2010年9月の甲状腺医療情報の掲示板


みのきちさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月26日(日)21時05分37秒   

       お気遣いをありがとうございます。来年1月の手術とのこと、右側だけの摘出とのことで、(前々回の投稿を拝見する限り)定型的な選択と思わ れます。特に心配する必要はありません。なお甲状腺は大きさが10センチ前後の臓器ですが、数センチでも残っていれば手術後にちゃんと機能しますので、心 配無用です。将来的に再発が生じてきた場合、残った甲状腺を全摘して内照射治療という選択肢がありますので、将来的な治療法に関しても、問題ありません。 逆に、(前々回の投稿を拝見する限り)今いきなり甲状腺全摘をする必要性がみつかりません。
 専門病院は同じような患者さんが多く集まってきます ので、ベルトコンベアー式に診察を済ませていかないと医師自身の仕事が終わりませんから、それは仕方のないことです。甲状腺手術の実績数が多い分、執刀の 丁寧さは心配しなくて大丈夫です。手術後のケアに関しては看護師と相談するようにしてください。次回の検査がCTと心臓の検査とのことですが、CTは甲状 腺まわりと肺の検査をすると思います。甲状腺まわりのCTでは腫瘍の位置や大きさ、多臓器への影響などをチェックし、肺のCTでは肺転移のチェックをする と思います。また心臓の検査はいわゆる心電図で、不整脈などの基礎疾患がないか否かチェックします。これらは手術に必ず付きものの定型検査ですので心配あ りません。
 1月の都心は空気も乾燥し、インフルエンザも流行っているかもしれませんので、可能であればインフルエンザワクチン接種を11月頃に でも済ませておいた方が良いかもしれません。体調を整えて、残り3ヶ月はおいしいものをたくさん食べて楽しく元気に過ごし、免疫機能を高めておくことがと ても大切です。     

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手術日決定  投稿者:みのきち  投稿日:2010年 9月26日(日)02時06分53秒     

細胞検査士さんへ

お忙しい中、早速のお返事ありがとうございます。
先日、都内の専門病院に紹介状を持って行き入院手続きを一応したのですが、紹介状の中身が手術のための外科宛になっていたためか、病状についてのコメントは一切なく、まずは入院と手術日の予約からスタートするという感じでした。

自分がみてもらっていた総合病院の外科では甲状腺がんの手術実績が0だったので、頸部の手術という事もあり心配だったので他の病院での手術を考えました。

県内では、あとは大学病院以外ありませんがどうせ転院するなら家族が来やすくて、実績も多い都内の病院の方が良いかな、と思っての選択でした。

しかしながら、早くても1月の手術です。右側だけで良いのか、時間が経つ事によって全摘の必要がでてくるのか、何クラスの腫瘍なのか、未だにわからず少し不安です。

専門病院はたくさんの同じような患者を扱っているためか、数をこなすだけで必死な様子でした。

丁寧に執刀して頂けるのか一抹の不安を感じつつ、次回はCTや心臓などの手術前検査となるようです。

乳頭がんは慣れっこで大した物ではないものとして扱っている雰囲気だったのですが、初めて手術を経験する者にとっては手術後に甲状腺の機能がどこまで保てるのかも不安だし、今までと同じ生活ができるようになるのかも不安です。

今はまだ、自分の中ではわからない事が多くて不安ですが、病院と手術の日程だけは決まり、3ヵ月後でも大丈夫という事もわかったので手術まで充実した時間が過ごせるように、あまり思い悩まないようにしたいと思います。

この掲示板のみんなの書き込みと、細胞検査士様の真摯なアドバイスにはとても助けられました。
ありがとうございます。

また、検査の結果がわかり判断に迷う事があればアドバイスをお願いする事もあるかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

細胞検査士様もお体大切に。

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みのきちさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月26日(日)00時15分22秒   
      大変状況がよく分かります。ちなみに甲状腺乳頭癌の腫瘍マーカーに相当する検査はありません。エコー検査で甲状腺に血流が多いとのことです が、腫瘍性病変の場合は血流が豊富なことが多く、バセドウ病などの非腫瘍性の場合は血流がふつう、というデータがあります。手術時期について悩んでおられ るようですが、通常の甲状腺乳頭癌の場合、3ヶ月のブランクでしたら問題ありません。しかし都内の専門病院ではなく、現在の住居地の近くにある病院で手術 は受けられないのでしょうか? 甲状腺摘除術は難易度の高い手術ではありませんので、総合病院クラスの比較的規模の大きい病院の外科を探してみてはいかが でしょうか?     

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kaoさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月25日(土)23時15分4秒     

      kaoさんの場合ですが、自覚症状は何もなく検診などで偶然発見される、典型的なケースです。年齢的にも症状的にも未分化癌の可能性はゼロ で、手術で摘出すれば全く問題ないと思われます。経過観察を続けるという選択肢もありますが、やはり癌ですので手術するのがベストチョイスと考えます。 kaoさんの場合、甲状腺を一部残す手術で対応可能と思われますので、術後のQOLも十分保たれると考えます。     

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あきさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月25日(土)22時54分22秒     

      「癌のステージ5段階の5」というのは細胞診のクラス5という意味でしょうか? 腫瘍の大きさは確かに大きいですし、悪性も強いものが出てい るとのことで、比較的悪性度が高いのでしょうか。再発の可能性については、腫瘍サイズとは関係ありません。腫瘍自体が1センチ以下であっても、リンパ節に 多数再発するケースも少なくありません。もちろん、「悲観的」ということは全くありません。
年齢も十分若いですし、腫瘍を摘出して経過観察を続けていれば、まず問題ないでしょう。もし再発したら、残った甲状腺をすべて摘出してアイソトープ治療を行えば大丈夫でしょう。     

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ロコベルさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月25日(土)22時17分20秒     返信

      病理検査は正確には「病理組織診断」であり、「検査」ではなく「診断」ですから、「病理検査でなんとも言えないものが、はっきりするのでしょ うか」と疑問に思うことはごもっともです。その病理組織標本を他施設に送って診断してもらう(コンサルテーション)、もしくはその病理組織標本を持参して 他院に相談(セカンドオピニオン)することも必要と思います。     

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手術時期について  投稿者:みのきち  投稿日:2010年 9月23日(木)20時22分52秒   
      はじめまして。会社の健康診断で甲状腺がはれているとの指摘を受け、精密検査を受けました。36歳、女性、独身です。以下はこれまでの経過です。
 9月 3日:会社の検診で触診により甲状腺の腫れを指摘されエコー検査を薦められる。
 9月 7日:近所の総合病院(内分泌科)でエコーおよび血液検査
 9月14日:検査結果を聞きに行く。血液検査のホルモン値(T3,T4)は正常範囲。
  抗サイログロブリン抗体だけが通常より少し高いが、そういう性質と
  捉えて欲しいとの事でした。CEA等の腫瘍マーカーも出ていない。
  エコーでは腫瘍のサイズは1センチ〜2.8センチ。右側のみ(やや中心より)。
  一部に粒上の石灰化が見られ、血流?も一部にあるとの事。
  (→それが何を意味するかの説明はありませんでした)
  細胞診で詳細を確認する必要があるため、その日に受診。結果は翌週。
 9月21日:細胞診の結果手術が必要な悪性であるとの事。おそらく乳頭がんと言われた。
  ただ、がんを示す指標(腫瘍マーカー?)は発見されていない?との事でした。
  悪性だけれどがんを示すものが出ていない??という説明がよくわかりませんでしたが
  手術が必要と聞き、転院を決めました。
  紹介状および診査結果は提供してくださるとの事だったので明日、都内の専門病院に
  それらを持って受診予定です。

転院の理由は以下のとおり。
 @仕事の都合で地方に一人暮らししている身なので、術後の生活が心配。
 A実家が都内に近く、実績の多い専門病院での受診が可能。
 B術後の投薬や生活指導等、専門病院の方が適切なアドバイスが得られそうだったため。
 C未婚のため傷跡の残らない手術(内視鏡手術)が可能かを知りたい。
  (担当の先生は内科なので外科の事はわからないと言われた)

ここまでで本やネット等の情報から内視鏡手術はまだ実績が少ない先進医療(第3項先進医療)である事はわかり、通常の切開手術での治療の覚悟は出来たのですが気になるのは手術時期です。

都内の専門病院での手術を希望した場合、手術までに数ヶ月の期間が必要と予想されます。
また、仕事上の事も考えると都内の勤務になるよう異動希望を出し実際に異動となるには
やはり数ヶ月が必要と考えています。ベストなのは@勤務地および住居を都内に異動しA都内の専門病院で手術。自宅療養。B都内の勤務地で仕事再開、というわがままな流れですが
それを実現するためには手術時期は早くとも3ヶ月ぐらい後になるのではないかと思います。

現状では自分の病気の現状もよく把握できていないのですが、進行の遅い乳頭がんとはいえ
2センチ強の腫瘍を3ヶ月も放置してから手術しても差し支えないものでしょうか。
スピードを重視して、都内でも比較的早く手術が可能な病院で手術した方が良いでしょうか。(その場合は職場は異動前なので、術後は地方でひとりぐらしをしながら勤務する事になるかと思います。正直なところ術後の生活に不安を覚えます。)

少ない情報で申し訳ありませんが、アドバイス等ありましたら宜しくおねがいいたします
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細胞検査士様  投稿者:kao  投稿日:2010年 9月23日(木)09時43分27秒     

      初めまして。29歳女です。
7月の半ば頃に、偶然エコーで首を見た所、腫瘍があることを指摘されました。
その時は、別の症状で来院していたため、じっくりと調べる事はせず8月にもう一度エコー検査をして1cm強の腫瘍だと診断をされました。
その際に行った血液検査は甲状腺の機能などの数値には全く異常はありませんでしたが、
大学病院を紹介され、細胞診を行いました。
その結果が今月半ばに出てClassVの悪性の腫瘍だと言われ、
手術を11月にする事になりました。
悪性の腫瘍だと言われて、頭の中が真っ白になってしまい、
先生の方から「おそらく予後のいいもの」と言われたのですが、
CTも来月の末頃の予約で、自分の状態がどういう状態なのかも分からず、
未分化癌なのではないか…とそればかり考えてしまっていますが、
それも今の段階で私は頭の中に入れておいたほうがいいのでしょうか?
何となくですが、ノドがつっかえるような気もしなくもないのですが、
見た目には首が腫れてるという事はありません。     

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細胞検査士様  投稿者:あき  投稿日:2010年 9月22日(水)21時35分54秒     

      細胞検査士様、お返事ありがとうございます。
未分化癌ではないと聞き、ほっとしました。
今日、がんセンターでの検査結果が出たのですが、癌のステージ5段階の5だそうです。
診断は乳頭癌ということですが、乳頭癌はやはり完治しやすいのでしょうが、
腫瘍の大きさが5.5センチもあることが気になります。

悪性も強いものが出ていますので、不安です。

手術は甲状腺を残して摘出するようです。

このような場合、術後や再発の可能性は小さいものに比べて悲観的でしょうか?
隣に婚約者がいたので、医師に聞けませんでした。     

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細胞検査士様  投稿者:ロコベル  投稿日:2010年 9月21日(火)10時16分48秒     

      お返事有り難うございます。医師からは、細胞診の結果甲状腺乳頭癌です。6ミリ転移はありません。そのままに、して置くのは、良くありませ ん。手術を進められ、手術しました。癌を体内にそのまま残しては心配ですから。訴訟とかは、考えていません、が疑問もあります。次回エコーと血液検査やっ ても、いいですかと言われ10月18日通院します。遠方(電車2時間15分)の為たびたび行けないのです。病理検査でなんとも言えないものが、はっきりす るのでしょうか。結果解りましたらまた報告させて下さい。癌ではなかったら、手術はしなかったと思います。     

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ぱぴさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月20日(月)22時00分26秒     

       申し訳ありません、私は放射線は専門ではありませんし、画像を拝見したわけではありませんので、アドバイスをすることができません。放射線 科の医師の解説が最も信憑性がありそうですが、何とも申せません。医師の解釈が異なっているようですので、間をあけて数度のアイソトープ治療を行い、その 変化を観察することが重要と思われます。少なくとも、甲状腺全摘後であるにもかかわらず、サイログロブリンが検出されている以上、体内に甲状腺癌細胞が 残っていることは確実ですので、治療は継続する必要があります。アイソトープ治療はやはりリンパ節転移に対しては効果は弱いですので、必要に応じて手術に よる摘出を選択せざるを得ないと思いますが、この判断は担当医の指示に従う必要があります。
 今回はあまりお役に立てず申し訳ありませんが、治療 の方針はやはり今までの経過をすべて知っている担当医に任せるのが最善と思います。わたしは医師ではありませんので、治療方針に対してのアドバイスは、や はり控えさせて頂きたいと思います。申し訳ありません。     

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細胞検査士 様  投稿者:ぱぴ  投稿日:2010年 9月18日(土)20時46分23秒     

       RI画像で、食道と骨の間に広範囲に写ったものについて、夫の退院前に再度説明を求めたら、別の放射線医より「唾液の流れに依るもの。皆ん な、その為に食道は写ります。」と説明が有りました。「だとしたら何故、食道の内側に写らないのか」尋ねたら「CT画像と組み合わせた際、位置にズレが生 じたのだと思う」との事・・・。

 ですが、一度、そこに病巣が有る様な説明を別の放射線医より受けてしまったので、簡単に同じ病院内で違う見解の説明をされても、不安は拭いされません。

 RI治療・検査を受けた方は、皆さん食道も写っているものなのでしょうか?他の方の画像を拝見した事が無いので判りません。又、CT画像をズレて組み合わさる事は有るのでしょうか?病巣の位置は、重要な事だと思うのですが・・。

 そして、両鎖骨のところの取り込みについても「1mm刻みのCTに写っていないので、1cm弱に光って見えるが、実際の大きさは1mmも無いかも知れない」と、その事も別の見解でした。

 でも、首のリンパ節転移も、術前CTに全く写っておらず、開けてみたら最大径11mmのものが有ったので、CTもあてにならない印象があります。

  今後は、半年後に再度、RI治療をするだけに成る様なのですが、過去の細胞検査士様の投稿説明を拝見すると、ある程度の大きさのリンパ節転移はRIだけで は消えないと有りましたので、このまま放って置いて良いのか、やはり心配です。手術(内視鏡手術含)を考えた方が良いでしょうか?隣合うリンパ節に芋ずる 式に転移してってしまわないか・・心配になってしまいます。

 ヨード制限中に、目で見て鎖骨の直ぐ下が腫れてきていたので、主治医に言ってエコーで見て貰っても判らなかったのですが、そこがRI画像に取り込みで写っていて、「やっぱり・・」という感じでした。ヨード服用直前のTgは171でした。

 夫は「希望と勇気を持って、どんな治療にも臨んでいきたい」と言っています。どうか、ご相談に乗って頂けましたら、大変、有難く存じます。宜しくお願い致します。     
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細胞検査士 様  投稿者:ぱぴ  投稿日:2010年 9月16日(木)21時30分23秒     

       お忙しい中、ご返信有難うございます。又、いつも親身にご相談に乗って頂き有難うございます。

 本日、夫のRIの結果が出て、遠隔転移は皆無でした。そして、きちんと取り込みしていましたので、本当にホッとしました。

 ですが、残念ながら、やはり右鎖骨辺りに1cm弱の強い取り込み、左鎖骨辺りに大きさがはっきりしない右よりは弱い取り込み、そして、鎖骨と鎖骨の間(真ん中)辺りから下10cmくらいにかけて弱い取り込みが有りました・・・。

 「両方の鎖骨の辺りはリンパ節ではないか」との放射線科の先生の説明でしたが、鎖骨と鎖骨の間の縦10cm位にかけては、「食道と骨の間の軟部組織としか今は言えない」という事でした。しかし、「この位、はっきり写らないのでは、経過観察と成るかも・・」との事でした。

 これは、転移と思われますか?転移とすれば、何処への転移と思われますか?今後、どの様な治療が最善と思われますか?

  今後の事は、後日、耳鼻科の主治医と相談する事になっておりますが、そもそも主治医の先生も良く解らない中で受け持っているという印象で、結局は自分達で 治療法を調べて、それをお願いしなければならないんです。(今迄、全てそうでした。医者に掛かっている意味が有りません。)それに、その治療の知識は、こ ちらの掲示板を拝見して、細胞検査士様より戴いていました。細胞検査士様、本当に感謝です。恩人です。

 また愚痴っぽくなっておしまいましたが、この結果について、細胞検査士様のご意見を是非お伺いしたいと存じます。

 何卒、宜しくお願い致します。     

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ロコベルさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月14日(火)21時25分26秒     

       手術前に癌と言われ、手術してみたら良性腫瘍だった、というケースは珍しくありません。原因はいろいろありますが、今回は細胞診の誤判定が きっかけのようです。もし手術前に医師から「癌の可能性が高いが、癌でない可能性もある。手術することを勧めるが、どうしますか?」と聞かれていたなら ば、これは双方が手術に同意したことになります。しかし、「あなたは癌だから、手術しないと命を落とすかもしれない」というような脅迫めいたことを言われ て仕方なく手術に同意したとすれば、これは医療訴訟の対象です。個人的には前者であってほしいと思いますが。。。
 「オペの意味」ですが、手術 せずに、悪性かもしれない甲状腺腫瘍をずっと抱えて経過観察を続けていくことを希望したのなら「オペの意味」は無意味・無駄だったことになります。しか し、良性腫瘍かもしれないけれど、悪性かもしれないから手術で取って身も心もスッキリした、ということなら「オペの意味」は十分あったと考えます。今振 り返ってみて、ロコベルさんはどう感じていますか? 手術をしないで経過観察を続けていた自分と、手術後の今の自分をじっくり比較して考えてみてくださ い。     

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あきさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月14日(火)21時13分55秒     

       29歳という年齢と投稿内容から、未分化癌である可能性はゼロです。その甲状腺の組織を採って「悪性ではないが良性ともいえない」というよ うな曖昧な結果が出たとのことで、未分化癌ではまずあり得ません。未分化癌の場合は極めて悪性度の高い細胞が必ず採れますしそもそも未分化癌が発生するの は60歳以上がほとんどです。さらに「7月の中旬くらいに甲状腺が腫れていることに気づき」とありますが、もし未分化癌だったなら、2ヶ月経った今はとん でもない状態になっているはずです。
 大学病院と癌センターでは医療レベルでは互角です。むしろ、癌センターは癌に特化した病院だけに治療成績が 豊富です。良性腫瘍である可能性も十分にありますので、癌センターで精密検査をしっかりと受け、担当医から詳しい病状について聞きましょう。挙式や引っ越 しは予定通り実施して全く問題ありません。手術するとしても、挙式が終わって落ち着いてからで大丈夫でしょう。ただし、家族計画(妊娠)については担当医 と相談してからにしたほうがよいでしょう。手術前およびアイソトープ治療前は妊娠はご法度です。その点だけは十分気をつけてください。      

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細胞検査士 さんへ  投稿者:みず  投稿日:2010年 9月14日(火)20時54分55秒     
 
      お返事ありがとうございました。
なんだか、ただの愚痴っぽくなってしまっていて申し訳ありませんでした。

病院のHPで病院内に『相談支援センター』というのを見つけましたので、17日金曜日に行っていろいろと詳しい話を聞いてくる予定にしております。
また帰ってきてから相談することがあるかと思いますが、これからもよろしくお願いいたします。     

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みずさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月14日(火)20時25分10秒     

       「患者のわたしたちが無知すぎるのでしょうか」というお言葉、大変重く受け止めております。多くの医師はこのような冷酷な対応をすることは ないと信じておりますが、一部の心ない医師が存在することも、また事実です。その医師がそうだとは言いませんが、医師も人間です。医師としての仕事が多忙 すぎて機嫌の悪いときには冷たい態度をとることもあるでしょう。なお有名病院だからといって、すべてが立派な医師だ、という訳ではないことも事実です。
  投稿を拝見する限り、みずさんたちが納得するまで時間をかけて説明してくれる医師に出会えるまで、病院探しをするのが良いような気がします。不信感を抱い たまま手術を受けても、甲状腺のしこりは取れるかもしれませんが、心のしこりはずっと残ったままになってしまいます。しかし、入院してから詳しい病状と手 術についての説明があると思いますので、それを信じて手術を受けるという選択肢についても考慮してみてください。

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ぱぴさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月14日(火)19時34分51秒     

       甲状腺を全摘すれば、通常はサイログロブリンは「ゼロ」(もしくは検出感度以下)になります。これはサイログロブリンは甲状腺組織のみが作 り出すホルモンだからです。しかし手術後にサイログロブリンが検出されると言うことは、体内に甲状腺癌(乳頭癌もしくは濾胞癌)の癌細胞が残っていること を意味します。しかし残念ながら、サイログロブリンの値から、肺転移由来かリンパ節転移由来か、上縦郭に残存している癌組織か、もしくは他の部位への転移 かの判別はできません。
 甲状腺全摘後、サイログロブリンの値が高いほど、癌細胞が多く残っている、もしくは癌細胞の活動が活発化してきている、 と判断されますが、ヨード治療を境に、どれだけ下がるかを治療の判断材料にされるのがよいでしょう。数度の内照射治療を受けた後、サイログロブリンの値が 「ゼロ」(もしくは検出感度以下)になる方も多くいらっしゃいます。今後の経過に注目しましょう。
 アイソトープ検査の結果は白黒写真で表現さ れ、RIが集積する部分(癌細胞が残存している部分)が黒くぼやっと写ります。大きさはケースバイケースで何とも申せません。肺にこの黒い影がなければ、 肺転移は否定して大丈夫でしょう。おそらくリンパ節に多くの集積が見られると思います。     

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細胞検査士様  投稿者:ロコベル  投稿日:2010年 9月11日(土)15時23分11秒     

      細胞診にて乳頭癌と言われました。6ミリオペ進められ、8月24日オペ9月2日退院。病理検査結果10日に聞きました。癌かどうか何とも 言えない。と病理検査から。オペをした先生がもう一度病理検査に問いあわせるとの事。切除は部分切除でした。もう一度エコーと血液検査させてください。 といわれました。癌でなかったらうれしい、けどオペの意味はーーーこういう事ありますか。パソコン使い慣れてなく文下手ですみません      

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細胞検査士様  投稿者:ぱぴ  投稿日:2010年 9月 9日(木)19時02分19秒     

       何度も、しつこく申し訳ありません。

 8月2日にサイログロブリンが85と出た後、8月17日に左頸部外側リンパ節郭清手術を受けているのですが(病理所見は先週の投稿の通りです)、その時に見付かった3つのリンパ節転移がサイログロブリン85の原因の可能性も有りますか?

 でも、「肉眼では転移はありませんでした」と告げられた程の顕微鏡レベルの転移だったのですが・・。

 肺転移でなくとも、リンパ節転移が未だ上縦郭に残存している可能性が有る場合でも、サイログロブリンは高いのでしょうか?

 甲状腺全摘後、何日目位からの数値があてになるものでしょうか?

 色々とネットで調べたのですが、サイログロブリンについて詳しく書いてあるものが見付けられません。細胞検査士様より肺転移の可能性をご指摘頂いてから、そこまで考えた事が無かったというのが正直なところなので、夫も私も、心配でおかしくなりそうです。

 前向きになりたいのですが、どうやっても自分達の気持ちを自分で変えらなく、辛いです。     

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みずさんへ  投稿者:がんのすけ  投稿日:2010年 9月 9日(木)18時31分15秒     

      いえいえ、お気になさらずに。

この掲示板の管理人はMiloさんで、本体は「さようなら甲状腺腫瘍http://www.ne.jp/asahi/my/thyroid/」ですが、そのトップページから繋がってるリンク集も一度覗いてみてください。
役に立つ情報を得られるかもしれませんよ。     

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がんのすけ さんへ  投稿者:みず  投稿日:2010年 9月 8日(水)22時47分13秒   
      失礼いたしました。
題名に名前をそのままダイレクトに表記してしまいました。
先走りすぎですね・・・本当にごめんなさい。     

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がんのすけ  投稿者:みず  投稿日:2010年 9月 8日(水)22時06分7秒     

      早速コメントいただきありがとうございます。
これからHP拝見させていただきます。
また何かありましたら、相談させていただきます。よろしくお願いいたします。     
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Re: アイソトープ治療について  投稿者:がんのすけ  投稿日:2010年 9月 8日(水)21時
>みずさんへ
アイソトープ治療経験者です。
自分のHPに色々まとめてあるのでよろしければご覧ください。
参考になればいいのですが…

血液検査の結果は主治医に言えばコピーをもらえるはずですよ。

ご家族としてのご心労いかばかりかと…
お父様にとってより良い選択ができるよう祈ってます。
http://www17.plala.or.jp/ganchanmemo/

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アイソトープ治療について  投稿者:みず  投稿日:2010年 9月 8日(水)21時10分58秒

      今回の医師の説明では、アイソトープ治療は数日間誰にも会えず部屋に閉じ込められているという状況が辛いだけで、あとはこれといった痛みや苦 しみはないと説明されましたが、実際に経験された方、またはそのご家族に状況をお聞きしたいです。
それと、アイソトープの治療回数は手術してみないとわからないと言われ、大体の見当も教えてもらっておりません。リンパの転移が相当激しいようですし、高齢です。いったいどれかくらいの期間の治療となるのか・・・     

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診断結果で教えてください  投稿者:あき  投稿日:2010年 9月 8日(水)01時13分42秒

      私の婚約者(29歳女性)、甲状腺に腫れがあり、近くの大学病院へ行きました。
7月の中旬くらいに甲状腺が腫れていることに気づき、一回目の診断で病理検査、うまくとれなかった。
2回目9月2日に結果が出て、悪性ではないが良性ともいえない、と言われ、近くのがんセンターを紹介されました。すでに大きさは5センチありました。医師いわく、癌ステージの5段階のうち3段階の数値だそうです。CTでは腫瘍が気管を圧迫している状態でした。
腫れ自体がいつからあったかは本人はわからないということ。
7月くらい?には呼吸がしづらいことがあったような気がする。ここ一カ月は体調が悪い日があったり良かったりと、日によりけりである。

このような状態ですが、私が気になるのが、最悪、癌であったとしても未分化癌でなければ
希望は持てるのですが、生存率が極めて低い未分化癌だったとしたと考えると、夜も寝れません。

良性であってほしい、せめて乳頭がんであってほしいと願うばかりです。
9月末あたりに手術予定ですが、検査結果が出るのが22日です。

わかっている限りの情報を記載しましたが、判断するには少ないことは十分承知ですが、
未分化癌の可能性はあるのでしょうか?

大学病院から大した説明も受けずに癌センターを紹介されたことから、大学病院でもできないような症状なのか、とかいろいろ考えてしまいます。

10月終わりには挙式予定です。新居も9月末引き渡し、まさかこんなところで・・・。

なんでもいいので、教えてください。気が滅入りそうです。     

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細胞検査士 様  投稿者:ぱぴ  投稿日:2010年 9月 7日(火)19時35分0秒   

       書き忘れです。全摘手術前に受けたMRI、CT、PET−CT、X線検査のいずれでも肺転移は現れておりませんでした。由に、夫のサイログ ロブリン値が、顕微鏡レベルの肺転移が有る場合の全摘手術後のサイログロブリン値に匹敵するものかどうか、非常に心配です。

 上縦郭に残存している可能性が有る顕微鏡レベルのリンパ節転移が影響している事も考えられますか?

  来週、RI(100mCi)が予定されていますが、リンパ節転移、肺転移があったとして、どれ位の大きさから写るものでしょうか?取り込み具合にもよると思いますが・・。

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細胞検査士様  投稿者:みず  投稿日:2010年 9月 7日(火)16時29分55秒     

      8/18にお返事いただいたみずと申します。また話を聞いていただけたらと思い投稿しました。
皆さんの投稿を読んでいると、とても病気の状態や手術の内容・検査結果など詳しく把握されていて・・・私たちは何なんだろうと思ってしまいます。
9/2にPET-CTの検査を父本人と、母・私の3人で聞きに行きました。
予約時間から三時間またされたうえ、やっと順番がきました。
担当医師は、CTの画像を見ながら、ぶつぶつと聞き取れないことを言いながら、『リンパの転移がとても沢山ありますね。手術で取れるところはとってあとは放射線治療となります。で、手術の日ですが・・・』って、それだけです。
ここのサイトを読んでいた私には何も理解ができず、『先生の今の説明では病状がまったくわかりません。もっと説明してもらわないと』と意見したら『これを詳しく説明したら30分以上かかります。外来では時間がないのでできない。』と言うのです。
病人に自分の病状を説明もせず、リスクも効果も説明せずに手術の日取りを決めるなんてことが、普通の医療現場なのでしょうか。
し かもそれでもくいさがって説明を求めると『場合によっては首に穴が開いたままになるかもしれない』とか『簡単な手術ではないですよ、6時間位はかかりま す』とか・・・『甲状腺がかなり気管支に癒着してしまっている可能性もある』『静脈の近くにあるリンパが手術の際に危険だ』とも。『このま放っておけば半 年後くらいには肺や脳・骨に転移して大変なことになりますよ』とまで。
さらにPET-CTの結果で胃にも陰があるので、これから胃カメラも飲んで検査、さらに不整脈も見つかったので検査しますと。
これだけのことをこちらが説明を求めないと言わずに手術って簡単にやってしますものなんですか。父は75歳。私たちにはこの手術がとても良い選択肢なのかもよくわかりません。
まったく知識のない患者に『手術すれば治りますよ』の一言だけで、説明を終わらせようとしたことにとても不信感があります。
これから5つくらいの検査をして9/29には手術となります。
皆さんは検査の数値なども記載していますが、それは医師から提示されているのですか。
私達には父の現在の癌の進行状況、状態がまったくわかりません。
県内では、がんセンターが1.2をあらそう設備がある病院です。
患者のわたしたちが無知すぎるのでしょうか。     

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細胞検査士 様  投稿者:ぱぴ  投稿日:2010年 9月 7日(火)14時13分7秒     

       大変、温かい御言葉を本当に有難うございました。「〜末永く暮らせる事は間違いありません。」の御言葉に、夫と二人、どれ程励まされたか分 かりません!恥ずかしながらプリントアウトして、いつも目に入るところに置いて、否定的な思いに囚われてしまったら、直ぐにその言葉を読める様にしていま す。

 何度も申し訳ありません。サイログロブリン値について詳しく教えて頂けますでしょうか?

 今迄、主治医に聞いても「手術後で安定していないから・・」と教えてくれなかったのですが、昨日、しつこく聞いて教えて貰った値が下記でした。

平成22年5月6日 右葉摘出 峡部リンパ節切除

平成22年6月28日 サイログロブリン値 28

平成22年7月6日 甲状腺全摘 右頸部外側リンパ節郭清

平成22年8月2日 サイログロブリン値 85

平成22年8月17日 左頸部外側リンパ節切除

 後は計っておらず、9月13日の放射性ヨード治療当日の治療直前に採血して計るそうです。

 この掲示板を拝見していると、甲状腺全摘後1ヶ月位のサイログロブリン値は、皆さん5〜6位に下がっていたりと、かなり低くなっているのに、夫の場合、かえって上がってしまっています。

  その事を、昨日、主治医に尋ねたら「手術でサイログロブリンを全身に撒き散らした形になっているから、術後2ヶ月位は落ち着かないんだ」と言っていたので すが、甲状腺を全摘してサイログロブリンを撒き散らしたとは、どういう事でしょうか?全摘手術の時は断端陽性も無かったと聴いておりますし・・・。

 先日、細胞検査士様より、肺転移の可能性も有るとご指摘頂いてから、とても、その事が心配でおります。このサイログロブリン値は、肺転移を感じさせるものでしょうか?

 全摘後のサイログロブリン値の推移は、通常、どの様なものでしょうか?

 何卒、ご教授下さいますようお願い申し上げます。     

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ぱぴさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月 3日(金)22時57分36秒     

       ご丁寧な返信をありがとうございました。ぱぴさんとご主人の心境が手に取るように判ります。また、ご主人の優しさが強く伝わってきます。実 質、5年間放置してしまったわけですから、後悔も大きいと思います。担当医の「患者本人が手術を希望しなかったから」という発言は責任転嫁以外の何物でも ありませんが、医師としては細胞診の結果が「悪性」や「悪性疑い」のような悪いものを示唆する報告書を返さない限り、積極的に手術に踏み切れないことも事 実ですので、辛いとは思いますが、ご理解をお願いします。
 ぱぴさんのご主人のケースは決して珍しい症例ではありません。転移リンパ節が多いので 不安を感じるお気持ちはよく分かりますが、何度も繰り返すようですが、リンパ節転移は「数」の多い・少ないは、予後には影響しません。転移リンパ節の「大 きさ」が予後に影響を及ぼします。ぱぴさんのご主人の場合、投稿を拝見していても「タチが悪い」という雰囲気を感じません。今後の再手術の数は多いことが 予想されますので身体的負担は大きいかもしれませんが、これからも夫婦仲良く末永く暮らせることは間違いありません。ですので、ご夫婦で楽しく・前向き に・ポジティブに日々を過ごすように心がけてください。そうすることで自己免疫力を高め、体内に残った癌細胞の活動を抑えることができます。
  ヨードシンチ検査では、ヨードの取り込みが強ければ強いほど、内照射治療の成績が高いことになりますので、たくさん取り込んでくれるといいですね。なお、 内照射治療は1回のみでなく、数回行う可能性がありますので、その心づもりでいてください。     
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ぱぴさんへ  投稿者:まみこ  投稿日:2010年 9月 3日(金)20時00分39秒     

      ご心配の様子がとてもよく分かります。

>夫の場合、男性だからか進行が速い様で、
私もイロイロネットや本を読んだりしましたが、
男女で差があるようなことは、なかったように思います。(私が見なかっただけかな???)
それより、年齢的に45歳が境になっているようなものは何度か見ましたよ。
私もギリギリでの手術だったので(苦笑)、大丈夫と楽観しています。
ご主人も、ギリギリ大丈夫じゃないかと・・・。

ペイトの治療は、次回10月の定期検診の時にエコーで見ることになると思います。
その時はまた、ご報告しますね!!     

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細胞検査士 様  投稿者:ぱぴ  投稿日:2010年 9月 3日(金)15時10分40秒     

       アドバイス・お励まし有難うございました。

 5 年前のPET−CTで見付かったんだから、もっと早く治療をスタート出来ていたら・・と思うと夫と二人で悔しくてたまらなく、5年間「良性」としか説明し なかった主治医に対して、どうしようもなく憎しみの気持ちが湧き上がってしまいます。せめてclass3aとだけでもお聞きできていたら、私達患者側で も、検査を兼ねて手術をお願い出来ていたかも知れないのに・・。こちらから聞ける程の知識を持っていなかった事も悔やまれます。その事を主治医に訴えたと ころ「患者本人が手術を希望しなかったから・・」と言われました。夫は人に対して悪意を持たない素直な性格なので、そう言われて「自分の責任だ」と、しゅ んとしているので、尚更、医者の狡さを感じてしまいます。ただ純粋に信頼して長く通っていた夫が、可哀相過ぎます。

 内視鏡については、一度、主治医にお話した事があるのですが、取り合って貰えなかったので、同じ病院内の外科に紹介して貰えないか、来週の診察時にお願いしてみたいと思います。無理な場合、甲状腺専門病院に勝手にでも行ってみようかとも思います。

  本人が一番辛い思いをしている筈なので、私は家族として力を与えなければならない立場なのですが、私も不安でいっぱいでなり冷静さを欠いてしまいます。と りわけ、主治医に対する不信感から余計な不安が来ているような感じです。今迄、全て、こちらからお願いしないと手術もして貰えず、病理診断が出ると毎回、 主治医はうろたえて「こんなに転移している確率は低い筈なんだけど・・」等と言うばかりです。もしかしたら、専門外なのかも知れません。

  細胞検査士様の御返事を拝見し、初めて、夫がどういう状態にあるか判りました。肺転移している可能性もあるとの事・・とてもショックでしたが、お聞きして 良かったです。当初、心配していた縦郭リンパ節転移の取り残しよりも、肺の為に放射性ヨード治療を早く、どんどん受けさせる事を優先すべきですね。

 縦郭リンパ節に転移に関しては、何かの検査で現れる位の大きさになってから、対処するという事しか無い様ですね・・。予防的郭清をしておきたかったのですが、仕方が無いですね。進行の早い普通の癌だったら、どう判断されるのか・・なんて思ってしまいます。

  細胞検査士様が最後に書いて下さった「けしてタチは悪くない」「心配せずに前向きに〜〜〜長い道のりかもしれませんが完治を目指して〜〜」の御言葉に、と ても励まされました。今年の3回の手術共、予想よりも進行していて、悪い方へ進む様なイメージしか持てなくなってしまっていましたが、「完治を目指せる段 階なんだ!」と夫と二人で、希望を持てました!初めて夫の前で涙を流してしまいました。今迄、私の不安を夫に共有させてはいけないと気を張っていました。 夫も昨夜、お風呂の中で男泣きに涙を流していた様です。

 せめて、自分に聴かせる自分の言葉だけでも前向きに大丈夫メッセージを発してい きたいと思います!笑う角に福来たると言いますしね!この試練は私達夫婦が益々豊かな人生を生きる為の神様からの贈り物、と思いたいですが、今は思えなく とも、後でそう笑って話せるよう感謝出来る事を探して過ごしたいと思います。9月13日に受けるヨードスキャンの結果が怖いというのが本音ですが、どう 思って過ごすのも時間経過は同じですので、希望をイメージして過ごしていきたいです!ご相談に乗って頂き、本当に有難うございました。      

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ぱぴさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月 2日(木)21時14分12秒     

       5年間ずっと良性と判定されていた理由ですが、いくつか考えられます。もともと甲状腺癌はおとなしいタイプが多いので、本当は乳頭癌細胞 だったにも関わらず、悪い細胞に見えなかったために良性と判定していた可能性があります。また、その施設における細胞判定のクライテリア(判定基準)が十 分でなかった可能性もあります。さらには針を刺した場所がたまたま良性腫瘍の部分だったのかもしれません。
 縦隔リンパ節といっても、場所によっては胸腔鏡による手術ができない場合があります。胸腔鏡手術のメリットは回復が早いこと、傷跡が目立たないこと、再手術が可能なこと、等でしょうか。詳細は専門医に尋ねてください。     

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まみこさんへ  投稿者:ぱぴ  投稿日:2010年 9月 2日(木)11時26分36秒     

 まみこさんも取りきれなかったのですね・・。ペイトは甲状腺そのものの腫瘍に対してのみ使われるものと思っておりましたが、リンパ節転移にも可能なのですね。

  鎖骨から下のリンパ節郭清は、血管を損傷させるリスクの方が高いからしない、と夫の場合も言われています。でも、納得出来ない気持ちなんです。と言うの は、そのリンパ節転移が節外浸潤して脈管浸潤していまったら、血行性転移を起こしてしまうのでは・・と居ても立てもいられなく成ります。

 内照射は、リンパ節転移にはあまり取りまれないとも聞きますし、肺転移にしても、完全に癌細胞を死滅させられる確率は10%程度と言われている為、普通の癌の様に予防的郭清をしておきたいと思っていました。

  外照射は、エビデンスが確率していない為、一般的には行われていない様で、夫の病院でもしない方針です。しかし、何処の大学だったか忘れたのですが、術後 の予防的外照射で約15%再発率が下がったというデータが有るという文献を読み、再発に対する局所照射ではなく、予防的照射を受けたいと思い(手術に依る 予防的郭清が無理なら)、してくれる病院を探そうとも思っていました。

 もし、肺転移を起こした事が判っても、甲状腺乳頭癌の場合は、一 箇所にでは無く、びまん性に数え切れない数の転移を起こす事が多いともお聞きするので、どうせ手術出来ないのなら、縦郭リンパ節切除の為に胸骨切開をして しまってもいいのではないか・・なんて考えたりもしていました。

 まみこさんの主治医の先生が仰る様に、この病気は進行はとても遅いのが 特徴と何にも書いてあるのですが、夫の場合、男性だからか進行が速い様で、術後の病理診断で、いつも夫の主治医の楽観的予測を裏切った為、こちらから主治 医にお願いして追加手術をして貰ったりしていました。

 今は、肺転移を起こしていない事、しかし、もし顕微鏡レベルの肺転移を起こしていたとしても、9月13日の1回目の内照射で撲滅させられる事を祈るばかりです。

 まみこさんにも、ペイト治療の良い結果がもたらされる様、強く祈っております!もし宜しかったら結果を教えて下さい!     

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ありがとうございます  投稿者:つの  投稿日:2010年 9月 2日(木)08時52分36秒

お返事ありがとうございます。手術に踏み切れない要因はやはり今生活に支障がないこと、手術をしてのデメリットを考えた時いつがその時期なのか・・・という点です

手術後のデメリットの中でも、反回神経麻痺、その他の神経系の後遺症のリスクがどの程度のものなのか(もちろん個人差はあるでしょうが・・・)後悔しないよういろんな意見を伺って自分を納得させたい気持ちがあって すみません相談させていただきました

またこの頃夜眠れなくてセカンドオピニオンで診てもらったお医者さんに薬を処方してもらいました

眠れないことと甲状腺って関係ありますか     
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ぱぴさんへ  投稿者:まみこ  投稿日:2010年 9月 2日(木)06時58分55秒     

      横レスになりますが・・・。

私も取り切れなかったリンパが、残っています。
しかしながら、場所にもよると思うのですが、
私はアルコールを入れるペイトという治療をしました。
今はその治療を終え経過中なので、はっきりしたことは言えませんが、
一応出来ることはしておいたって感じです。
その前に放射線もしましたが、ほんの少しだけ小さくなっていたとのこと。
ちなみに、鎖骨のすぐ上左右2か所です。
どんな優秀な先生でも、取るのは難しいと言われました。

これは主治医から言われたことですが、
甲状腺の場合は進行が遅いので、医学の進歩を待っても十分だと。

>予定通り放射性ヨード治療を受けさせようと思います。外照射をすると再発率が下がるともお聞きするのですが、夫の場合はどうでしょうか?
たぶん、カプセルを飲む内照射だと思います。
効果は、人それぞれなのでどうでしょうね?


お大事にされて下さいね。     

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細胞検査士 様  投稿者:ぱぴ  投稿日:2010年 9月 1日(水)23時24分46秒     

       長い細かい質問分を読んで下さり有難うございます。また、丁寧なご説明有難うございます。

 予定通り放射性ヨード治療を受けさせようと思います。外照射をすると再発率が下がるともお聞きするのですが、夫の場合はどうでしょうか?

 いざ、胸部の手術をする時の支障に成りませんでしょうか?

 又、5年間、良性を細胞診の結果が出ていたのは何故だと思われますか?「線種」と病理診断が出ていたとの事です。

 もし、縦郭リンパ節に転移が見付かった場合、胸空鏡手術を受けるのと、開胸手術を受けるのでは、どんな違いが有りますか?

 何度も申し訳ありませんが、お教え頂けましたら幸いです。

 宜しくお願いします。

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ぱぴさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月 1日(水)22時36分3秒     

       大変詳細な経過観察をありがとうございました。病理診断の結果を拝見する限り、ごく一般的なタイプの乳頭癌です。ただ、リンパ節転移がかな り多く、転移を繰り返すタイプの比較的アクティブな乳頭癌といえます。
 「郭清しないでいるのは本当に不安」とありますが、そのお気持ちは大変よ くわかりますが、ここまでリンパ節転移が広がっていると、手術では「郭清しきれない」というのが現状です。病理診断文を読む限り、かなり小さなリンパ節ま で転移を起こしています。取ってきたリンパ節を顕微鏡で検査して初めて転移が判るような、いわゆる微小転移が多くあることが予想されます。「郭清しきれな い」というのはつまり、手術中に執刀医が自分の目で見て転移してそうなリンパ節を切除してくるのですが、あまりにもリンパ節が小さくて、どれが転移してい るものか判別できないという現状、またはあまりにも小さくて見付けきれないという現状から「郭清しきれない」ことになるのです。ですので、不安になるお気 持ちは痛いほどよく分かりますが、医療技術には限界があることも理解してください。
 頚部リンパ節は比較的何度も手術を繰り返すことが可能です が、縦隔リンパ節のほうは手術を繰り返すことができません。というのは、一旦胸骨を開いてしまうと、術後に癒着してしまい、再度開くことが極めて困難にな ることが通常だからです。しかも悪いことに、縦隔リンパ節の方まで甲状腺癌の転移が広がってしまった場合、かなり広範囲に転移が進行していると判断されま す。つまり、甲状腺から離れれば離れるほど、転移が広がっていると判断するからです。縦隔リンパ節にまで転移してしまった場合、肺に転移している可能性も 十分考えられますので、「縦郭リンパ節転移の手術をすると、約半数に肺転移は見られる」と表現しておられるのでしょう。縦隔リンパ節に転移した場合は、胸 腔鏡手術などの高度技術をもつ施設で手術が受けられないか、相談されるとよいでしょう。
 今後予測されることは、リンパ節転移を繰り返すことで す。この対応策はただひとつ、「転移したリンパ節を外科切除する」のみです。患者さんによっては何年にもわたって「腫れては取る」のイタチごっこを続ける 方がいらっしゃいます。ぱぴさんのご主人もそうなる可能性がとても高いと思われます。今後の治療法としては、予定通り放射性ヨードによる内照射治療を受 け、少しでも乳頭癌細胞を殺しておき(初期の肺転移巣の癌細胞も含む)、その上で転移再発してきたリンパ節に対しては外科切除する、という基本治療でよい と思います。
 ただひとつ言えることは、リンパ節転移を繰り返したとしても、予後にはそれほど大きな影響を及ぼさない、ということです。ぱぴさん のご主人の転移リンパ節の最大径は11mmとのことで、これは大丈夫なサイズです。これが3センチを超えるようですと、かなりタチの悪い乳頭癌と判断され ますが、ぱぴさんのご主人の場合は「転移の数は多いが決してタチは悪くない」と言えますので、心配せずに前向きに治療を受け、長い道のりかもしれませんが 完治を目指してご夫婦またはご家族で協力し合いがんばってください。     

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つの さんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2010年 9月 1日(水)21時55分18秒     

       気管支がゆがんでしまうほど、かなり大きな腫瘤のようです。サイズも徐々に大きくなってきているとのことで、今後も腫瘤の成長は続くことが 予想され、気管支がますます圧迫されて神経や血管も圧迫することも考えられます。圧迫が食道のほうに波及すると食べ物の嚥下が困難になる可能性も否定でき ません。
 経過観察を望んでいるようですが、担当医とセカンドオピニオンの医師の両者から手術を勧められたにも関わらず、手術に踏み切れない要因 は何でしょうか? その「手術を避けたい理由」と、「手術を受けることのデメリット」を天秤にかけて結論を出すとよいでしょう。手術することのデメリット を簡単に挙げると、傷跡が残ってしまう、反回神経麻痺のリスク、その他の神経系の後遺症のリスク、術後に首が動かしにくくなってしまうリスク等でしょう。 全摘であれば、これらに加え、一生ホルモン剤を服用しなければならない面倒さ、副甲状腺の自家移植に失敗した場合のリスク、等でしょうか。過去ログを検索 すればいろいろ出てくると思います。     

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細胞検査士 様  投稿者:ぱぴ  投稿日:2010年 9月 1日(水)02時13分36秒     

       度々すみません。夫の年齢を書き忘れました。2010年9月現在46歳7ヶ月です。

 大分県の有名な甲状腺専門病院の先生が、縦郭リンパ節転移の手術をすると、約半数に肺転移は見られると書いておりましたので、放っておくのが、とても心配です。

 最善の治療を受けたいです。善き知恵を戴けたら有難いです。宜しくお願いします。     

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細胞検査士 様  投稿者:ぱぴ  投稿日:2010年 9月 1日(水)00時22分10秒     

       夫の甲状腺乳頭癌の事で初めてご相談させて頂きます。宜しくお願いします。

 5 年前のPET-CT(健康診断)で甲状腺に異常が見付かり、地元の大学病院耳鼻咽喉科に紹介頂き、半年に1回のペースで穿刺吸引細胞診を受けてきて、毎回 class3aだったのが2009年11月の検査でclass3b乳頭癌と病理診断が出、同院同科にて下記治療を経ています。

2010年5月 手術 甲状腺右葉・峡部切除
病 理診断結果 Thyroid gland@:●峡部から右葉下部:Papillary carcinoma(すりガラス状・核溝・核内偽封入体等の核所見を有する腫瘍細胞が、乳頭状や濾胞状に増殖する通常のPapillary carcinomaの像です。特殊型 variantに相当する様な所見は認めず。低分化な成分も認めず。)
腫瘍径:肉眼的には1.5×1.0cmだが、組織レベルでは峡部の方へ浸潤し3.0×1.0cm。EX1(脂肪組織)・pT3
腫 瘍の割面:浸潤型・腺内散布有り @径0.5mm(主病変から6mm離れた所)A径0.5mm(主病変から10mm離れた所) B径1mm(主病変から 1mm離れた所)の少なくとも計3箇所確認。●右葉下部:Papillary carcinoma(通常型Papillary carcinoma。特殊型variantに相当する様な所見は認めず。低分化な成分も認めず。) Lymph nodesA,B:Total 15/15 Papillary carcinomaの転移として矛盾せず。A気管支前L.N.(6/6):明らかな節外浸潤無し。径3mmのリンパ節2個・径2mmのリンパ節1個、径 500μmのリンパ節2個が採取され、計5個全てにリンパ節転移が認められる。結合織内に径2mmの腫瘍結節1個を認るが、既存のリンパ節転移かどうかは 断定出来ず。ここでは節外浸潤と断定出来る所見は認めず。B右気管支傍L.N.(9/9):節外浸潤有。径4mmのリンパ節2個、径3mmのリンパ節5 個、径1mmのリンパ節1個が採取され、計8個全てにリンパ節転移が認められる。径3mmのリンパ節のうち1個に節外浸潤が認められる。節外浸潤の程度 は、リンパ節被膜から100μm外に浸潤する僅かなもの。結合織内に径6mmの腫瘍結節1個を認めるが、既存のリンパ節構造が確認出来ず、厳密にリンパ節 転移かどうか断定出来ず。

2010年7月 手術 甲状腺左葉・右頸部外側リンパ節切除
病理診断結果 左葉:@検索した範囲では腫 瘍の波及は見られず。リンパ節:A浅頸リンパ節 0/1  C右上深頸リンパ節 0/7  D右中深頸リンパ節 1/9  最大径12mm迄腫大したリン パ節が9個され、径5mmのリンパ節に1.5mm大の転移が認められる。リンパ節内に限局し、節外浸潤を認めず。 E右下深頸リンパ節 4/9(節外浸潤 有) 最大径11mm迄腫大したリンパ節が9個採取され、径11mm・径9mm・6mm・径1mmの計4個にリンパ節転移が認められる。節外浸潤n程度 は、リンパ節被膜から、凡そ1mm程被膜外に浸潤した僅かなもの。浸潤部先進部は脂肪組織に囲まれており、標本上断端露出無し。 Total 5/26   B右中深頸脂肪組織:no malignancy

2010年8月 手術 左頸部外側リンパ節切除
病理診断結果  Metastasis from thyroid papillary carcinoma  左上深頸(1/7 0.1mm 節外浸潤無し)  左中深頸(0/8)   左下深頸(1/4 0.6mm 節外浸潤無し)  左 上縦郭(1/1 0.2mm 節外浸潤無し) 左副神経(0/3)  肩甲舌骨筋(0/0)

2010年 9月13日 放射性ヨード治療 100mCi 予定

 気管支前・右気管支傍・右上縦郭の採取したリンパ節全てに転移が有った為、その下の縦郭リンパ節にも転移が有ると思われるのですが、「鎖骨の所の頸静脈・頸動脈より下は手術リスクが有る為手術はしない」と主治医は言います。

 現在のところ、最近受けたPET−CT、CTにも表れていないのですが、左外側頸部リンパ節転移の様な顕微鏡レベルの転移は残存していると思われるので、郭清しないでいるのは本当に不安です。

 放射線外照射もしないと耳鼻科の主治医と放射線科の医師は言います。リンパ節転移には放射性ヨードはあまり取り込まれないとお聞きしますし、どうしたらいいものか夫と二人で路頭に迷っている様な状態です。

 恐らく胸骨を切開しないといけないので、はっきりと転移を確認出来ていない状態で拡大手術をしてまで郭清はしないという事なのでしょうか・・・。

 この状態で、縦郭リンパ節郭清はしないのが普通でしょうか?耳鼻科で手術したのですが、外科だったら違ったのでしょうか?

 何処か、手術対応してくれる病院を探さなくてはいけないとも考えています。

 細胞検査士様もご意見を伺えればと思い、思い切ってご相談させて頂きました。宜しくお願い致します。御待ちしております。

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