術後に思うこと
 
ここは、退院後の様子を日記形式にしてあります。闘病専用の日記をパソコンでつけていましたが、日を経るにつれて、回復が進むにつれて、書きこみは減り、ついには忘れてしまうようになりました。これは良い傾向??
今(1999/9現在)、読みなおしてみると、いろいろ思い悩む自分が可愛く思えます。


98/5/24(日)

今日で退院後4日め。当初来週から出社する計画だったが、上司の意向もあり、1W伸ばしてもらった。
右肩は凝ったように、動きが悪い。傷口周りは、時々むずかゆくなるというのは、血が通い始めたという事か。首の動きは、さすがに退院直後よりは、改善している。就寝時や、寝返りの時でも以前のようには意識しなくなった。

切除部である、右首筋の硬直はまだまだである。また、この部位の皮膚感覚はまったくなく、まるでプラスティックが挿入されているような感じだ。リハビリは、軽くダンベルや、体操程度。慎重に動かせば段々動くようになる。今の段階では、散歩やサイクリング等、全身運動を中心にやったほうが良いかもしれない。

薬は、10日分の投薬で、腫れ止めを毎食後飲んでいる。飲まないと結構腫れる気がする。特に暑い午後や、夕食後は顕著だ。

運動能力も含めていつになれば回復するか、ちょっと見当がつかない。3ヶ月ではゴルフは無理だろう。半年あればできそうだ。3ヶ月後に立山に行けるだろうか。相良はどうなのだろう。日焼けはよくないのだろうなぁ。

残った甲状腺の再発防止にホルモン療法をする場合があると本にあったが、H先生はどうするだろうか。この病院では、他の症例では再発はあたりまえなので、深く考えないのではないか、というのが心配だ。今度、聞いてみよう。

風呂上がりはさすがに、首周りも軽い。やはり、血行のなせる技か。昼間も時間をみてサイクリング等、血行促進の運動をすべきか。

98/5/25(月)
右耳と右あごは、少し感覚が出てきた。ちょうど、正座の後のしびれの感じだ。時々さすれば、回復するのだろうか。頭も右側の毛のある部分は感覚が出てきている。その他の右側部分は無感覚だ。フェイスタオルを濡らして、無感覚部分も含めて久々に(初めてか)拭いてみる。皮膚の表面を何度も何度もさすってやる。目に見えては変わってこないが、希望を持ってやってみよう。

このところ、暇というか、病院の時からの癖で昼寝をしている。会社では眠たいことだと思う。昼寝の効用はこの年になって初めて知った。昼寝によって、早寝、早起きが無理なくできるのだ。病院の場合は、早起きが極端になり、する事がないので、昼寝になるのだが。

昼に丸忠(回転寿司)に行った。旨くて、食べたいのだが、残念ながら、首が締まる感じがして、以前のようにはパクパク食べられない。夜は、ゆっくりとビール飲みながら食べるので苦にならないのだろう。

ビールは飲みすぎかもしれない。女房も開けるので、350を2本では納まらない。血行の促進という意味では良いのだろうし、実際にビールを入れると、精神的な高揚感と共に、体も軽くなる。それでも、後から特に甲状腺切除部だと思われる痛みが出てくる。これも、そんな事もあるという程度の話だが。

5/26(火)
このところ、寝起きの恐怖が少なくなってきた。以前ほど、寝るとき、起きるときに首をかばう必要もなくなってきたからだ。それでも、まだ意識せずして床につけないし、寝返りも右向き体勢は難しい。左向きであれば無意識にできるようになったというのは、やはり回復しているという事なのだろう。

痛感のない部分はリンパ節隔清の部分だというのが、わかってきた。これは、もとに戻るのだろうか?まぁ、戻らなくても、実生活には影響はないが。痛感喪失よりも、リンパ節隔清の後がひどく腫れていて、プラスチックでも挿入したような感じになっているのが、どう変化、回復していくかを知りたい。どうも、これがネックとなりそうだ。
首の運動とかを平気でやり出した。
昼食の時には前かがみになるが、この姿勢が今の腫れに反発されて食べにくい結果になる。これがどこまで改善されるかも、チェックポイントになるだろう。
では、暇なので、電池でも買ってきます。女房はパートなので、一人で行きます。

今日はついに自転車で愛知池まで自転車で行ってしまった。段階的に進めようと思ったのだが、サイクルウェアに着替えてしまえば行けるところまで行ってしまう。今回は例のデジカメを手に、道端の花などを撮影しながら進んだ。そのつもりで観察すれば、花は多い。当然、名前は知らない。サイクリングはさすがに長年慣れ親しんだせいもあり、どんなコンディションであれペースを作って走れる。今日のコンディションは普通であった。で、ビールを飲んだ時と同じで、右側の凝った部分はぐっと軽くなる。

5/27(水)
今日は退院以来、初めての外来診察日で、朝から一人で病院に来て時間待ちしている。シートベルトが右肩にあたるとむずかゆいので、右手で引出しながらの運転は苦労した。昨日より、腫れ止めの薬はやめた。(ちょうど、なくなった)首の動きは依然に比べればずっと楽にはなっているようだが、時折、右あごから右胸にかけて、例のむずかゆさが走る。まぁ、これは大きな障害と言えるようなものではない。

H先生の診療が終わった。組織検査の結果、リンパ節に広範囲に転移があったこと、予防のために3年ほどホルモン療法を行う事、首の腫れは動かして直した方が良い(?)など、指示があった。腫れ止めの薬の件は、聞くのも忘れてしまった。また、テープも丁寧ははがしてくれたが、また、貼らなければならないな。

広範囲の転移というのは、ちょっと気になる。言ってみれば、それだけアクティブだったという事で、T先生の話していた、中年の男性の乳頭癌の中には、非常にアクティブなものがあり、神経を使うという、その例にあてはまったという事か。ただし、ホルモン療法は一般的な治療方法なので、これを続けて様子を見れば心配は要らない?

自宅で本格的に風呂に入って、その傷口の奇麗さに驚く。前はアカとか、手術時の汚れのなごりでグロテスクに見えたが、このまま色が薄くなってしまえば、皮膚の皺と見分けがつかない。とはいえ、今後の美容を考えてちゃんとテープは貼る事にする。さすがに、自分では貼れないので、賢治に手伝ってもらった。貼ってみると、本当に効果があるか疑問に思っていたものが、それぞれのテープ片が頑張って皮膚の表面の力を分散して受けているのがわかる。こんな事で傷口の予後が変わってくるのだという、驚きである。

5/28(木)
午後からは、必ず微熱が出るようだ。ただし、これは術前にどうだったかはさだかでない。定期的に体温測定する習慣も入院でついたものだ。

今日もまた、短期サイクリングに出かける。愛知用水から五色園入り口の川添いに下ってくる、いつもの道だ。これは、手術前とかわらない。水泳は、まだ行くのがはばかられるが、こちらも、手術前と変わらないと思う。

ゴルフクラブも振ってみたが、これは、かなり時間がかかるかもしれない。右腕が動かないのか、右腕の位置が低くなる。昔のように振れるようになるのは、数ヶ月先になるだろう。

今日は、夕方サイクリングに出た以外は、終日昼寝をしたり、TVを見ていた。TVに関しては堂々日本史で銅鏡の解説は興味深く、こういう番組はやはりビデオチェックが必要だとか、やはりNHKの女優インタビュー番組で出ていた戸田菜穂(とだなほ)という女優は、なかなか知的で、女優として必要な(サッカーのFWに必要なような)きらめきのある人だと感心したりした。そういえば昔PC通信を題材にした映画の主演で出ていたと、思い出した。TVの情報もきっちりVIDEOチェックが必要なようだ。受ける情報の選別が必要だ。

患部は、傷跡はまず問題ないが、隔清部分の凝りは意識しない時はない。私の当面の予後対策はこれのみということになる。水抜きでしか対応できないとすれば、時間もかかるし、頻繁に通院しなければならないだろう。

5/29(金)-------晴れて出社の日
回復しているという実感はない。夕飯の時にも首が絞めつけられる感覚を持つ。明日はまた休みなので、希望を持とう。日曜日は法事で、また負担はかかるが、仕事よりはましかもしれない。
5/30(土)
朝の首の絞めつけ感は同じ。寝るときの姿勢は、右側でも、左側でも無意識に切り替えしがきいているので、これは回復しているという実感がある。

午前中暇だったので、会社でPCの設定をする。これがこたえたというか、やはり自宅で安静が、現在はベストかもしれない。昼食は自宅で、喉に詰まらせながら、焼きソバライスを食べる。あせらないことか。

仕事の影響か、今日は本当に動きたくもない。ひたすら、安静にと考えてしまう。リンパ液がもれて、出口がない感じと言われれば、たしかにそんな感じだ。だとすれば、リンパ液が止まれば、総て良しということになるはずだが。

今日は回復に関しては、実に消極的かつさえない一日だった。右肩に張りは残るものの、無理して肩を回すというのもやめにした。リンパ液の件が何とかなるまで、あくまで安静だ。


5/31(日) ----父の四九日法事の日--------

相変わらず、画期的には変化はない。行きは運転したものの、帰りは女房に運転してもらう。安静にしたいが、できない。車に揺られるのも良くないみたいだ。会社で外出せずにブラブラしているとうのはどうだろう。

こういう消極的な病気への対応というのは、我慢が必要ということか。自分の性分には合わない進め方ではある。それでも、しかたがない。ビールも飲みすぎはあまり良くないかもしれない。我慢、我慢ということになってしまうのか。暗い・・・

6/1(月)
いよいよ本格的に仕事だ
6/1(火)
やはり、相変わらずである。快方には向かっているのだろうけど、その変化はゆるうやかという事か、明日は外来の日である。

会社での仕事は、ただ座っているだけで、苦痛である。昼飯が喉につかえる感じがあるので、以前より、状態が悪いのがわかる。リンパ腺部の腫れが、食道を圧迫しているのだろう。

梅雨に入ったそうである。野茂が退団するそうである。リンパ腺の(あったあと)の状態は相変わらずである。曇り空で気温が低い分だけは、良いと思う。

6/3(水)------本日H先生の外来----
テープは普通の肌色のものを切って使っている。自然に剥がれるまで放置すると、粘着剤がドロドロになって、掃除が大変なので、一日おき程度で貼りかえるようにしている。これは自分ではできないので、私がテープの切断、張りは家人にお願いしている。

回復度合は本当に遅々としたものである。相変わらず、車の運転時には、シートベルトが肩先に当たるのが気になり、胸の部分をはずして乗っている。寝るときは、さすがに寝返り等、就寝体勢の問題はなくなった。明日は少しは良くなるだろうという希望を持って寝る、というのが以前にはなかった事だ。

今日はAmericanFamily用の診断書を先生からいただいたが、あらためてCancerとか書いてあると心配な気持ちになってしまう。とある甲状腺のHPを覗いてみて、癌なので再発もあるとも書いてあるし、頭の中ではわかっていても、また、その対策のために治療をすることになっていても、心配になる。他の人に話しても、自分の事でもないので、そこまでの知識を持つ人も少ないだろう。これまで、これ以降と人生が変わってしまうのか、鬼門に向けて下り坂の人生となってしまうのか、どうしても考えてしまう。
ただ、今日病棟で合った、抗癌剤治療の彼らと比べれば、そんな事を考えるのは贅沢だ。そのように思いたい。

6/4(木)
相変わらずなのだが、かばうだけでも直らないし、気分的に落ち込む。それで、首は安静に、それ意外はアクティブにいくことにした。週末にはまたサイクリングをしてみたい。最近は遠ざかっていたダンベルも復活しよう。
6/5(金)
去年手術経験(気胸)のあるS君が来て、右肩の関節の件で、参考になるアドバイスをもらった。動かさないでいるとそうなるとの事である。少なくとも、右手は特に安静にしなければならない部分ではないので、甘やかさないようにしなければ。安静とリハビリの境はわかりにくいが、甘えは禁物だ。

というわけで、昼休みには、会社の近辺を散歩するようにしている。梅雨ではあるが、暑くもなく散歩には良い。

6/6(土)
今日は自転車に乗れなかった。最近調子悪く感じるのは、こういった有酸素運動で血行改善していないからなのかとも思ってしまう。
6/7(日)
久しぶりにサイクリングをする。やはり調子が良い。やはり血行促進のリハビリは必須のようだ。その前には、炎天下で子供のソフトにつきあった。下投げのピッチングもできる。キャッチャーもできる。バッティングもできる。ひねりの入るバッティングはイマイチだが、それ意外は積極的に動かした方が良い。平日もコンスタントに動かす環境を考えよう。

昨晩は例の鉄あれいトレーニングをした。数回続ければ、肩の鳴きはなくなる。こんな簡単な話ならやってやろうじゃぁないか。

6/8(月)
香典返しを配りまくる。おかげで良い運動になったかも。運動すれば首の血行促進には良いようだ。
6/9(火)
首の腫れは、水の問題ではなくて、血行の問題とわかって、リハビリもやりやすくなった。と言うよりも、最近になって、術後1ヶ月経過したこともあり、水の出も止まったのだろう。会社に復帰した頃、帰れる時間を心待ちにした時期からみれば、やはり回復はしてきている。

ただし、痛感の復帰は全然進んでいない。これは、もう復帰しないかもしれないし、それでも、特に困る事はないのだが。患部を叩いてみると、奥の方から、あるいは周辺から感じるが、ひふの表面のみを刺激してみると、喉の左側からあごの下、髪の生え際、右乳のジョブ丈夫とかなり広範囲に感じない。ここは、血行の問題で、何らかの障害がある部分と一致している。

6/10(水)
最近とみに調子が良い。(ことにしている?)実際問題、機能回復とリハビリ方針が見えてきたのが大きいのか。それ以上に、以前は腫れ方がリンパ液がまだ出ている感じだったのが、ただ、腫れた残骸が残っているという感じになってきたからだと思う。

時々たんが絡むのが気になるところである。腫れの部分が気管を圧迫してたんが出るのか。

6/12(金)
夕方になるとさすがに肩が重くなってくる。今日は特に昼休みも散歩してないし、工場内を走りまわったという訳でもない。忘れかけていた病気、病後(?)を思い出すときである。

こうやって考えてみれば、会社の中にいる99%の人は健康な人で、健常者の論理で動いている。これは当然だ。だが、私はその境に位置するのだ。
週末なので、スポーツが楽しみだ。雨ならば、プールに行こうか。

6/13(土)
雨なので、トレーニングはお休み。このお休み以上に、雨の場合は調子が悪いのかもしれない。夕方、買い物の後はひどかった。この、右首の強烈なコチコチをどうにかしてくれようか。ある程度風呂とかで、マッサージでもしてくれようか。
6/15(月)
自分では感じないのだが、他人から見ると首の不自由なのが気になるようだ。私としてはそれ追求されても返答に困るのだが、こんな日常にも、弱者に冷たい日本の社会を感じてしまう。私の場合、外見や機能的には完全復活の見込みがあるので、気楽なものだが、昔ながらの根性主義の押し付けには参る。

そんな事もあって、昼休みは他部署にある鉄あれいを持ち出して、屋上でトレーニングをした。ついでに、首の運動も無理してやってみる。もう、リンパ液の問題はない(?)ので、多少は鍛えた方が良いだろう。

98/6/17(水)
気分的なものかもしれないが、今日は調子が良い。なぜなら、診察の合間に1時間散歩したからだ。かな?
98/6/18(木)
今日も調子良い。昼休みの鉄あれいのせいか。
98/6/20(土)
久しぶりにサイクリングに行く。やはり調子良いか。でも、サイクリング自体は、退院直後と変わってない。

庭で、ゴルフボールを打ってみたが、こちらはまだまだ、時間がかかる。首と右腕の問題があるようだ。日常生活では感じないが、右腕を持ち上げるトップの姿勢を取るのに問題があるようだ。ゴルフ自体、できなくなっても。サイクリングや山ができるので問題ないが、会社でコンペの話を聞くと、一抹の寂しさを感じてしまう。

98/6/21(日)
退院直後のセルフタイマ自画像と、今日のものと比べてみた。当時、あごのあたりのダブつきを笑われたが、かなり締まってきている。それだけ、腫れが退いたのだろう。デジカメのおかげで、こんな客観的な判断もできるようになった。ただ、硬い部分はまだまだ大きく、ひねる時には、普通ではない。

風呂で、首の運動をしてみた。考えてみれば、良く回るようになった。医師は無理を禁ずるので、それなりに、それなりにだ。

98/6/25(木)
首のまわりは、多少良くなり、運転の不安は減ってきた。ただし、声の方は、夕方になると、気をつけていないと、変な声を出して恥をかくことになる。特に変化はない。仕事への影響もない。回復はゆるやかだ。
98/6/26(金)
初めて、一日の関東出張をこなした。元気に帰ってきた。あたりまえの事だが、やはり嬉しい。1ヶ月前は入院していたのだ。
98/6/28(日)
まだまだ、首の右側の大きな塊は残る。雨がちの日には、気になるようだ。これが、どういう具合に生体に吸収されていくか見ものだ。
98/7/1(水)
回復はイマイチ。週末運動の予定が、雨で流れることも多い。最近は残業規制もあり、結構早く帰れるので、平日にプールとか考えた方が良いかもしれない。
98/7/6(月)
考えてみれば当然だが、運転時のシートベルトが全く気にならなくなった。退院直後は、肩がむずかゆくベルトを引っ張ったり、苦労したものだ。それでも、まだまだ不自由を感じるのは、日常生活の中で、全く正常な首の動きを要求され、そのように動こうとしているからか。

休日には初めての水泳もできた。ただし、首の違和感を感じながらの泳ぎである。自転車より、首を伸ばす動作がある分、回復のベンチマークになるだろう。

大きい声に不安があったり、食事の際につっかえたり、常時、気道が右側に引っ張られる感じは変わらない。このあたりは、いったい回復にはいつまでかかるのかというところだ。ただし、仕事の面では全く問題はないし、ゴルフもできそうなレベルには回復しているはずだ。

98/7/13(月)
週末のソフトボールに誘われて、思わず行ってしまった。やはり、打撃はまだ問題がありそうだ。
98/7/23(木)
今日からチラージンが3錠になった。今のところ変調はない。肩の凝りも時々は思い出すものの、普段はほとんど気にならない。ただし、振り返りはまだだめで、特に左向きがだめである。また、気にならないというのは、こういう状態に慣れたということかもしれない。生つばを飲み込むときは、いつも首の張りは感じる。
98/8/3(月)
相良(静岡県の海水浴場)に行って、テープを止めた。約3ヶ月経過したし、テープのかぶれを考慮すれば、取り外す良い時期とも思う。起床時にある背中の痛みは、今日は少なかった。神経痛の一種かどうか、医者に聞いてみた方が絵良いかもしれない。診療は明後日だ。
98/8/8(土)
盆休みの2日め。どうも体調がすぐれず、立山はつらいかと考えていたが、タイミング良く、盆休みの天気は梅雨のぶり返しで期待できないらしく、立山はやめにした。こういう時は、屋根のある所に行くに限る。

背中の痛みなのか、凝りなのか、水曜に先生に相談してみたが、いいかげんなものだ。様子を見ることになったが、はっきりとした症状はないので、単なる運動部不足かストレスのようなものかもしれない。また、首の動きが左右非対象となっているので、背骨や、肩凝りになっているのかもしれない。退院直後はなかった事なので、気にはなる。

また、首の筋肉の硬化は、主事医も予想外らしく、前回も正直に首をひねっていた。次回の診察は4W後となる。その時にどんな状態かで、方向が決まるだろう。希望を持って。

98/8/10(月)
背中の違和感は変わらない。術後の姿勢不良、運動不足からくる凝りであるのを願いたい。軽く体操すると、以前のような肩のコリコリはなくなったが、代わりに、背骨が鳴る。そういう理由だけなら、直す方歩はあるのだ。
98/8/13(木)
図書館で、骨転移を調べたりする。あるかもしれない。背骨の違和感は残る。様子をみるしかないのか。
98/8/20(木)
今週より、強度を上げて、ダンベル、ストレッチを始めたところ、首の状態が悪くなった。3ヶ月のリハビリ生活の中で、骨の回りの筋肉が弱くなってしまっているのだろう。この痛みは、システム時代の痛みと同じとすれば、数週間続くのだが、果たしてどうなることか。

これらの結果、背中の痛みは骨転移などではなく、単に筋肉痛+αという気がしてきた。ならば、方策はクリアである。我慢してリハビリすれば良い。

98/8/30(日)
昨日は温水プールで800メートル泳いだ。これは良いのだが、今日は妙に肺に違和感がある。もう終わりではないとは思うが、肺に癌性の欠点があるのかもしれない。甲状腺ホルモン摂取による、亢進症であるのを祈りたい。
98/9/1(火)
肺が苦しいのは離型剤(工場内で使う薬品の一種)のせいかもしれない。と、思うようになった。
98/9/6(日)
昨日も寸暇を惜しんでプールに行った。それなりには快調である。
98/9/10(木)
痛みや凝りを恐れて、楽に過ごしているとリハビリにならないと思うようになった。再度次第に運動強度と頻度をを上げていこうと思う。
98/9/14(月)
この背中の違和感はやはり不安を感じさせる。不安と思う要素はないと言い聞かせて、結局は忘れてしまうのだが。いつの日か、本当の意味で健康を感ずる、言いかえれば病気を感じない時が来るのだろうか。
98/9/21(月)
このところのリハビリは、水泳とゴルフである。ゴルフはボロボロになった、的を買い換えて気分一新だ。背中の凝りよ、さようならである。調子に乗って昔のペースで練習したら、背中に少し痛みは感じたが。

今後は毎日の運動に散歩が入るかもしれないが、もう少し、ミロ(我が家の子犬)が大きくなるまで数ヶ月はお預けといったところか。

98/10/10(土)
普段は忘れていることも多いが、今日は背中が妙に痛む。HP作成の後遺症か。
また、同じ姿勢を続けた場合に骨の痛みがひどくなったように思う。甲状腺ホルモンの骨に対する影響はあるのかもしれない。まぁ、それならば何も問題はない。首のはりは、良くなってはいるのだろうが、まだまだである。軽いストレッチのみにして、マッサージや筋力トレーニング的なことはやめた方が良いかもしれない。肺もどことなく息苦しい時もある。ダイカストの離型剤(工場の中の話です)の影響ということにしてある。あるいは、背中の筋肉の変化によるものなのかもしれない。
98/10/11(日)
久しぶりにサイクリングする。どちらかと言うとイマイチな今日この頃。
98/10/24(土)
 職場で風邪が流行していて、そのせいか体調が悪い。リンパ腺が足りないせいなのか、直接肺にきて息苦しくなるのか。今日は職場懇親会で金泉閣に来ている。昨晩は深酒してないのに、久しぶりに吐いた。こんなのは、記憶にない。惨め。やはり、風邪のせいなのか。それともどこかがおかしのか。不明。
98/10/29(木)
今日は退院後初めてのゴルフであり、また、久しぶりの平日ゴルフでもあった。このところ、風邪のせいもあるのか、体調今ひとつで、今回のゴルフも最後まで回れるかどうか心配ではあったが、杞憂に終わった。体調の悪いのは、単に運動部足のせいかもしれない。そんなものなのだろうか。たしかにこの3Wくらいは、サイクリングも水泳もしていない。
98/11/17(火)
今日は小倉からの出張帰りだ。肺の状態は全く?で、薬のせいなのか、風邪のせいなのか、(風邪はひいているという感じはないが)はたまた、腫瘍のせいなのかはわからない。先生の様子を信じていきたいが、苦しくなる時にはそれなりに不安になる。今のところ、出先で入院ということにはなってないのだが。
98/11/25(水)
非常に好調であり、これは、週末のゴルフのせいなのか、薬が減ったせいなのか、はたまたただ単にそういう回復のじきなのかはわからない。背中の痛みはほとんどなくなっており、朝も寝坊しがちになってきた。やはり、整形外科的な凝りだったのだろう。こうなると自信も出てくる。

今日は夕方妙に首が気になったので、原因を考えてみると、午前中にとある展示会に行ったせいらしい。半日キョロキョロしていると、まだ、首にこたえるらしい。寒さのせいもある。

ゴルフの翌日は右の顔の感覚に問題があったのだが、これは、ゴルフで神経に影響が出たためと思う。ただ、これは問題なく、首がもっと柔らかくなれば自然に直る気がする。

98/11/29(日)
まだ時々肺が苦しい時もあるが、頻度は減ってきた。やはり、先生の指示どおり、薬が多かったせいなのか。また、背中の痛みもずっと楽になって、以前のように、朝6時過ぎには痛みで目覚めてしまうこともなくなった。それで、最近は遅刻スレスレである、別の面で注意しなければならない。

首の外科的な様子は最近また新段階を迎えたようで、首の運動が気持ち良い。本来の気持ち良さとは少し違うが、確実に回復に向かう違和感なのはわかる。とはいえ、まだ腱が露出している感じは普通ではないのだが、腱はやわらかくもならないので、これは、このままなのか。

98/12/24(木)
薬を減らしてから、息苦しいのは減った。ただ、変化が出るまでに期間があったのが、ホルモン剤の成分が1週間ほど蓄積するからだろう。今では、酒をたくさん飲んだ時に時々思い出すくらいである。

首は回すとまだ、こそばゆい。運転でバックする時の振り返りにはまだ難がある。どうしても背骨を気遣って、丁寧に振り向く。それでも、背中の痛み、これは凝りだったのだが、これはほぼなくなり、本格的に自信を持ってゴルフ復帰できそうである。年末のコンペに向けて、何年かぶりに毎週練習場に通うようになった。

98/12/26(土)
回復記録というファイルがあったのも忘れてしまった。そう言える程に回復したということだろう。
99/1/17(日)
最近寒さのせいなのか、また背骨が痛む。もともと骨が硬いのが災いしているのか。週1回の水泳もそうだが、毎日柔軟体操のようなことが必要になるのかもしれない。 
99/4/18(月)
ゴルフのスコアが上がった。(105)これは、回復のせいなのか、技術のせいなのか。


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