しょう  りゃく   じ 2002.2.2
正暦寺

大晦日酒母

〒630-8413  奈良市菩提山町157 

TEL:0742-62-9569/FAX:0742-62-9225

大晦日

  108つ除夜の鐘つき風景

撮影 楠田至功
12月31日 午後11時30分  〜 1月1日 午前0時30分頃
 21世紀より本堂前を中心として、数百本のロウソクの灯りで見事に境内が浮き上がっている。
 正暦寺は、正暦3年(992年)一条天皇の勅願により関白九条兼家の子兼俊が創建。大寺で渓流を挟んで八十六の僧坊が建ち並び偉容を誇ったが、平重衡の南都焼討の際全焼し、建保6年(1218年)信円僧正が真言密教・法相宗の教学禅定の道場として再興された。本尊薬師如来倚像(白鳳時代)は台座に足を開いて腰を掛けておられる。本堂、鐘桜、福寿院を今に伝えている。

 秋は「錦の里」と呼ばれ、もみじ1,000本が山を彩る。

   ( 南天  3,000本    福寿草  350本 )

                特別拝観 :  春 ; 4月18日〜5月8日

                          秋 ; 11月1日〜11月30日

酒母

  奈良県下、地酒酒蔵14銘柄の源

 渓流 菩提仙川は「清酒発祥の地」と言われ、この地において室町時代に「濁り酒が清酒に改良された」と伝えられている。

近年この地で地酒の酒母作りに成功され、奈良県下、地酒酒蔵14銘柄の源と成っている。

酒母「シュワー」と口の中で広がる。

こんなの初めて!

 この酒母は、奈良県下14の酒蔵でつくる清酒研究会が主体で、地元産の「コシヒカリ」と

乳酸菌を仕込んで混合後、3日間寝かし、蒸し米や酵母を入れると酒母の完成。

この乳酸菌は正暦寺境内の菌を奈良県工業試験場との合同で作られた。

 その後、各酒蔵に持ち帰られた酒母は、

それぞれ独自に蒸し米や米麹を加え個性的

な風味の異なる地酒と成る。

 平成14年度は、1月6日に清酒

研究会のメンバーが集まり、酒母

づくりが行なわれ、1月20日に完

成し、各酒蔵に分けられた。

 本年、精華分団の「文化財火災予防運動に伴う訓練」は、正暦寺 様で執り行いました。

平成14年1月20日 午前9:30頃より

To Top         奈良市消防団 精華分団