺める回数は多く、愛着は大きいです。
確実に勢いで買ってしまった高額チラシの数々。そんな状態だった自分に
「冷静さを持って入手しなさい・・・」と初心を思い出させてくれる大切な一枚です。

第27回 「動き」のあるチラシ〜 2007/04/14 


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野獣狩り/カウボーイ・スタイル』
1967年初公開時  B6二つ折り
大きい画像はこちらから

約1年半ぶりのUPです。ある程度定期的に書いていれば
億劫にならずに書けるんでしょうが、ちょこっと間を空けてしまうと
中々、すんなりと書く気が起こらず、いつの間にかこんなに経ってしまいました(笑)

さて今回のお気に入りのチラシですが『野獣狩り/カウボーイ・スタイル』
初公開時のチラシです。某オークションでチラシを購入した際に
おまけとして60年代のチラシを三枚頂きまして、その内の一枚が
このチラシです。まさかこの年代のチラシをおまけに頂けるなんて
全く思っていなかったので品物が届いて封を開けたときは物凄い
驚きと嬉しさでした!!

以前からチラシ本で見ていて、カッコイイなぁ・・・、
欲しいなぁ・・・等と入手することは無いものと半ば諦め状態で見ていたので
今こうして手元に有る事が不思議な感じもします〜〜〜〜

このチラシの魅力はご覧頂いて分かります様に「動き」を強く感じる
イラストデザインで、今にも動物達や カウボーイのヒュー・オブライエン
が本当に動き出すのでは思うほど、細かく丁寧に描かれているところです。

60年代も後半に近づくにつれてこのようなオールイラストでデザインされている
チラシも少なくなってきた時期なので、ある意味貴重な存在かなと自分は思っています。

配給会社もあの手この手で客に興味を曳かせようと苦心して宣伝材料を
作るのでしょうが、やはりこうした手の込んだデザインで作られた宣材は
配給会社の努力や懸命さを感じられるところですね。



第26回 シンプルな豪華さ〜 2005/12/18


初公開時 B6二つ折り



初公開時 変形三つ折
映画チラシの表面には、題名・キャスト・スタッフ・館名 ・
キャッチコピー等などの多くの文字が印刷されているものが
一般的ですが、中には非常に文字の少ないシンプルな
チラシもあります。今回ご紹介の『シャレード』(初公開時)も
その一つ。ご覧頂いて分かります様に、二枚とも英語で
主演のケーリー・グラント、オードリー・ヘプバーン、
題名と言う本当に必要最低限の作りと言った感じの
シンプルなチラシになっています。

この様に文字の少ない分、全体のデザイン、色彩は
とても重要視される部分だと思います。文字も少なく
デザインも簡素では拍子抜けしちゃいますしね(笑)

上段のチラシの場合、色彩は至ってシンプルですが、
一面オードリーの顔がドーンと載っているのが
唯一の救いかも知れません。下段のチラシはカラフルで
「レトロな色」が非常に綺麗です。それに両方とも、どこか
アメリカ的な雰囲気と言いますか、一見、日本のチラシという
感じがしないところも好きな部分です。
カッコイイ作りって感じでしょうかね。

そもそもチラシは、作品宣伝手段の一つであり、あれやこれや
と宣伝のために多くの文字も必要でしょうが、
時には、サッパリとした作りのチラシも逆に目を引き、
「どんな作品なのか観て見たい」と言う気持ちにさせて
くれるのではないでしょうか。因みにこの作品は何度も何度も
ビデオやDVDで観た、とても好きな作品です。




第25回 紙物好き〜 2005/09/27 

表紙


裏表紙
今回はチラシの話から外れたお話を・・・。

昔から「紙物」を集めるのが好きな人間なんです。
まぁその中でも一番長続きをしているのは映画チラシの収集。

それじゃ紙物を集める原点となったものは何かと言いますと、
記憶のある中では、メンコが始まり。小学校低学年の時に
物凄いブームになり、学校に持っていって休み時間に遊んだり、
時に交換したりと懐かしい良き時代でした(笑)
ただ、あまりの過熱ブームで、とうとう学校にメンコを持って来ては
いけない禁止令がでるほど。そんな情熱を懸けて遊んだメンコも、
気づいてみれば何処へ行ったやら・・・(苦笑)

そんなこんなで次に夢中になった紙物は「シール集め」。
ご存知の方も多い1977年にロッテから発売されたチョコ菓子、
『ビックリマンチョコ』のおまけシールです。
今とは違ったリアルなイラストのデザインで、文字通り本当に「ビックリ」。
まぁこれは一年くらいでEND。 それで次に集めた紙物は月刊「明星」
「平凡」の付録ポスター。これは夢中になって集めたという訳ではなく、
付録だから仕方なく集まっていったて感じ程度。
でも、この頃80年代前半のアイドルの付録ポスターは今も押入れの
ダンボールに住みついていますよ(笑)

それで現在は映画チラシ〜〜〜〜これは奥深い紙物ですから、
なかなか止められませんね〜〜〜(笑)

さてさて今回載せている左の画像は、キングコング対ゴジラ等の
作品が表紙、裏表紙になっている、『東宝チャンピオン祭り』の
A5サイズのノートなんです。勿論当時の物で未使用もの!!
チラシ以外の映画系紙物の中では、結構お気に入り!!
ホント、紙物好きだなぁ・・・・(笑)



第24回 シルヴィ・バルタン〜 2005/02/08 


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アイドルを探せ』
1964年初公開時 Jサイズ二つ折り
最近また、『あなたのとりこ』が人気で若い方にも浸透している
シルヴィ・バルタン。懐かしい方も多いことでしょう。自分が彼女
の歌を初めて聞いたのは、今から17年前に買ったオールディーズ
ポップスのカセットテープに入っていた、『アイドルを探せ』でした。
唄っていたバルタンの名前だけは何となく聞いた事はあったのでしたが
直接歌を聞いた事は無く、何人なのかも自分の中では不明・・・(笑)。
と言うか、外国の歌はみんなアメリカ人だろうと言う、変な思い込みがあり、
何の疑いも無く勝手にアメリカ人と決めつ付けていた感じもありましたが(笑)
と、いざ歌を聴いてみると、こてこてのフランス語!!詞がわからない!
でも、メロディーには直ぐ馴染めて好きになった曲でした。そしてこの歌が
同名の映画で唄われていたのを知ったのは、しばらく経ってからの事。
そして2年位経ってから初めて作品を観ましたが、でも何となくつまらない
内容だったので、殆ど話の筋は憶えていません・・・(笑) 唯一、バルタンが
映画の中で『アイドルを探せ』を唄っているところだけ記憶に残っている
感じかなぁ。そんな思い入れがある今回のチラシでしたぁ・・・(笑)



第23回 懐かしきクリスマス〜 2004/12/13


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ホワイトクリスマス』
1954年初公開時
Jサイズ 冊子状
もう直クリスマスですね!この時期って心がウキウキしてきます。
でも最近のクリスマスって何処となく昔と違って
世間一般の盛り上がりって下がっているように感じます。
自分が小さい時は、テレビもクリスマスの特番を放映していたり、
町内会のクリスマス会などがあったりして、とても楽しいものでした。
兄と一緒にクリスマス・ソングのレコードを聴いて憶え、
そしてテープレコーダーに録音したりと、
素朴ながらとても温か味のあるクリスマスでした。
プレゼントもヒーロー物の超合金や、盤ゲームなど
今のようにデジタル的な物ではなく、でもそれはそれで
とても嬉しかったなぁ・・・。
今回ご紹介の『ホワイトクリスマス』の館ニュースチラシを見ると、
ついついそんな懐かしき子供の頃のクリスマスを思い出したりします。
「あの時代に戻れたらなぁ・・・」なんて感じたりも・・・(笑)




第22回 さて、どっち!?〜 2004/08/21


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チップス先生さようなら』
1969年初公開時
B4サイズ

10年近く前に初めて入手したB4サイズのチラシです。
俗に「大判チラシ」と呼ばれるチラシ。
この大きさとなると、半分に折って「B5二つ折り」と呼ばれる
事もありますが、果たして折らない状態と折った状態とでは、
どちらを正規とするかちょっと悩まされるところでもあります。
本来、配給会社からは一枚状態で配布されて来ているので、
折らない状態が正規なのかも知れませんが、それを映画館の
ほうで二つに折って配布していたとしても、「最初からの折り目」
といった正規的な扱いがされているのも現実です。
実際、ショップ等で二つ折りの状態でも「難の折り目」と
称さないところもあるようですから、その辺の境目がはっきり
しないのも何となく腑に落ちない感じではあります。
ただ、価格にははっきりと違いは出てましたけれど。

また、丁度折り目の所にスターの顔とかがデザインされていると、
ちょっと悲しくなっちゃいますね・・・(苦笑)
これが中々入手困難なチラシとなると、尚更の事!!
それでも、真ん中から折れてようとなんであろうと気に入った物なら
多少の我慢もしなくては、機会に恵まれないかも知れませんね。
結局、どっちでも良いって事なのでしょうか???(笑)



第21回 50年代のチラシ〜 2004/07/16


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サンセット大通り』
1951年初公開時
この『サンセット大通り』のチラシは、自分がコレクションしているチラシの中で、
一番古いものです(1951年公開時)。この年代の作品は好きでビデオとかで
見たりもしますが、いざチラシをコレクションするとなると難しいものです。
60年代のチラシでさえ中々入手困難な状況ですから、更に昔のものを
集めるとなると、とてもとても気力は湧きません(笑) それより何よりも、実際に
チラシ自体の数が少ないでしょうから、今の時代になって集めようとしても、
結構年月が掛かる事が目に見えてますから無理ですね(笑)

自分がこの50年代のチラシを積極的に集めようとしないもう一つの
理由があります。この年代は、まだまだ単色系チラシが主流で綺麗な
カラーチラシが少ない時代ですから、カラー・チラシが好きな自分にとって、
“集めたい”と思うチラシは中々ないのです。単色系ばかり集めたとしても、
きっと飽きが来てしまう結果も見えていますしね(笑)
そう言ってもこればかりは、当時の印刷技術がそうだったから仕方がない事
なんですけれど・・・(苦笑)
もし集めるとしても余程好きなスター、作品でなければ欲しいと言う気には
ならないでしょう。 この『サンセット大通り』のチラシも、どちらかと言うと
単色系の部類に入りますが、それでもバックの赤色が入っているだけで
全体に引き立ちますし、更にグロリア・スワンソンの印象的なポーズ等などが
どこか幾分華やかさを感じさせてくれる要素となっているので、地味系でも
自分の好みのレベル範囲なので、好感が持てる1枚になっています。
まぁ、この年代のチラシとしては良い作りだったのではと思いますね!



第20回 難の多いチラシでも・・・〜 2004/06/21



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麗しのサブリナ/女性よ永遠に
誰でも状態の良いチラシが欲しいのは当然の事でしょう。
ただ、徐々に年数が経つにつれて、その様な希望も多少難しい
状況になっているのが現実かと思います。自分の場合、
割と最近まで難の有る状態のチラシを購入することに対して、
何となく抵抗があり、避けていたと言うのが本音なんです。
ところが、そんなに避けてばかりいたら、「これは二度と入手出来ないのでは」
と言う不安が最近感じるようになり、多少の折れ・シワ・汚れなどは我慢する
ことにして収集の仕方と言うものを考え直し始めてみたのです。

ただ、自分の中で、状態と価格があまりにも違い過ぎる物は、まだ避けるように
なってはいますが・・・。それで今回ご紹介のこのチラシは、ネットの古書店で
売っていたものを購入したものです。縁に小さな裂け目があったり、
折れ目があったり、全体的にヨレヨレと言う、お世辞にも良い状態では
ありませんが、本当に好きなスター、作品、ジャンルの物なら、不思議と
そんな難の多い状態のチラシでも、全然、苦にならないと言うか、買って
後悔が感じられないんです。寧ろ、そんな状態でも買えて良かったと思うほど。
何か物凄い愛着を感じるし、状態の良いチラシよりも眺めている回数も
多かったりするんです(笑)  出来の悪い子ほど可愛いと言いますが、
この場合、状態の悪いチラシほど可愛いって感じかなぁ・・・(笑)



第19回 〜 2004/06/02



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ダーティハリー2
偽物も存在するとして有名な1枚であります『ダーティハリー2』。
そうとは知らずに入手したのは10年くらい前の事でした。その頃、このチラシの価格は
1000円〜2000円で、まぁ入手し易い価格ではありましたが、それでも、そんなに数も
少なくはないだろうから、焦って買うこともないだろうと特に気にも留めずに居た訳です。

或る日、或るショップのリストを見ると、『ダーティハリー2』のチラシがなんと、200円で
売っていたんです!折角のチャンスだから、これは絶対に逃してはならないと思い
迷うことなく注文しました!そうして数日後に品物が到着〜〜〜。ん・・・何か変・・・。
何となく文字とかが“ぼやけた”感じで、それは一目で分る不自然な印刷でありました!
でも、その時はまさか偽チラシとは気付かず、たまたま印刷の際のちょっとした
ミスなんだろうと特に深く気にする事もなく居た訳です。それから数年してネットを
するようになってから、ちらりほらりと偽チラシである情報を目にするようになり、
「やっぱりなぁ・・・」と事実を目の当たりにする事になったのでした。まぁ、これはこれで
価格が安い物だったからあっさりと諦めもつくものですが、万が一これが数万円の
物だったら大ショックでしょうね!! チラシの世界は奥が深いと言いますが、
良い意味で奥深いものであって欲しいと思いますね。それで例の偽チラシは、
今でも大切にしています。 チラシに罪はないですしね(笑)



第18回 アイロン掛け〜     2004/05/12
以前、チラシの余白を裁断して失敗した話をしましたが、今回も失敗談を・・・(苦笑)
この1967年リバイバル時の『十戒』のチラシ、入手した時に僅かながらシワがありました。
今考えると、それほど気にするほどでもないシワで、年代とか考えれば、まぁまぁ
当たり前の状態かなと言った感じでした。ところが、何故かその時は気になって、
どうにかしてシワは取れないものかと色々と考えて辿り着いた処置が、アイロン掛け!(恐)
遂に、チラシにまでアイロンを当てちゃいました(笑)相手は紙なので、スチームにしたら
変になると思い、ドライでやってみました。また、直接当てると、紙質も傷めるのではと思い、
アルミ箔をあてがって、作業開始!!さぁ〜て出来上がりは・・・見事失敗!!
何とチラシが凸凹の悲惨な状態に変身していました・・・(涙)想像もしていなかった
仕上がりに、この時は軽い放心状態・・・。このままにして置けないので、それじゃ逆の
攻撃として、スチームで軽くあてがって見ました。そうすると、あら不思議!!
何とか元に戻ったではありませんか!!それでも、幾分凸凹感は残っていたので、
事典に挟んで、更に本を積み重ねて重石を作り、待つこと1週間。何と、入手した時の
シワまで綺麗に無くなり、新品に近い状態に復元できました!

ホント、一時はどうなる事かと思いましたが、めでたし、めでたしで良かったです(笑)
ただ、ザラ紙系の場合は、ドライでも十分でしたが、ツル紙の場合は、くれぐれも
ドライは禁物なので気を付けて下さいね!
と言うか、こんな事する方は居ないでしょうかね・・・(笑)




『十戒』
1967年リバイバル時



第17回 無理無理!!〜     2004/05/01



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2001年宇宙の旅
B5二つ折り
1968年初公開時

自分が生まれた1968年に出回ったチラシを全部集めてみようという、
世にも恐ろしい収集の仕方に挑戦したことがありました(笑) 

この年は、『2001年宇宙の旅』『猿の惑星』等などの大作が公開され、
もうこの時点で、“無理無理!!”と言った感じの早い挫折感に
襲われていたのです・・・(笑) まぁ、こうした貴重なチラシは兎も角として、
手頃な価格のチラシをコツコツと揃えて行こうと頑張ったものの、やはり
無理だという事を実感し、割と短期間でこのような集め方は終了!!(笑) 

どう考えたって、揃える事は100%、200%以上不可能な事!今考えると、
なんでこんな恐いもの知らずな挑戦をしたのか、自分の事ながら、
よく理解出来ない事をしたものだと思っています(笑)

ただ、もしかしたら何かの間違えで揃える事が出来るかも???と言う
小さな小さな小さな・・・期待を持っていたのは確かかも知れません。
この時に集めたチラシを決して後悔する事は無く、今でもファイルの中で
光り輝いています! そして後に、憧れていた『2001年宇宙の旅』を
入手出来る機会にも恵まれました。もし、このチラシをあの時に入手出来て
いたら、世にも恐ろしい収集の仕方を続けていたかも知れません・・・(恐)



第16回 チラシ好きなんだなぁ・・・〜     2004/04/16 

チラシの収集を始めて3年くらい経った頃から、パンフレットも収集していた時期がありました。
テレビやビデオで見る事の出来ない作品を、せめてパンフレットで楽しもうと言うことで。
作品や出版社に寄っては、割りと手頃な価格で購入でき、尚且つ読むところ、見るところが
多いので、それなりに役立っていきました。このような訳でチラシとの“二足の草鞋”状態が
続いていったのでしたが、次第に知りたい作品も少なくなり、結局パンフの収集は
程々にして止める事に・・・。チラシのコレクションとは違って、情報を得たいと言う事が
優先していた為、“映画パンフレット・コレクション”と言う域に達するまではなりませんでした。
それと同時に、何か物足りなさを感じる事が多く、明らかにチラシを収集するのとは
違うものを感じていたのです。その物足りなさとは、パンフレットその物に対しての物理的な
事ではなく、チラシ収集のように、楽しいと言う事などの満足感が、それほど強くは
得られなかったと言う事だったのかも知れません。

元々の収集理由がチラシとは違っていたので、その様な感じになっても仕方がないかな?
とは思いましたが・・・。  そんなこんなで或る日、何の気なしに初めて買ったチラシ本を
久しぶりに読んでみると、何かホッとする感激がよみがえって来たのです!
内容は充分に分っている筈の本なのですが。さて、こうなると気持ちは又チラシの方へ、
大きく傾き始めて行ったのであります!(笑)  久々に、それまで集めていたチラシを
段ボール箱から引っ張り出して来て、改めて眺めていると、思わず笑みが・・・(笑)
この時「やはり自分は根っからのチラシ好きなんだなぁ・・・」とつくづく実感しました。

これを機に、映画の情報が丸ごと凝縮されているチラシの収集を再開!
そうしてコツコツと現在に至っている訳なのです!(笑)



第15回 チラシか?割引券か?〜     2004/04/05




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チラシの様な作りの
最近の割引優待券
表面
コレクターの方から近年のチラシを譲って頂いた際、
その中に縦長の変形型チラシが何枚かあり、
「都会には色んなチラシが有るんだなぁ・・・」と
うなずきながら、しみじみと眺めていました。
(何の疑いも無く・・・笑)
所が、隅々までじっくり見ていくと“特別優待割引券
の文字が!あれ?正真正銘のチラシだと思ったら、
それは優待券らしきもの・・・
縦・約21センチ、横・約10センチ程の大きさで、
一見、変形型チラシかと思う大きさなのです・・・

元々“割引券”は、鑑賞券よりも少し大きい目の
サイズのって有ったりしますが、まさかこんな大きいのが
存在しているとは全く知りませんでした。ただ、今回のような
割引券は、裏面に簡単な解説やストーリー、館名等が
印刷されているので、全くの割引券なのか、“割引券付きチラシ”
なのか詳しい事は分りませんが、それでもチラシ、券類の
どちらも好きなので、これはこれで嬉しいグッズなのです(笑)

最近はチラシもパンフもプレスも券も、時代と共に色々と
楽しい変化の兆しが見られる様になって来たなぁと感じます。
昔の様に単に映画の“宣材”と言う、決まった感じの作りではなく
どちらかと言うと、コレクションとして立派に成立する、
“コレクター向けの宣材”が多い様に感じる
今日この頃であ〜ります!(^^)v




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裏面



第14回 数種類も!〜     2004/03/22




映画チラシと言うのは、1つの作品その公開時に
多くても2種類しか作られないものと思い込んでいました。
それが5種類も在るのには驚きましたね〜。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』
最近の作品ではそんなに珍しい事でもなくなって来たようですが、
9年前としては画期的だったのでは?と思います。
当時、この作品はとても注目されていましたし、
配給会社も相当に力を注いでいたと言うことが、
宣材であるこの5種類のチラシから感じられます。多分・・・(笑)
近年の映画には興味の無い自分でしたが、
あまりにも前評判が良かったのと、1枚50円と言う安さも有って、
ついつい買ってしまいました(笑)
このように、ヒット作のチラシが数種類出回るというのは、
後にも先にも嬉しいものです!
  



第13回 期待が・・・〜     2004/03/05


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サウンド・オブ・ミュージック
1970年 リバイバル時
8年くらい前、或るショップの通販リストに
『サウンド・オブ・ミュージック』の初公開時チラシが、
1000円と言う安さで載っていました。

この作品は、自分を映画好きにしてくれた
思い出の作品でもあったので、迷わずに
早速注文の手続きをしました。そして10日前後してから品物が到着。
念願の初版チラシが入った封筒が目の前にあると言うだけで
心臓が飛び出そうなほどの嬉しさと興奮!!!
チラシを傷めない様に慎重に封を開け、いよいよチラシの登場!
当然大喜びになる筈が、一転して???状態に・・・・。
何か違う・・・と言うか、全然違う・・・。届いたのは初公開時
のものではなく、70年リバイバル時のものでした。
リストを見てから届くまでの間の盛り上がりは
一気に冷めて行ったのは言うまでも無く・・・。

それでも『サウンド・オブ・ミュージック』のチラシは
まだ1枚も持っていなかったので、
それはそれで良かったのですけれども・・・(笑)



第12回 興味がなくても〜     2004/02/25


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マロニエの別れ道
1971年公開時
まだコレクションを始めた頃に、このチラシを買いました。
確か、700円。  この作品、当時も今も見た事が無く、
そればかりか出演者の俳優も知らない人ばかり・・・。
それなら何故、そんな作品のチラシを買ったのかと言いますと、
初めて買ったチラシ本のカラーページに載っていたのを見て、
そのデザイン等が、妙に脳裏に残り、いつの間にか買っちゃいました。

このチラシを入手するまでは、作品に興味があったり、
スターに興味があったりのチラシを集めていましたが、
このように、作品にもスターにも興味が無く集めたチラシは、
この作品が初めての事でした。

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第11回 館名スタンプ〜     2004/02/18


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西部開拓史
1970年 リバイバル時

昔のチラシや地方のチラシなどには印刷ではなく、
スタンプが使われているものが多数あります。
このスタンプ館名、実に素朴さとレトロな雰囲気を
感じさせてくれるものです。
それも、きちんと押されているのではなく、
少し曲がっていたり、かすれていたりと、押し方一つで、
そのチラシの表情も少し違って見え、コレクションの
楽しみの一つに繋がるものかと思います。

また、館名が印刷されているチラシにも、
更に御丁寧にスタンプが押されているものも時にあったりして、
嬉しさ倍増!!(笑) ただ、このスタンプの場合、
チラシのデザインを邪魔しない場所に
押されているのなら良いのですが、顔の付近などに
押されていたりするのもあったり、これはある意味、
悲惨なチラシになっちゃう感じです(笑)

今回の『西部開拓史』1970年リバイバル時のチラシは、
初めて手にしたスタンプ館名入りのチラシです。
ちなみに館名印刷もされています。
この様なスタンプ館名、これからも廃れずに
在り続けて欲しいものです!



第10回 待った甲斐あり!〜     2004/02/13 UP


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ティファニーで朝食を
1961年 初公開時
この先、どんなに待っても逆立ちしても“絶対に入手無理!無理!”
と思うチラシは、山ほどあります! 
果たして何処に存在しているんだろう・・・と思っちゃいますが・・・。

チラシ本に載っているんだから、何処かにあるのは確かなんでしょうが、
それが、なかなか売ってない、リストにも載っていないのが現実なんですよね。
何かの間違いで入手出来るチャンスもあるかな?
と思う事も無きにしも非ずなんですが、物事、そんな容易には行かないのは
当たり前のこと(苦笑)と思いながらも、そのような“まぼろし”的存在のチラシが
手に出来た時は並みの嬉しさではありません!!
「もう他のチラシはいらない!!」と思ってしまうほどです(一時の思いですが・・・^^;
そんな劇的な出会いとなったのが『ティファニーで朝食を』初公開時のチラシです。

万が一売りに出ていても、自分の所には周って来るはずはないと思ってましたし、
チラシ本で眺めるだけの存在だと思っていたのが、或る日チャンスが巡って来て、
本当に夢のような嬉しさでした。 オードリーの昔の作品は入手困難な状態ですが、
現実、今の時代もこうして残っている事は、本当に奇跡かな?と感じますね。
それまで大切にして下さったコレクターの方に本当に感謝です!



第9回 中毒!?〜     2004/02/01 UP
50年代、60年代の“名作”と言われているリバイバル時のチラシは、
割とレトロな感じに作られているものが多いので、例え初公開時のものが
入手出来なくても、結構リバイバル時のチラシでも満足感が得られるものです。

数多い名作リバイバル時のチラシの中でも特に好きなチラシは
『エデンの東』70年リバイバル時のものです。

絵柄、横長の変形2つ折りという、この二つの点が妙に気に入ってしまい、
気づいたら4枚も集めていたほど、一時期このチラシには夢中になりました。
ちょっとしたチラシ中毒ですね(笑)  また、“カッコイイ”と感じるチラシでもあります。
アクション映画や西部劇映画のチラシなどでは、比較的“カッコイイ”チラシは多いけれど、
ドラマ映画では、意外と少ないかな?と思うので、尚の事、
引き立つものがあったと感じます。  こうして複数枚集めた甲斐もあったのか、
中側に違いがある事も知り、時に同じチラシを何枚か集めてみるのも
悪くないなと思ったりもしてます。




開いた状態の表面

『エデンの東』
1970年リバイバル時



第8回 館名無しのチラシ〜     2004/01/27 UP


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愛すべき御婦人たち
チラシを収集する上で、デザインや色彩の次に自分が拘る点は館名。
コレクションを始めた当初は、それほど館名が入っているかいないかは、
気にしていませんでした。
入っていなくても、それはそれと言った感じでしたし、
欲しかったチラシが入手出来ればそれで良いと言う感じで。

それが、徐々に収集をして行くうちに、館名の無いチラシに
物足りなさを感じるようになり、欲しいチラシでも、
館名の無いものは、避けるようになっていました。

所が、このような考えが失敗の始まり・・・・。
作品によっては、最初から館名の無いタイプのチラシが有ると言う事を
知らなかった時期、かなりの数のチラシが目の前を
通り過ぎて行っちゃいました!!(笑)
今考えると、本当に大失敗をしたと後悔、後悔・・・・(涙)
あの時、そのようなタイプのチラシが有る事を知っていれば、
もっともっと充実したコレクションになっていたかも???

今回ご紹介したタイプのチラシは、いくつかチラシ本に載っていますが、
実際に映画館で配布されていたものなのかは、不明です。
それでも、“映画のチラシ”には変わりはないので、
他のチラシ同様、大切な1枚です!



第7回 自主収集第一号〜     2004/01/16 UP


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スター・ウォーズ エピソード1
自分が好きな映画は昔の作品が殆どなので、
映画館に行って、リアルタイムで上映されている作品を
見る事は無く、チラシを集めに行く事もありませんでした。

所が、ネットを通してコレクターの方から
新作のチラシを頂くようになり、自分も一度は直接
映画館に行ってチラシを手にしたいという気が湧き始めました。
そして記念すべき“自主収集第一号”が、今回ご紹介の
『スター・ウォーズ エピソード1・ファントム・メナス』のチラシです。
自由に持って行っても良いとは言え、やはり初めての事ですから、
何となく周りの視線を気にしながらの、ドキドキGETでした(笑)
  (別に後ろめたい事をしている訳じゃないのに・・・あはは)

こうした行動が、更にコレクションの面白さ、楽しさの幅を
それまで以上に広げさせてくれた様に思います。

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第6回 作品に感動〜     2004/01/13 UP


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『鉄道員』
1973年リバイバル時のチラシ
自分の場合、初心者の頃は、年代とデザインを重視して収集していました。
映画パンフレット、ポスター等も昔のイラスト系のものが好きで、
現在の作品では、お目にかかれない色彩等に惹かれたものです。

ですが、時にそう言った事とは関係なく、作品自体に感動して
入手した思い出のチラシがあります。今回ご紹介の『鉄道員』です。
作品を見て特別な感動等を持って集めたチラシは、何年経っても
他の目的で集めたチラシとは少し違った思いなどがあるものです。

時々ファイルを眺めていて、そのチラシの所を捲ると、
作品の内容や初めて見た時の事、チラシを手にした時の嬉しさなどを
鮮明に思い出したりして、つい長く眺めてしまう事がよくあります。
また、逆にその作品をビデオで見ている時、そのチラシが
頭に浮かんだりする事もよく有ったりして、ファイルを出して来て
作品を見ながらチラシを眺めることもあります。




第5回 近年の中では〜     2004/01/05 UP

『ドラゴンヒート』
1999年作品 香港映画
ネットをするまでは、近年のチラシに殆ど興味が有りませんでした。
と言うか、近年の映画自体に興味が無かったので、
チラシも極一部の作品しか集めていなかったのです。
それが、ネットで知り合ったコレクターの方々から頂いたりする様になり、
徐々に最近のチラシに対しても感心が湧く様になりました。
その近年のチラシの中でも、『ドラゴンヒート』のチラシは、
近年のチラシに対して、大きく興味を抱かせてくれる
切っ掛けのチラシとなったのです。

横長の変形、そして昔のチラシのようなデザイン。
紙質もざら紙の様な素朴感がある、何処か懐かしさを感じる紙質です。
最近は本当にチラシの出回る数が多くなり、
色んな形・デザインのチラシが増えましたが、
今のところ、自分の中では、この『ドラゴンヒート』のチラシが、
近年の中では上位にランクするほどお気に入りです!
なかなか、自分の希望通りのチラシなんて出て来ないものですが、
時にこうして“大当たり!”と感じるチラシに出会えると、
何か得をした感じになって嬉しいものです(笑)



第4回 自業自得〜     2003/12/29 UP


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『新・夕陽のガンマン/復讐の旅』
1968年初公開時
ジャケットサイズ



コレクターの中で、人気度が高いジャンル、西部劇映画。
特に、60年代の作品には、独特の迫力を感じさせてくれる
デザインが非常に多くみられ、それに惹かれて収集人口も多いのではと思います。

自分が初めて60年代の西部劇映画のチラシを入手したのは
『新・夕陽のガンマン/復讐の旅』。西部劇のチラシとしては
少しシンプル系のデザインではありますが、それでも大変満足でした。
このチラシ、ジャケットサイズなんですが、たまたま自分が入手したのは、
裁断する際に若干のズレが生じた感じで、片方の縁に少々の余白あり、
ちょっとだけ横長かな?って感じになっていました。
何となく気になったので、思い切ってその余白を切る事に。
   (今考えれば止めておけば良かったものを・・・)
きちんと定規をあて、カッター・ナイフで一気に「スパッ!!」と。
当然、上手く切れたと100%思い込んでいました。

と・こ・ろ・が!!よく見ると斜めにずれたりして失敗!!
再度、試してみたが、またまた失敗!!
明らかに、何もしなかった時とは形が変わってきたのを見て、軽い動揺(苦笑)
「うわぁ!!どうしようぉぉぉ!!!」徐々に焦りが出てきた。
最後のチャンスとして、再再度試してみた。その時は、もう元形を失っていました(苦笑)
元々、正方形だったチラシは、いつの間にか縦長に姿を変身していたのですぅ・・(涙)

こうなったら、もうどうにも収拾がつかないのは当たり前のこと。
自業自得とはいえ、ややしばらく変形型に変身してしまったチラシを眺め、
つくづく、人間慣れない事はするもんじゃないなと言うことを、実感させられました(笑)
何年か経ってから、運が良いことに、また『新・夕陽のガンマン/復讐の旅』の
チラシを入手する機会に恵まれ、その時のものは、全く問題なく
現在もファイルの中で光り輝いています(笑)
(画像のチラシは、二回目に入手したものです)



第3回 ぼやぼやしてたら・・・〜     2003/12/27 UP
チラシを収集する中で、通販リストを眺める事も一つの楽しみです。
まだコレクションを始めた頃、数件からリストを取り寄せ、
それを見ているだけでも、結構ワクワク感があって楽しかったのを思い出します。

例え直ぐに入手出来なくても、「いつかはきっと!!」と言う意欲が湧いてきますし、
こう言った目標があればこそ、コレクターとして長続きできるのかと思います。
  
この頃、60年代の作品で欲しいチラシが何枚かあり、「まぁ、そんな簡単には売れてないだろう・・・」と、
余裕の気分で早速電話で在庫の確認をしてもらいました。
2分ほど待って店の方が「売れちゃいました。売れちゃいました・・・・・」の連呼。
「ガク〜〜〜〜ン」(フラフラ〜)ショック!!!
「わぁぁぁぁぁ!!!!こんなにも競争が激しい世界なのか!」
と言うことをつくづく実感させられた瞬間でした。

どんな作品、ジャンル、スターのものが人気が高いなども、一切知らない時でしたし、
まさかそんな簡単に売れてしまっていたとは・・・トホホホ・・・(泣)
まぁ、気を取り直して「今度こそは!」と思いながら、またまたリストを眺める日々が続きました。
こうしている間にも、どんどん自分の欲しいチラシは売れていったとさ!(笑)



第2回 初めての3枚〜     2003/12/26 UP



 
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●初めて入手したチラシ●
今から15年ほど前、書店で『洋画チラシカタログ1149 パート2』(近代映画社)
と言う本を見つけjました。「はて?一体、どんな本なのか??」と思いながら立ち読み。
カラー刷りと単色刷りで幅広い年代のチラシが数多く紹介されており、
即その本を買って帰りました。
この一冊の本が切っ掛けで、まさか今日の長い趣味に繋がるとは・・・(笑)

家でゆっくり読み始めて行くうちに、映画チラシという物に興味が湧いていき、
特に、50年代、60年代のチラシのデザインに関心が強まっていきました。
更に「これは実物を見てみたい!」と思い、三年ほど経過してから、
通販で初めてのチラシを購入しました。
なぜ、こんなに年数が空いたかと言うと、チラシ自体に興味は湧いていたものの、
実際に買ってみようとまでは、まだ思っていなかったのです。
ですが、やはり一枚くらいは買ってみたいなぁ・・・と思い、いよいよ意を決して買う事に!
と言っても、そんなに大げさな事ではないですが・・・(笑)

ただ、さすがに50年代、60年代のチラシとなると、驚きの価格!!とても手が出ない!
当時、映画チラシの相場の事とか何も知らなかったので、
「なぜ、こんな薄っぺらい紙が、こんなに高価格なのか」と思ったものです。
 
そこで、まず物は試しという事で、初めは手頃な価格のチラシから購入しました。
『ローマの休日』70年リバイバル時、『グレン・ミラー物語』71年リバイバル時、
『暗くなるまで待って』71年リバイバル時の3枚。記念すべき初めてのチラシです。

そのレトロな雰囲気に一気にのめり込んで行き、何とも言葉に言い表せない感動を覚え、
それまで抱いていた“薄っぺらい紙”と思っていたのが申し訳ないほどでした(笑)
勿論、この三枚は今でも、大切なたいせつなコレクションとなっています。



第1回 憧れのチラシ〜     2003/12/25 UP


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『明日に向って撃て!』
1970年初公開時
B5二つ折り
今から10年ほど前、その頃、寝ても覚めても憧れていたチラシがありました。
この『明日に向って撃て!』のB5二つ折りチラシです。
ご覧いただいてお分かりの様に、全体に無駄のないデザイン、
色彩に非常に惹かれたものです。更に入手してから知ったのですが、
紙質が少し厚手で高級感を感じさせてくれます。

当時、『明日に向って撃て!』B5二つ折り相場価格は、
1万円〜1万5千円くらいで、チラシを収集し始めた自分には、
とても“ホイ!”と軽い気持ちで買う気にはなれませんでした。
でも、いつもチラシ本などで見ていて「いつかは絶対!!」と
思っていたところに、
輝かしい『明日に向って撃て!』のB5二つ折りチラシが入手出来、
それは実に嬉しい出来事でした。

但し、相場価格で購入したのではなく、東京の某ショップで企画していた、
“チラシの福袋”なるもので入手する事が出来たのです!
この、“チラシの福袋”には、数千円〜1万円以上のチラシが、
12枚くらい入っており、平均すると一枚、800円ほどという夢の価格!

その中に憧れの『明日に向って撃て!』B5二つ折りが!!
今でも、大切なたいせつな一枚となっています。
まぁ、コレクションって、なかなか入手出来ないと、
挫折感を感じるものですが、ある意味、それが“収集の面白さ”を、
何倍・何十倍にも感じさせてくれる起爆剤になっているように感じたりもします。