前回の「パソコン郵趣部会展」のときに、小型印作成の役目をいただいたので、今回も描かせていただきました。(^^ゞ
1回目は次回以降のことなど考えていなかったし、消印のことも理解が浅かった・・・(^_^;) 賛否両論だと思うが、わたしとしてはとても気に入っています。(^.^) これもご相談に乗ってくださった皆様のおかげです。ありがとうございました。

20020222 豊島局小型印 パソコン郵趣部会展'02 JPSパソコン郵趣部会主催      
「パソコン郵趣部会展 '02」 
  2001. 2.22〜24 於 切手の博物館  
            豊島郵便局    

 JPSパソコン郵趣部会     
   世話人 山 本   昂   
     yamamott@fp.catv.ne.jp 

   問合せ・総合連絡先     
     〒300-0814         
     土浦市国分町10-17    
         奥 井 富 雄  
     okui@mba.nifty.ne.jp 

パソコン郵趣部会展 ’02 小型印  パソコン郵趣部会の方のご協力を得て、原図を描き上げました。
16日に素案を掲載してご意見を募ったところ、概ねウィルスが分かりにくいとのことでした。
 切手のウィルスの模型にこだわることも無い、実際のウィルスの写真を見繕って送りましょう、と言うことになり、
T4、タバコモザイク、HIV、犬パルボ、ポリオ・・などの中から、相談の結果、T4(左)が選ばれました。
 後1つをどれにするか、
右端のφX174くらいしか選びようが無くて行き詰まってしまったのですが(あまり怖く見えない(^_^;))、次の日、アデノウィルス(中央)の図を捜し出してくださいました。T4が実際の顕微鏡写真ですから、アデノウィルスのほうも生きているような感じにアレンジしてどうにか組み合わせることができました。T4に関しても、頭はタンパク質の殻でできていて六角形の板を張り合わせたような無機的なものだそう。そういう専門的なことを伺いながらイメージを作っていきました。
 ウィルスなんて小型印に相応しくない、と却下されなければ良いのですが・・・ 今年、
は気持ち悪いからと勝手に蝶に描き変えられた例があるので心配でないこともありませんが。(-.-) 最近猛威を振るっているコンピュータウィルスは部会だけではなく全世界的にも問題で世相を現している、と説明をつけておきましたが。(^^ゞ     2001.12.20記

小型印の申請は50日前だと言うことだが、ちょうど年末にかかってしまうし、「郵趣2月号」の原稿締め切りが20日なので、一応小型印の締めきりも20日だと思うことにしておいた。
 さて、最近のパソコン郵趣部会のメーリングリストの大きな話題は
「コンピュータ・ウィルス」だった。ウィルスに侵されたパソコンが知らぬ間にウィルスを添付してメールを発信してしまう・・・それもメーリングリスト宛に勝手に送られると、登録しているアドレス全員に・・・!
 ウィルス対策が完全にはなされていなかったり、うっかり罹患してしまうと駆除に苦労することは必至だ。そんな質の悪いウィルスが立て続けに3種もやってきたので、パソコン郵趣部会のメンバーは戦々恐々・・・ でも、悪いことの裏にはよいこともあるもので、わたしたちは多くのことを学んだ。ウィルスソフトのデータやエンジンは常にアップデートすること。どのメールソフトが狙われやすいか、メールソフトの設定はどうしておいたらよいか・・・。
 そんなことで、今回の小型印は、メンバーが真剣にウィルス対策に望んでいる姿を現している(つもり)。
1回目の小型印でパソコン郵趣部会のキャラクターにしていただいた
「マウチュー君」は、あちこちからやってくるウィルスをなんとか退治しようと真剣だ。マウスに飛び乗り、一所懸命操作している・・・ 
・・・今回のウィルスはワーム型で、ルアーフィッシングで使うワームのようなものにしようかと考えていたが、マウスが口を使うものか、前足を使うものか、今一つわたしの中で動きがつかめなかった。そんなとき、「さくらカタログ」を1ページずつ見ていて、
1984.8.1発行「第6回 国際ウィルス学会議」の切手が目に止まった。ウィルスの模型図が入っている!
ウィルスもワームも、ウィルスソフトの警告マークに出てくるような絵は使いたくなかったので、これなら、と思った。この消印を使うのは郵趣家ばかり。切手好きならこの意味もわかってもらえるだろうし、第一カバーを作るのに最適な切手があると言うのは、一番ありがたい。・・・こうなってくると、マウチュー君はひとりで動き出した。ネズミの本、ハムスターや小動物の飼い方の本、などを見て、マウスが緊張している状態はどんなものだろうか、おびえ、でもなく、けんか、でもなく・・・と、想像して描いたのがこのマウチュー君です。ただし、自信がなかったので、製薬会社にお勤めで実験用マウスに詳しい方にこの図をご覧いただいて、不自然がないかお聞きしました。了解をいただきましたので、おおよそこのデザインで行こうと思いますが、ウィルスの模型図が後1歩ですね。(^_^;)  2001.12.16記
 
20020222パソコン郵趣部会展’02小型印
 台切手 1984.9.1発行 「第6回 国際ウィルス学会議」
     1975.4.15発行 「ねずみの浄土 出会い」 

こちらは公式カバーとして洋7封筒で作りました。
 「マウチュー君」を大きく入れたカバーも作りました。(^.^)
昨日参観された方で、マウスが大きすぎる、もっと小さくてやせていないと満足できない、来年はもっと本物のマウスに近づけてね、と言われました。・・・まぁ〜、なぁ〜んて注文の多い・・実験用のマウスを扱っている方がこれでよいとおっしゃったのに・・・(-.-)・・・とそのときは思いましたが、次回はその人をも満足させる小型印を描いてみたい、と思います。(^^ゞ 「電気」をテーマにしている方にとっては大きな問題のようです。(^_^;)
 小型印の意匠を見て、これは何の昆虫ですか?と期待していらした方もあるが、残念ながら脇役はウィルスです。(^_^;)
多くの人を満足させる小型印が描けるようになりたいな、と思いました。(^.^)  2002.2.24記


トップページへ戻ります。