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島根県八束郡美保関町美保関530
電話 0852-73-0712
奈良時代
浄土宗
前身は真言宗三明院といわれ、奈良時代に行基が、5体の仏像を刻んで安置したとの伝承がある。 天正年間(1573〜92)、正阿順慶が再興し、浄土宗仏谷寺とした。
隠岐に流される後鳥羽上皇・後醍醐天皇が、風待ちのためここを行在所としたといわれ、本堂に両天皇の木像を安置している。 後鳥羽上皇は在島18年で島で没し、後醍醐天皇は脱出し、復権したのは史上有名。
門の右手に宝物殿・大日堂があり、有料拝観できる。 木造の薬師如来坐像・聖観音立像など5体は国の重要文化財。 平安初期のものとみられ、出雲様式という素朴な姿がすばらしい。
門の左わきに、江戸時代、放火の罪で火刑に処せられた八百屋お七の恋人、吉三ゆかりの地蔵がある。 お七の霊を弔うため諸国を巡礼し、この地で亡くなったとの伝承がある。
2003年04月28日 観光