2010年11月の甲状腺医療情報の掲示板
細胞検査士様 投稿者:ゆき 投稿日:2010年11月23日(火)10時50分29秒
お忙しい中ご返答有難うございました。
やはり抗体があるというだけで甲状腺組織は壊れてしまうのですね。反回神経麻痺についてはあまり頻度が高くないとの事で安心しました。
細胞検査士様のご回答を参考にしましてもう一度手術を担当してくださる医師に術式についてもよく質問してみたいと思います。
有難うございました。
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ゆきさんへ 投稿者:細胞検査士 投稿日:2010年11月23日(火)01時04分43秒
橋
本病抗体(抗サイログロブリン抗体)が高いということは、つまり慢性甲状腺炎(橋本病)があるということです。橋本病は、その自己抗体(抗サイログロブリ
ン抗体)が自身の甲状腺組織に結合して、破壊していく自己免疫疾患なので、橋本病抗体がある限り、甲状腺組織は壊され続けていくことになります。しかしそ
の程度は千差万別で、予後に関してはお答えできません。
担当医からは「術後は亜全摘でもホルモン値の低下が予想されるのでホルモンのお薬は必須」と言われているとのことで、全摘しても亜全摘しても、ホルモン剤を服用しなければならない状況には変わりなさそうです。
反回神経麻痺のリスクですが、頻度的には少ないですし、投稿を拝見する限り反回神経を切断しなければならない状況ではなさそうなので、あまり心配すること
ではありません。しかし術前に「大丈夫」と言われておきながら、実際には反回神経麻痺になってしまう方もいらっしゃいますので、100%大丈夫とは言えな
い、ということも理解してください。
気管切開は、左右の反回神経を両方とも麻痺させてしまう場合に必要な処置です。これは、反回神経が左右両方
麻痺してしまうと、左右両方の声帯が気管を塞いでしまうためです。これに関しては、ゆきさんの場合はまず大丈夫と思いますが、ただ内視鏡手術ですと、通常
の手術に比べて見える範囲が限られてしまいますから、反回神経を麻痺させる確率は内視鏡手術を担当する医師に直接尋ねて下さい。
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細胞検査士様 投稿者:ゆき 投稿日:2010年11月22日(月)12時21分50秒
先日は有難うございました。お忙しい中度々すみません。
先日大学病院にて術前検査でCT・エコー・細胞診の結果が出ました。
その結果CT・エコーではリンパ節転移は見られないとの事。細胞診はやはりクラスX
それで、甲状腺のホルモン値は今の所異常がないのですが、抗体値が高く橋本病との診断を受けました。
そして術後は亜全摘でもホルモン値の低下が予想されるのでホルモンのお薬は必須ですと言われました。
そして腫瘍の大きさ(現在1.2cm)から内視鏡手術を実施している病院なので内視鏡手術も適応ですとの事でした。
そして現在の状態と手術のリスクを考えると亜全摘でも十分だとの先生のご意見です。ただ私の希望があれば全摘も十分可能ですとの事でした。そういわれてしまうと全摘する事で決心していたのですが少し迷ってしまいます。
そこで質問なのですが、今の所ホルモン値に異常がないのですが抗体値が高いということは慢性的に甲状腺に炎症があるのでしょうか?なので亜全摘の場合あまり残しても予後は良くないと予想されますか?
ま
た全摘の場合若干半回神経麻痺のリスクは上がると言われましたが頻度としてはあまり心配いらないのでしょうか?よく気管切開されたかたのブログなどみると
恐ろしくなってしまいます。また腫瘍のある場所が反回神経の数ミリ側なのでとも言われました。浸潤している可能性を尋ねた所エコーで見る限り心配要らない
とは言われたのですが開けてみてやはり浸潤していた場合気管切開の可能性は大きいですか?
今度今までの検査のエコーも性能が良かったのですが術前に1ミリ単位での腺内転移も見つけられる高性能なエコー機材でもう一度検査してくれるそうです。
細胞検査士様のご経験からのご意見を頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。
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細胞検査士様 投稿者:はなこ 投稿日:2010年11月21日(日)19時17分46秒
お忙しい中、ありがとうございました。頭の中のモヤモヤした不安が、お陰様ですっきり整理されたような思いです。
最
初の手術で、私は全摘を希望していたのですが、5ミリ大の微小癌1個なので片葉切除でいいのでは、という担当医との話し合いで片葉切除になりました。その
時はそれで納得して手術を受けましたけれど、摘出した甲状腺内に癌が12個あったと聞いたときは「全摘しとけばよかった・・・」と後悔しました。(しか
し、医師に対しての反感などはなく、とても信頼できる医師ですし、術前の状況からすれば片葉切除でよかったのだと思います。)
やはり、自分でしっ
かり考えて医師に自分の希望を言わないと、後で後悔するのは自分自身なのだ、と痛感しました。今度は「経過観察になっても不安が募るだけなので、この機会
に左葉を摘出してアイソトープ検査まで受けたい。」と自分の希望を伝えようと思います。細胞検査士様がおっしゃるように来年3月までにアイソトープ検査や
治療までは無理かもしれませんので、それならばせめて手術だけでもしておきたいと思っています。担当医に相談してみます。
親身になって相談にのって下さり、本当にありがとうございました。
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細胞検査士 様 投稿者:ハーモニー 投稿日:2010年11月21日(日)13時34分25秒
ありがとうございました。
本来なら直接医師にすべき質問を、してしまい、申し訳ないと思いながら、こわごわここをのぞきました。でもやはりここで質問して良かったと、感謝しています。
現
在の主治医は十分に信頼しています。それだけに、関係をこわしたくないと思っています。やはりどこかで、医師に対して自分の思いや希望を言うことはタブー
のような気がしているのだと思います。私の場合全摘ではありましたが、リンパ節転移は術前には見つかっていませんので、転移がない場合はアイソトープ適応
外なのだろうか・・・ネットで調べたところアイソトープを受けた方が再発率は低いと見たので気になっていました。
病理検査結果は、同室で
あった乳がんの方は2週程度で出るとのことで、私の場合遅いなあとは思っていたのですが、乳がんのように、腫瘍部分とリンパだけでなく、全摘だからなのか
と思っていました。次回、病理結果を聞きにいくので勇気を出して、自分の希望と病理結果の出る期間について聞きたいと思います。
最初の外来での採血の結果、橋本病傾向だったホルモン値は十分に
正常範囲に入り、TSHは若干下限を下回りました。他、カルシウムの値も
良好です。
術後3週目に仕事に復帰して2日たち、疲労感と傷の痛みは比較的
強いものの何とか少しずつ頑張って行けそうです。
ありがとうございました。
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ハーモニーさんへ 投稿者:細胞検査士 投稿日:2010年11月21日(日)01時19分12秒
イ
ンフォームドコンセントの観点から、患者が希望する治療方針を担当医が拒否することはできません。まずはご自身の希望を伝えることが重要です。その上で、
ハーモニーさんの病状に対してその希望が妥当なものか、または危険な選択なのか、担当医がきちんと判断して頂けると思います。例えばハーモニーさんが希望
する治療方針に対して、効果が期待できない上に副作用が強いケースの場合、医師としては採択することができないですから、すべての治療方針が受け入れるわ
けではありませんので、ご注意ください。
「病理結果は、がん拠点病院だけに時間がかかるようでまだ出ていません」とありますが、通常の病理診断
であれば手術から2週間程度で結果は出ます。3週間以上かかる場合は、なぜそんなに時間が掛かっているのか、担当医に質問すべきです。また、「今日の外来
で聞きたいと思ったのですが、言い出せなくて」とありますが、そのお気持ちはよく理解できるのですが、言うべきことを言わないと、後で公開することになり
ますから、遠慮せず言うべきです。担当医の視点からすれば、「患者が何も質問してこないから、私の治療方針に満足しているんだ」と解釈して、その治療方針
で進められてしまいますので、あとでハーモニーさんが「本当はこうしてほしかった」と言っても後の祭りです。ですので、治療前にしっかりご自身の希望を伝
えることが重要なのです。もしご自身の気持ちを伝えた時に不愉快な対応を受けた場合は、担当医を変える、もしくは転院すべきです。
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はなこさんへ 投稿者:細胞検査士 投稿日:2010年11月21日(日)01時03分45秒
1
ミリ大の微小癌が多発しており、かつ頚部リンパ節に多数の転移があったとのことで、残った甲状腺左葉にも微小癌が腺内転移している可能性があります。その
状況の中、右の頚部リンパ節が腫れてきたとのことで、治療方針としては担当医の仰る「もう少し経過を見るか、残りの甲状腺を摘出してアイソトープ検査まで
するか」というのが最も妥当な選択肢でと思います。
もともと頚部リンパ節に顕微鏡的な微小転移があって、手術後まもなくそれらが急に腫大してく
る、ということは珍しくありません。ですので、今回のCTに写った頚部リンパ節の腫れは癌の転移の可能性もあるし、手術による一時的な反応性リンパ節の腫
れの可能性もあります。両者の判別法としては、癌の転移の場合は経過観察とともに小さくなることはあり得ず、反応性の場合は経過観察とともに小さくなるの
が通常です。ですので、まずは甲状腺の手術を受けた病院の担当医に「他院での持病検査のために偶然撮影した頚部CT検査で、右の頚部リンパ節の腫大を指摘
された」旨の相談をし、その担当医の治療方針を伺うのがベストです。必要に応じて細胞診を行ったり、再度頚部エコー検査を実施するかもしれませんが、恐ら
く経過観察で腫大したリンパ節の動向を見守ることになると思います。
ちなみに来年度から再就職するとのことで(おめでとうございます)、それま
での間に残った甲状腺を全摘してアイソトープによる内照射治療を受ける、というスケジュールは時間的に非常に厳しいです。甲状腺の再手術には4日〜1週間
の入院、アイソトープ治療にも4日〜1週間の入院が必要ですので、再就職早々にいきなり長期休暇を取るのは(職場の状況にもよると思いますが)難しいので
はないでしょうか? もし手術を希望するならば、せめて再就職までに甲状腺全摘術を受けておき、夏期休暇等にアイソトープ治療を受けられるようにしておく
のが良いのではないでしょうか?
もちろん、甲状腺の手術を受けた病院で相談するまでに、はなこさん自身で今後の治療方針(手術を受けるか、経過
観察を続けるか)の希望を考えておき、病院で治療方針を打診された際に、ハッキリ自分の意見を言えるように準備しておくことは重要です。
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ぜんてきしゃさんへ。 投稿者:けい☆ 投稿日:2010年11月20日(土)16時53分4秒
ありがとうございます。
やっぱり時間が必要ですよね。
すぐに元のようにはいかないのは、分かっていても不安になってしまってたので、体験談聞かせていただけてうれしかったです。
時間が薬、、そうですよね!
なにもかもが初めての事で不安もありますが、焦らずにいこうと思います!
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けい☆ さんへ 投稿者:ぜんてきしゃ 投稿日:2010年11月20日(土)12時48分34秒
自分の場合は術後には飲み物も逆流してきて飲食物が全くといっていいほど摂取できない感じでした。9年前なのですが日記があるので記します。
術後 2日 喉仏の辺りで逆流して飲むも食べるもできない。コップ1杯も1日かかる感じ
術後39日 まだ、つっかえるが色々な物をゆっくりなら食べられるようになってきた
術後79日 つっかえは完治しているみたい
自分はおそらく2ヶ月程かかったかと思います。ナメタケだけで毎日食事してました(笑)
日にち薬で必ず良くなりますので焦らずにお過ごしください。
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(無題) 投稿者:けい☆ 投稿日:2010年11月20日(土)11時10分29秒
甲状腺乳頭癌で、右の甲状腺とリンパ節を取る手術をしました。
入院期間は、6日で術後5日目で退院で、明日で退院して1週間です。
手術後からなのですが、どうしても飲み物がむせます。
ゆっくり、少しずつなら飲めるのですが、何も躊躇なく飲めるようになるまではもう少し時間がかかりますか?
結構むせてしまうので、無いとは分かっていても傷が開いたり、出血しないかな、とか考えてしまいます。。
焦りすぎでしょうか?
良かったら手術経験された方のお話しを伺いたいです。
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便乗質問ですみません 投稿者:ハーモニー 投稿日:2010年11月18日(木)23時57分42秒
細胞検査士様
先日は質問にお答えいただきありがとうございます。
本日初めての外来で、甲状腺のホルモン値、カルシウム値など
良好でビタミンD剤が減りました。チラーヂンは50×2です。
ホルモン値は、橋本病傾向だった術前に比べると少しあがりました。
全摘したので、アイソトープで万全を期したいと思うのですが
患者の希望で、申し出て、受けられるものでしょうか。
40才すぎて独身であり、今後両親も更に高齢になること
知人を未分化癌で亡くしているので、たちの良い癌といっても
決して油断はできないことを知り、
助けてくれる人はいなっていく状況も考えると
なるべく早い段階で、できるだけのことはしておきたいと
思います。
病理結果は、がん拠点病院だけに時間がかかるようで
まだ出ていません。
今日の外来で聞きたいと思ったのですが、言い出せなくて。
本当は医師に聞くべきことかと思いますが・・・・すみません。
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細胞検査士様 投稿者:はなこ 投稿日:2010年11月18日(木)23時44分13秒
はじめまして。35歳で4歳と2歳の子の母親のハナコと申します。
この場をお借りしてご相談させていただきます。(長文失礼します。)
今年の9月末に5〜7ミリの甲状腺乳頭癌とリンパ節転移の疑いで、
甲状腺の右葉摘出と右頚部リンパ節郭清をしてもらいました。
結果的には、手術で摘出した甲状腺の右葉に12個の1ミリ大の癌が散在しており、
頸部リンパ節には16個摘出したうちの7個に転移があったとのことでした。
思っていたより甲状腺内にたくさん癌が散在していたのと、リンパ節転移も予想以上にあったため、その話を退院前に聞いたときは、残りの半分の甲状腺も明日にでも取ってもらいたい・・・と強く思い、泣きました。
しかし、退院後は気持ちも落ち着き、また再発したらその時に取ればいい、と
腹を決めて普通にすごしていました。
しかし、11月初めに、手術をしたところではない病院で他の持病のために、たまたま頚部のCTを撮ったのですが、それで右頚部のリンパ節が腫大している、と言われました。
すぐに甲状腺のかかりつけ医(内科)に診てもらったのですが、
「明らかなリンパの腫れはないが、CTで写っているリンパ節が頚部の上の方のものであるため、エコーでは何とも言えない。もう少し経過を見るか、残りの甲状腺を摘出してアイソトープ検査までするか、です。」と言われました。
手術後間もないので、手術後の腫大だとは思うのですが、気になってしまい、こんなに気になって不安になるなら、いっそのこと残りの甲状腺も摘出してもらって、
アイソトープ検査や必要ならアイソトープ治療まで受けたい、と思っています。
甲状腺の手術をしてもらった病院の担当医に、頚部CTを一応持参して、そのように相談したいと思っているのですが、これは突飛な相談でしょうか。
来年度から再就職も決まり、休みにくいため、今年度中にスッキリしておきたい、という気持ちもあるのです。それも伝えようとは思います。
細胞検査士さんのご意見をお時間のある時に伺わせていただければ助かります。
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細胞検査士 様 投稿者:ソプラ 投稿日:2010年11月16日(火)11時40分55秒
迅速なご回答、ありがとうございました。
疲れやだるさなどの、いわゆる不定愁訴は命にかかわる症状ではないので
手術をして下さった先生には、どうしても遠慮してしまい
相談する事が出来ずにいました。
自分の病気のことなのに、「内分泌内科」という診療科があることも知らず、
お恥ずかしい限りです。
貴重なご助言、本当にありがとうございました。
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ソプラさんへ 投稿者:細胞検査士 投稿日:2010年11月15日(月)23時07分53秒
サイログロブリンの値と、体調との関係はないはずです。動悸や疲れ・だるさの原因が甲状腺ホルモン量(F-T3およびF-T4)と関係があるのか否か、専門医による診察が必要と思いますので、内分泌内科での受診をお勧めします。
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サイログロブリンについて 投稿者:ソプラ 投稿日:2010年11月15日(月)17時49分15秒
細胞検査士様
甲状腺乳頭癌の為、1年半前に甲状腺全摘出・リンパ節郭清・筋肉の一部切除を行いました。術後3ヶ月はチラージンを100→動悸と目のしょぼつきが激しく75に→今年の8月頃から疲れとだるさがひどく8月の血液検査ではサイグロブリンの値が0.4でした。
最近、疲れとだるさ眠気がひどいのですが、この値は現在の体調と関係はあるのでしょうか? お忙しい中申し訳ございませんが、ご助言の程よろしくお願い致します。
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細胞検査士様 投稿者:ゆき 投稿日:2010年11月13日(土)01時32分1秒
ご返答有難うございます。
術日当日だけ覚悟して手術までなるべく心を落ち着けていきたいと思います。
今
通っている大学病院の先生は微小癌に対してはまるでおできができたように軽く考えておられるようで、先の再発や転移の事を尋ねました所「あなたは大変心配
性なんですね」と半ば呆れ気味に言われなんとも私的には腑に落ちないのです。ですが細胞検査士様の助言にもありました通りしっかりと自分の考えを伝えたう
えで治療に臨みたいと思います。
今はとりあえず16日の結果が良いものであるようにと願うばかりです。
お忙しい中本当に有難うございました。また、真愛さん、まみこさんも本当に有難うございました。
またお世話になることもあるかと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたします。
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ゆきさんへ 投稿者:細胞検査士 投稿日:2010年11月13日(土)00時16分58秒
ま
みこさんの投稿にもあるとおり、手術日当日は食事も取れず、手術跡からドレーンが伸びていたり、酸素マスクのためにしゃべることも難しい状態と思います
が、翌日にはドレーンも抜け、入院食も口にすることができますし、軽い散歩も大丈夫です。入院期間は全摘と亜全摘とで差は無く1週間未満で、早ければ4日
目には退院も可能ですから、その間だけご家族や親類を頼ってお子さん方を預かってもらえれば大丈夫でしょう。
全摘と亜全摘の違いは甲状腺が残っ
ているか否か、ですが、全摘の場合は副甲状腺まですべて(甲状腺の裏側に、上下左右4つあります)切除してしまうと術後のQOLが著しく低下します。とい
うのは、副甲状腺まで失ってしまうと、甲状腺ホルモン剤だけでなくカルシウム製剤等も一生服用しなければならなくなるので、手術に際しては副甲状腺自家移
植を必ず受けられるように申し入れしておくべきです。しかし一般的には、正しく甲状腺ホルモン剤を服用していれば、身体の負担はそれほど差はないと思いま
す。
ゆきさんの投稿は本心がよく現れています。この本心を担当医にちゃんと伝えた上で、全摘して根治治療を希望する旨をお話しすれば、インフォームドコンセントの観点からは受け入れてもらえるはずです。
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(無題) 投稿者:ゆき 投稿日:2010年11月12日(金)22時05分9秒
真愛様
初めまして。
ご
自身も闘病中の中ご返答有難うございます。私も中学生の息子が出産時の事故で軽度の発達障害があります。また私は両親と疎遠で親戚もおらず主人の実家とも
険悪で私自身も、もし私の身に何かあった場合子供たちも頼れる場所がありません。なのでどうしても後遺症が残っても根治を望む治療を選択したいと思ってい
ます。同じような境遇で現在の真愛さんのお気持ちを思うと涙がでます。怖いという気持ちも痛いほど理解できます。でも命のある限り真愛さんと同じく息子を
守っていかなくてはならないので私も頑張りたいと思います。この病気になって初めてこちらの掲示板で人の温かさに触れました。真愛さんも一人ではありませ
ん。心が折れそうになることもあるかと思います。でもそんなときは我慢せずに吐き出して頑張りすぎずでもあきらめずに一緒に頑張りましょう。
まみこ様
初
めまして。手術後の辛さは当日だけなのですね。まみこさんの術式はどうだったのでしょうか・・・。術後の後遺症なども気になります。経験した方から大丈夫
と言われると少し気持ちが軽くなります。きちんとセカンドオピニオンも視野に入れて後悔のない治療を選択したいと今は思っています。
ご回答ありがとうございました。
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ゆきさんへ 投稿者:まみこ 投稿日:2010年11月12日(金)21時00分15秒
こんばんわ。
全摘と亜全摘の判断は、よく分かりませんが、
甲状腺の手術が辛いのは、当日だけで翌日から食事も歩行も出来ます。
私は出産の経験が無いので何とも言えませんが、比べ物にならないくらい軽いと思います。
そんなに心配することはないような気がします。
確かに退院後すぐ仕事をすることは無理かもしれませんけど、簡単な家事くらいなら大丈夫なはずです。
今から再発のことを考えるのは、気が早すぎますよ!!
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ゆきさんへ 投稿者:真愛 投稿日:2010年11月12日(金)16時37分13秒
はじめまして。
私と同年代で同じく長男が軽度発達障害で二男が小学生と境遇が似ているようなので書き込みさせていただきます。
私は、髄様がんで末期がんです。9月に2度目に再発を告知され、現段階では根治はありません。このまま進行してしまえば、3〜4年の余命だそうです。
障害のあるお子さんのことを考えると私が選択するなら積極的に治療をするとおもいます。
正直、私も末期であるため怖いです。1度目の手術のとき何も調べず、甲状腺全摘と両側のリンパ節郭清をすれば良かったのかなぁ〜と後悔しています。
手術をするなら1回で終わったほうが負担も少ないとおもいます。
後遺症など残っても生きていられるなら・・・ともおもいます。
後遺症で苦しんでも根治を望むか、生活の質を優先させるか、どちらを選択するか難しいですよね。
手術や入院の際、協力者がいないのであれば市町村の子ども支援課などに相談してみたり、友達や知人にお願いできる方を探してみてはどうでしょうか?
なかなか家族や親戚以外の人に頼みにくいと思いますが・・・。
もし私が死んだら母子家庭なので、子どもに親がなくなってしまいます。子どものためにも頑張りたいところです。
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(無題) 投稿者:ゆき 投稿日:2010年11月11日(木)21時50分32秒
細胞検査士様
とても丁寧なご回答を頂けて嬉しく思います。「もしも家族だったら」とのご意見とても参考になりました。
私は現在2人の子供がおります。上は中学生下は小学校低学年です。今後出産の予定はありません。
自分自身が精神的に強くないこともあり今回癌が発覚してとてもショックを受けました。
手術に対しても恐怖で潰れてしまいそうなのですが、今回手術をするなら根治を目標とした治療を受けたいので現在の大学病院の方に全摘をお願いしたのですが、私の病状では前例がないと言われてしまいました。
再
発の危険性があるのに亜全摘し、今後再発を考えながら生活することは精神的に耐えられないと自分自身で思います。全摘し、放射線の内照射までの治療を受け
もしその後再発となれば再治療も受け入れられると思うのですがきっと再発転移してしまった時にどうしてあの時と思うのが嫌ですし、2度帝王切開しているの
で術後の辛さと術後の体力の衰えが身に染みているので何度も手術という事も耐えられそうにないのです。ですが大学病院がそのような治療法を提案する以上セ
カンドオピニオンを考えなくてはならないのでしょうか・・・。近隣に甲状腺の専門病院がなく片道2時間以上かかってしまいます。定期健診やその後のフォ
ローアップを考えると今の大学病院の距離がギリギリなので悩んでしまいます。
また、術後全摘と亜全摘では身体の負担はかなり変わるのでしょうか?(在院日数もかなり差がでてしまうのでしょうか?)息子に軽度の障害があるのと娘もまだ小さく術後手伝ってくれる身内もいないので不安です。
宜しくお願い致します。
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ゆきさんへ 投稿者:細胞検査士 投稿日:2010年11月11日(木)21時05分1秒
細
胞診で針を刺した後に癌細胞が活性化される、という事象は実際にはないです。例えば卵巣腫瘍が疑われる場合に、針を刺して細胞を吸引する、という行為は禁
忌となっています。これは針を刺すことで卵巣腫瘍がお腹の中で割れてしまい、腫瘍細胞が腹腔内播種する危険性があるためです。甲状腺や乳腺やリンパ節など
の表在臓器は、細胞診検査として日常的に穿刺する代表的な臓器なので、ご心配の件は大丈夫です。
癌細胞が血流に乗って、全身に流れて行ってしま
うのでは?という心配はごもっともです。肺癌や乳癌では、癌の発生の初期から既に血流に乗って全身に流れているので、血液検査でこの癌細胞の遺伝子を検査
しよう、という研究が今行われています。甲状腺でも恐らく同様で、細胞診をする以前(というよりも、自覚症状が出る以前)から、ひょっとしたら既に全身に
癌細胞が流れ出ている可能性があります。しかし転移が成立するためには、癌細胞のエリート中のエリートでなければ、転移が成立しないという報告がありま
す。単に全身に流れ出している癌細胞は、人間で言うと「垢」のようなもので血液中で白血球に補足されて殺されてしまうはずです。ですので、針を刺した部分
から癌細胞が流れ出たとしても、転移が成立する確率は非常に低いですので、心配いりません。
2名の医師の意見が異なるとのことですが、双方の言
い分もごもっともで、亜全摘で甲状腺温存してフォローアップするか、全摘してアイソトープ(内照射治療)で予防的治療するか、どちらがよいかは、ゆきさん
の判断次第です。年齢(若い)、腫瘍のサイズ(小さい)、リンパ節転移(無)、甲状腺機能(正常)などの要因から総合的に判断すると、50:50で一長一
短あって判断が難しいですね。
「もしゆきさんが私の家族だったら」という前提で、私なら次のように治療を選択する、という参考程度に読んでくだ
さい。もしゆきさんが独身で、今後1年間は結婚や出産の予定がないのであれば、若い今のうちに根治治療を勧めます。まず、癌の反対側にも腫瘍があるので、
いずれ摘出することになると判断し、時間と体力のある今のうちに全摘手術を勧めます。術後、内照射治療を受けさせて、残存しているかもしれない癌細胞を徹
底的に消滅させます。これが予防的治療ですが、手術の際にリンパ節をどのくらい切除するのかは、担当医の判断に任せます。これらの治療が終わった後は、毎
日ホルモン剤を服用しながら、1年に1度くらいの定期検査でフォローアップしてもらいます。
もしゆきさんが既婚で小さなお子さんがいらっしゃるのなら、今回の手術は亜全摘にしておき、定期検査でフォローアップし、もし将来的に再発するようなら再手術を受ける、という手段の方が、ご家族に対する影響度が最小限で済むと思います。
あくまでも、参考程度にみてくださいね。
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細胞穿刺検査について 投稿者:ゆき 投稿日:2010年11月11日(木)10時43分49秒
細胞検査士様 初めまして。初めて書き込みさせて頂きます。現在34歳です。
10月に甲状腺に癌が見つかり、左が良性の腫瘍であることが濃厚で9mm右が悪性腫瘍であるということで9mm両方の甲状腺に腫瘍があります。
3日前に再エコー・CT・細胞穿刺検査をしました。16日に手術の詳細が決定する見込みです。
エコー所見ではとりあえずリンパ節転移はなさそうだとの事です。
そこで質問なのですが
@
細胞穿刺検査後しこりが大きくなっている気がします(悪性の右側のしこりです)。(見た目には内出血などもないです)2度ほどグリグリとさされまして針を
引き抜いた際出血もしたのですが癌細胞が針を刺したことによって活発化・増殖してしまうことはないのでしょうか?また細胞穿刺検査後癌が大きくなる事はあ
るのですか?血流量の多い場所だと聞き血流にのって転移してしまうのではと不安です。
A術式でセカンドオピニオンの際2人の医師の意見が違うのですが現在診て頂いている大学病院は亜全摘を勧めます。もう一人の医師は年齢が若いので全摘しリンパ節もできるだけ予防でとったほうが安心と言われました。
両側に腫瘍があることと両方の腫瘍の大きさが1p弱という点をふまえて細胞検査士様のご意見をお聞かせ願えないでしょうか。ちなみに甲状腺のホルモン値は正常と言われました。
宜しくお願い致します。
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細胞検査士 様 ありがとうございます 投稿者:ハーモニー 投稿日:2010年11月10日(水)11時55分19秒
似たような質問にもかかわらずご丁寧に説明していただきありがとうございました。
今回癌が発見できたのは、自覚症状頼りでした。
少しずつクビが腫れていく感じがしていたのですが、かかりつけでエコーをしてもらっても
「良性疾患だから大丈夫」と、いわれ続けていたのです。それでも腫れが大きくなる気がしたので、
その内科では押し問答になるだけだったので、紹介状なしで大学病院に自ら行きました。
再発転移の可能性のある病気となってしまったので、今後、ますます
少々の自覚症状に過敏になってしまうと思うのですが、血液検査で
正確に再発を捉えられない状態となると、ますますですね。
過敏になりすぎるのも精神衛生上良くないですが、何せ、友人を
未分化癌で亡くしているので、退院後は、再発転移の恐怖とつきあって
いかなければならないかと思うと、癌がわかったときより
憂鬱です。
アイソトープの件は、私が手術を受けた病院では対応していませんが
都内在住なので、担当医と相談してみたいと思います。
ありがとうございました。
また、相談があれば書き込みさせていただきます
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返信ありがとうございます 投稿者:みっしー 投稿日:2010年11月10日(水)08時07分30秒
細胞検査士さま、非常にわかりやすいご回答をありがとうございました。
@全摘すればバセドウの薬からは解放されても、今度はホルモンを補う薬を一生…ですもんね。熟慮します。
A病院については、やはり子供を預かってくれる家族のこと、そしてなにより子供に会えることで回復力も増すと思うと、近い方がいいですね。家族のことまでご配慮いただきありがとうございます。
B短期間でがんが成長することもあるんですね。出産や授乳で体はぼろぼろでも、細胞は元気でいてくれるんですね(笑)
C内出血による副作用があることは知りませんでした!!大至急病院へいってきます!!ご指摘ありがとうございました。
また検査が進む中で不安なことが出てきたら登場すると思いますが、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
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ハーモニーさんへ 投稿者:細胞検査士 投稿日:2010年11月 9日(火)23時55分38秒
こ
の掲示板でも何度か投稿しましたが、抗サイログロブリン抗体(TgAb)はリンパ球が作り出すものです。このリンパ球は甲状腺のみならず、全身をパトロー
ルしているので、甲状腺を全摘しても、リンパ球自体は体内に残っていますので、このリンパ球が残っている限り、TgAbは検出されることになります。子供
の頃に麻疹やおたふく風邪に罹ったことがあると思いますが、これらの免疫抗体はほぼ一生残り、二度と罹らないことはご存じだと思います。TgAbの検出原
理はこれと同じですが、TgAbは年単位で徐々に低下していくと思います。
再発のチェックは医師によって多少異なると思いますが、基本的には触
診、頚部エコー検査、胸部レントゲン・CT検査等でしょう。友人の未分化癌の件はショックだと思いますが、これら検査は定期的に行われるものですので、あ
とはやはりご自身の自覚症状が最も重要になると思います。例えば首にしこりができた(頚部リンパ節転移)、息切れしやすくなった(肺転移)、特定の骨が痛
い(骨転移)などが一例ですが、これらは他の疾患でも現れますので、すべてを再発転移と考えずに、冷静に判断して病院を受診してみてください。
全摘しているので、心配ならアイソトープ検査を受けることも選択肢のひとつです。ただし、どの病院でも受けられる訳ではなく、比較的規模の大きな病院で行
うことになりますので、必要に応じて紹介状を書いてもらうようにしてください。
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みっしーさんへ 投稿者:細胞検査士 投稿日:2010年11月 9日(火)23時28分59秒
最初の質問ですが、
@
バセドウ病では通常は甲状腺切除を行いませんが、乳頭癌で切除する機会があるので、甲状腺全摘術にてバセドウ病も治癒させるのも選択肢の一つとして考えて
よいと思います。しかし全摘後は一生ホルモン剤を服用しなければなりませんので、そのメリット・デメリットをご自身でよく考え、結論をお出しになってくだ
さい。
A大学病院や癌専門病院では症例数が多いので、手術自体の経験が豊富であることから何かと安心感は高いです。しかし入院中における、小さなお子さんの状況を考慮すると地元の市立病院で手術を受ける方がご家族も安心なのではないでしょうか。
B若い方は、癌細胞の活動が活発であることが一般ですので、1年半以内で2センチまで大きくなることもあり得ます。しかし癌細胞が活発である反面、アイソトープ治療による成績も非常に高いことが分かっていますので、大丈夫です。
C
甲状腺は血流が豊富なので、針を刺したことで内出血を起こしている可能性があります。「針をさしたところにほくろのようなもの」は正に内出血の証だと思い
ます。癌が広がっているということはありませんので、これは心配無用ですが、内出血による副作用が心配ですし、感染などの重篤な状態になってしまうと取り
返しの付かないことになりますので、明日にでもかかりつけの病院で診察なさることを強くお勧めします。
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細胞検査士さま 投稿者:みっしー 投稿日:2010年11月 9日(火)17時44分44秒
度々すいません、追加の質問がありました。
細胞診をしてから10日が経ちますが、甲状腺の腫れがひかず、喉の異物感や首を動かしたときに首を押されているような感覚で吐き気がするという症状が日に日に強くなっています(症状は、がんがある左だけではなく、右もあります)。
さらに、針をさしたところにほくろのようなものができました。内出血でもしたのでしょうか?
がんが急に広がっているのではないかと心配しています。どうぞよろしくお願いいたします。
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細胞検査士 様 投稿者:ハーモニー 投稿日:2010年11月 9日(火)17時00分48秒
はじめまして。いつも細胞検査士さまのふところの深さを感じる書き込みを読み、
ほっとさせられます。
私は、1センチ弱の悪性腫瘍が左右に2つあり全摘後10日ほどたちました。
42才女性です。
病理検査の結果が出るまで1ヶ月はかかると言われております。
術前にTgabが基準値の10倍以上だったのですが(甲状腺ホルモン値は下限と同値)、
この抗体は甲状腺全摘となるとなくなるものなのでしょうか。
抗体があるままの場合、再発のチェックはどのように、追跡していくのでしょうか。
手術、術後経過は極めて順調であったのですが、再発転移はやはり
心配です。また、知人を乳頭癌からその後に甲状腺未分化癌で亡くしているので
再発は気がかりです。
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細胞検査士さま、先輩ママさま 投稿者:みっしー 投稿日:2010年11月 7日(日)00時29分40秒
細胞検査士さま、先日は迅速かつ適確なアドバイスありがとうございました。
昨日細胞診の結果が出て、乳頭がんであることがわかりました。そこで、あらためていくつか質問したいことが出てきましたので、教えていただければ幸いです。
<マイデータ>
・20代後半
・女性
・1歳3ヶ月の子供あり
・バセドウ歴6年
・現在チウラジール1錠服用、TSH高い
・がんは2センチ
<質問>
@がんは左葉にあるが、バセドウの治療も兼ねて全摘するべきか
A手術する病院は、やはり癌センターや大学病院がいいのか(子供の事を考えると、地元の市立病院が有力候補)
Bしこりが1年半以内で2センチまで大きくなることはあるのか(一年半前に市立病院でエコーをした際、何の指摘もなかったので、それ以後できたものなのか気になる。そして、そんなことはないのであれば、市立病院での治療は不安に…)
C細胞診後、一週間経つ頃から喉の詰まり感が出てきたが、細胞診の影響か
以上、よろしくお願いします。
子供が小さい分、余計に悩みが増えますね…まずは断乳せねば(泣)
先輩ママさんの術後の様子などもきけたら嬉しく思います☆
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細胞検査士さまへ 投稿者:くま 投稿日:2010年11月 4日(木)21時28分38秒
お忙しいなか、丁寧なアドバイスありがとうございます。
胸の中のどんよりとしたモヤモヤが晴れたような気がします。
また今後の主治医との向かい合い方についても的を射たアドバイス、本当にありがとうございます。
ご察しの通り、実は最も悩んでいたのが、このまま同じ医師にかかっていてよいのか、
ということでした。妻からは、「他の医師の意見も聞いた方がいいのでは・・・」と言われ、
少し迷っている部分がありました。でも細胞検査士さんがおっしゃるように、
手術をした今となっては、開き直るしかないのですね。
腹を据えて、経過観察に臨みたいと思います。
最後に、手術前、手術後、この掲示板には大変励まされました。
心が折れそうになった時、皆さま、特に細胞検査士さまの書き込みで、心を強く持つことができました。
完治までの道のりは長く険しいかと思いますが、根気強く付き合って行きたいと思います。
ぜんてきしゃさん、細胞検査士さま、本当にありがとうございました。
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くまさんへ 投稿者:細胞検査士 投稿日:2010年11月 3日(水)23時16分27秒
ぜ
んてきしゃさんと同意見で、欠片とはサイロイドベッドのことを意味するのだと思いますが、それにしてもサイログロブリン値が高すぎると思います。甲状腺全
摘後3ヶ月で20というのは癌の残存を疑ってしまいます。「基準値」とは、あくまでも甲状腺が残っている方の数値であり、甲状腺全摘後の数値ではありませ
ん。
今後の方針としては、1年間はこのサイログロブリン値の変動を見守り、10以下をキープするようであれば、転移なしと考えてよいと思いま
す。しかし現在の数値での推移であったり、数値が上昇するようなら、積極的にアイソトープ治療を選択すべきでしょう。心配とは思いますが、ご存じの通り命
を脅かすような悪性腫瘍ではありませんので、当面は現在のまま経過観察で大丈夫です。心配のあまり他の医療機関で受診したくなるかもしれませんが、手術し
てしまった今となっては結果は同じですので、1年間は今の担当医のもとで経過観察を続けましょう。
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ぜんてきしゃ さま 投稿者:くま 投稿日:2010年11月 3日(水)21時56分29秒
貴重なアドバイスありがとうございます。
さっそく過去の掲示板で「サイロイドベッド」を検索しました。
全摘後は皆さん、同じ悩みに突き当たるのだと分かり、妙な安心感が持てました。
その一方で、過去の皆さんのご相談に比べ、Htgの数値が若干高いのでは、
とも感じるのですが・・・。
細胞検査士さんのコメント・アドバイスをお待ちしてみます。
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くまさんへ 投稿者:ぜんてきしゃ 投稿日:2010年11月 3日(水)16時16分22秒
細胞検査士さんじゃないですが。
「欠片が残っている」というのはサイロイドベッド(甲状腺のあった場所に残った正常細胞)のことだと思います。サイロイドベッドで検索してみてください。全摘しても完全に0になることは少ないんじゃないでしょうか?0にするにはアイソトープで完全に焼ききるしかないかも?
詳しいことは細胞検査士さんにコメントお願いしましょう。
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細胞検査士さま 投稿者:くま 投稿日:2010年11月 3日(水)00時06分38秒
はじめまして。サイログロブリンのことで不安があります。
ことし7月に乳頭癌で甲状腺全摘、左側リンパ節郭清手術を受けた30代男です。
過去の掲示板を拝見しましたが、全摘手術後のサイログロブリンは、「ゼロ」になると
理解しておりました。
ところが私の場合、術後三カ月が過ぎても、「ゼロ」になりません。
術後1か月 Htg 185 (TSH 13)
2か月 Htg 90 (TSH 5)
3か月 Htg 20 (TSH 0.1)
主治医からは、術後1か月の際は、「手術直後だから」、2か月は、「TSHが高いから」、3か月の際は、「基準値33以下だから大丈夫です。甲状腺の欠片が残っていますからこれ位の数値は出ます。」と説明を受けました。
進行が遅い癌であること、仮に転移していたとしても命の危険が少ないことは頭では理解でしているのですが、転移の不安がぬぐえません。また、主治医との向き合い方も、測りかねているところです。
次回の検診は12月です。
「欠片が残っている」とはどう理解すればよいのでしょうか。「ゼロ」でなくても、問題ないのでしょうか。
お時間に余裕があるときで結構ですので、アドバイス頂ければ幸いです。
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