奈良県高市郡明日香村橘
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聖徳太子
聖徳太子像
天台宗
もともとは橘の宮という欽明天皇の別宮があったが、宮を改造して創建されたのがこの橘寺で太子創建七カ寺の一つであり、当時は東西870m南北650mの寺地があり、金堂、講堂、五重塔など66塔の建物があった。681年失火により10房焼失、1148年落雷で五重塔焼失、鎌倉時代に三重塔が再建されたものの1506年に多武峰大衆により焼かれ、寺はその面影を失った。
江戸時代には正堂や念仏堂まで大破し僧舎が一棟だけになったという。1864年再建され、江戸中期より天台宗(以前は法相宗)となった。現在は太子堂、経堂、観音堂、鐘楼などがある。飛鳥では南面の伽藍が多いが、橘寺は珍しく東面している四天王寺式。