消印工房
わたしの作った風景印1 徳島名東郵便局
2002.5.4 使用開始 〒770-0047 徳島市名東町 2−539−3
 TEL 088-632-7850 
徳島名東郵便局風景印【図案説明
袋井用水、堤のサクラ、楠藤翁頌徳之碑(徳島県指定文化財)、瀟洒なデザインの加茂名南小学校、スダチの花(県花)と実、眉山
、スダチにやってくるナガサキアゲハの♀。
 記念絵葉書をJPS徳島支部にて作成しました。
 おかげさまで完売しました。
 <四国郵政よりの公示図>      <申請イメージ図>
20020504 徳島名東局風景印公示図20020504 徳島名東局風景印申請図
昔、このあたりは水が充分でなく、荒地が多く水田も少し日照りが続くと稲が枯れてしまってお米が少しも取れなかったそうだ。当時島田村(今の徳島市中島田町)の庄屋をしていた楠藤吉左衛門さんは水源を見つけてこの村を栄えさせようとあちこち水の出そうなところを探し、葦が生えている下には水源があるに違いないと思いを固め、元禄5年(1692年)郡奉行に水源地を掘ることを願い出た。
幅18m、長さ360m、深さは2mから1m・・・その池を半分に縮めて掘る許可が出たのはようやく元禄7年。
しかしいざ掘ってみると水は出ず、更に私財を投じて足掛け7年、とうとう水源地は完成し、以来、村の人たちの暮らしはずっと楽になったそうだ。
 また明治の末からはこの清流は製糸工場の工業用水としても利用されてきたそうだ。
 ・・・そういう感動的なお話があり、この
石碑にはそのことが記されています。中央に描いたのはその袋井用水水源地で、その堤には桜が植えられ、季節にはそれは見事に咲き誇り、町の人の憩いの場所となっているそうです。スダチは徳島名産で、こちらの郵便局では「スダチゆうパック」を扱っていること、県の花がスダチの花なので図案に入れて欲しいとのことでした。
まだまだ不満な部分もありますが、
局舎新築10周年記念日に合わせ、使用開始したいとのご意向ですので、今回はこのあたりで筆を置きました。
        2002.2.13記
 袋井用水水源池と楠藤翁頌徳之碑(徳島県指定文化財)、瀟洒なデザインの加茂名南小学校、スダチの花(県の花)と実、眉山・・・要望をほぼ取りいれてみるとこうなる。
 資料は地図と写真、HP。写真はいろいろな角度から撮ってあり、初めはその膨大な数に圧倒されたが、地図にどの地点からどの方角を見た写真、と記号をつけてあって、1枚1枚整理していく内に自分が歩いて見たようにだんだん分かってきた・・・。(^_^;)
 さて、それからは、この5つのものをどう組み合わせるか・・・?
最初は紙に鉛筆で一つ一つの物を描いてみて、更にそれを10センチの丸枠の中に組み合わせながら描いていく。用水路の向きをどうしよう、小学校はこのあたり、そうすると碑はもっと小さくなる、と鉛筆で何度も何度も消しては描き、消しては描き・・・そうしているうちにようやくバランスが取れてくる。
自分としては頭の中に大体のものがあって少しずつ形になっていくのだが、見ているほうはなんとも無駄な作業をしているようにしか見えないらしい。(^_^;)
 最初に送っていただいた資料に加えて、第2団は用水路の堤、眉山の稜線、そして今日、用水路脇の桜堤の写真が届き、ほぼ形が固まった。(^.^)
スダチに付いては、柑橘類であるから、調べていると必ずアゲハが来ている。(^.^) と言うことはやはりチョウが入りたいと言うことのようだ。(^^ゞ
 ラフスケッチを郵便局との橋渡しをしてくださっているJPS徳島支部の方に貼付ファイルでお送りして見ていただいたところ、桜と碑を大きく、小学校はもっと小さく、ナミアゲハではなくナガサキアゲハの♀がよいとの提案。ご要望を入れて調整していきましょう。(^^ゞ

                2002.2.9記

左から楠藤翁頌徳之碑、スダチの花、袋井用水(2002.5.4撮影)

左からスダチにやってきたナガサキアゲハ、加茂名南小学校、眉山(2002.5.4撮影)

台切手:2002.3.20発行 ふるさと切手四国版
「徳島県の花と実・スダチ」
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