消印工房
わたしの作った小型印その2

 記念の切手展に小型印がないと寂しい! と、記念会の幹事さんをを焚き付けて作成。しかし、こちらは大変難航しました。

ただのお祝いではだめなので記念切手展を開くことにする。30周年に因んで30歳くらいの河童が筑波山の不発行切手のそばで酒を片手に越し方を振り返っている、と言う図のリクエストで絵を描いた。(図1)

 関東大震災で発行できなくなったご成婚記念切手のことも初めて知った。(^^ゞ 図書館で河童の本をたくさん借りて勉強、日本全国にある河童伝説、河童のレントゲン写真?そうではなくて骨格図もとても参考になった。(^_^;)

ところが、関東郵政では「河童は架空の生物だからだめ」「不発行切手の菊の御紋が特定の宗教に当たる」「個人的な名称は入れてはいけない」とのこと。牛久局の風景印には「河童の碑」が出ているので「碑」で妥協、名称も「趣味の切手展」に。趣意書の書き方が断定的だったので、もっと“イメージ”と言う言葉を使えばよかったかも。

河童を使った風景印も小型印も全国にたくさんあるのだが、関東郵政内ではどうしても捜せなかった。また、その直後、ていぱーくで開催された「日本切手の20世紀」展では件の「不発行切手」がまともに小型印に使われたのだから大変悔しい思いをした。(図2)

 それでも自分たちの小型印ができてみると、かわいいもの。(^^ゞ (図3)

20001110牛久小型印原図
(図1)
2000111720世紀展小型印
(図2)
20001110牛久小型印
(図3)
 JPS土浦支部の開催  
 「趣味の切手展」  
  “創立30周年記念切手展”
  2000.11.10〜18 牛久郵便局にて。

 JPS土浦支部       
   会  長 橋 野 正 美 氏
   世話人 奥 井 富 雄 氏
 河童の絵を描いたはよいが、台切手は何にする? こういうときは思いっきりカシェで遊んでみます。茨城にゆかりのある切手を使い、強引に河童を登場させました。実はどれもお気に入りです。(^^ゞ
30周年カバー1
1984.2.10発行 国際科学技術博覧会 Tsukuba Expo'85
シンボルマークとマスコット・コスモ星丸
30周年カバー2
1990.5.1発行 ふるさと茨城 「七つの子」
30周年カバー3
1993.3.26発行 ふるさと茨城 「袋田の滝」
30周年カバー4
1976.5.22発行 国土緑化運動
杉林と筑波山に梅
30周年カバー5
1990.4.27発行 ふるさと茨城 「バラ」
30周年カバー6
1984.2.10発行 国際科学技術博覧会 Tsukuba Expo'85
シンボルマークとマスコット・コスモ星丸
但し、「七つの子」はもうあまり入手できませんで、公式カバーでは慶事用切手を使ったり、「バラ」に到ってはほとんど持っている人はいませんでした。(;_;)


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