2009年05月の甲状腺医療情報の掲示板

ひまわりさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月31日(日)23時47分15秒    

    サイログロブリンの値と、甲状腺腫瘍の程度の間には相関関係はありませんので、心配いりません。つまり、癌でもサイログロブリンが高くならないこともあ りますし、良性腫瘍であっても1000以上の高値になる場合があるからです。
 2ヵ月後の手術であれば、通常の甲状腺腫瘍の扱いであり、タチの悪い癌(未分化癌など)ではないです。もしタチの悪い癌であれば、その日に緊急入院にな ります。
 手術の日まで美味しいものをたくさん食べて、疲れない程度に旅行などを楽しみ、毎日少しずつでもよいので運動をして体力を付けておきましょう。    
 

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piさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月31日(日)23時40分33秒   
 
   Q.@単純にその腫瘤だけを取って、細胞検査するのではいけないのだろうか?
A.乳腺と異なり、甲状腺では腫瘤のみの摘出手術はできません。例えるならば、巨峰の種は実から取り出しやすいですが、リンゴや柿の種は実が硬くて包丁で 切らないと取れない、というのを連想してください。

Q.Aリンパ節までとったら、術後、何か心配なことはないだろうか?
A.リンパ浮腫を起こすことがありますが、多くの場合は術後に影響はありません。しかし少数の症例ではむくみなどの術後副作用が持続することがあります。 どのような手術をすれば回避できるか、どのような症例のときに起こるのか、は、わかりません。

Q.手術するリスクとしないリスク、どちらが高いのか?
A.いずれにもリスクがあります。つまり、手術するリスクは様々な術後副作用や術後の服薬に代表されるリスクでしょう。一方、手術しないリスクは、もし癌 だった場合に、ある時急激に進行して最悪の場合は命の保証がなくなるというリスクでしょうか。   
 

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みぃさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月31日(日)23時10分10秒   
 
    「1年も経たないうちに3センチから8センチ」とのことですが、これが本当ならば「普通ではない」と思います。8センチというのは摘出した甲状腺全体の 大きさではないですか?
 「良性の腫瘍」は転移しません。これは腫瘍の定義の大前提ともいえる部分で、例外的なケースを除いて、転移を起こすのは悪性腫瘍だけです。ただ、病理診 断を行なう際に、摘出した甲状腺のすべてを病理標本にしなければ、必ずしも良性腫瘍とは言い切れません。標本にしなかった部分に癌の所見が隠れていたかも しれないからです。また、標本上は良性腫瘍であっても、転移・浸潤を起こす前の悪性腫瘍である可能性もあります。だからこそ、手術して何年も経過してから 転移が明らかになることが稀にあるのです。
 しかしほとんどの症例では、病理診断で「良性腫瘍」と診断されたら、経過観察は担当医の仰るとおりでよいのではないでしょうか。    
 

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茅乃さんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月31日(日)23時02分8秒   
 
    微小癌の多くは経過観察のままでも一生を過ごせるとは思います。しかし、いつ・誰が転移を起こすのか、いつ・誰が未分化癌に変異するかは今の医療水準で は不明なので、ご自身の考え方次第で結論が異なるのが現状です。
(1)「恐らく心配はない」と言われたので、特に変化がない限り経過観察を続けるか?
(2)「恐らく心配はない」とはいえ、様子をみるより今のうちに手術で切除しておいた方が良いか?
この二者の選択は私ごときが助言することではなく、どちらを選択したとしても後悔しないように、茅乃さんのお姉さんの意思で決めるべきです。100人いれ ば100通りの考えがあり、最終的にいずれかの選択をすることになるわけですから、ご家族の環境や将来設計なども熟慮して、時間をかけて後悔のないように 選択してください。
 また「医師は最近の微小癌の方は、殆どが経過観察を選択すると言っておられた」とのことですが、全国的な調査をしたという報告は聞いたことがないので、 私にはわかりません。ただ、微小癌ならば経過観察しても「確率的には」余命に影響がないとは思います。
 あまりお役に立てず申し訳ありません。   
 

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細胞検査士様へ  投稿者:ひまわり  投稿日:2009年 5月29日(金)18時50分56秒   
 
   よろしくお願いいたします。4月13日に首のしこりにきずきかかりつけの耳鼻咽喉科にいきました。一週間 抗生剤を飲みましたが 変化なく 総合病院を紹 介されました。     血液検査 超音波穿刺吸引細胞診 MRIけんさの結果を5月14日にいただきました。
甲状腺右葉に 4.2*2.3*2.8CMの腫瘍細胞診クラス 3b 手術となりました。      サイログロブリン が 800ng/ml が気にかかります、、、 また、手術は6月24日に決まりましたが それまでに 検査を三つ 受けなければなりません。しこり自体が大きく癌なら進行しな いか心配です。未分化がんでないことを祈って 毎日過ごしています。    この病気になんの知識もない私です。しこりを見つけて 2ヶ月後の手術と言う ことは
そんなに急を要しないと理解していいのでしょうか? 今は早く 終わり 元気になりたいきもちです。 
 

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初めまして  投稿者:pi  投稿日:2009年 5月28日(木)23時46分53秒    
   掲示板を見て、主人のことで、相談にのっていただけたら、と思い、メールしました。

主人は54歳です。
2007年11月、ペット検診を受けたら、「甲状腺に腫瘤を認めます。」という結果でした。半年後に再検査します。ということで、2008年4月、エコー 検査で再検査して、やはり何かよく分からないので専門医を紹介していただきました。
専門医の診断は、1センチくらいの固いもので、最近できたものではない随分前からのものらしい。「たぶん、癌ではないと思うので、もう少し様子を見ましょ う。」と言われた。
細胞を取ろうとしても、硬くて取れなかった。
2008年11月、2009年4月も同じことだったので、「心配なら、手術しましょう。」ということになった。
手術は甲状腺の半分くらいを取って、さらに癌だった場合の再手術のリスクを考えて、その下のリンパ節も切除するということでした。
来月、手術をする予定ですが・・・
@単純にその腫瘤だけを取って、細胞検査するのではいけないのだろうか?
Aリンパ節までとったら、術後、何か心配なことはないだろうか?

その専門医は、@・・・「再手術のリスクを考えて、」A・・・「心配ありません。」と言われましたが・・・どう思われますでしょうか。

本人は、手術するつもりですが、手術するリスクとしないリスク・・・どちらが高いのでしょうか・・・   
 


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細胞検査士様へ  投稿者:みぃ  投稿日:2009年 5月28日(木)19時23分48秒   
 
   お忙しい中、申し訳ありません。お伺いしたいのですが、良性の濾胞腺腫で、1年も経たないうちに3センチから8センチになることはあるのでしょうか?(ミ リではなくセンチです。)
というのも、本日退院後2回目の外来に参りまして、改めて腫瘍の大きさを聞かされ、ちょっと驚いてしまいました。母親からは「タラコ2つ分だったよ。」と は聞いていたのですが、腫れた甲状腺の右葉の中に3センチぐらいの腫瘍が入っている状態を想像していました。
私はちょうど今から1年前に今とは別の病院で精密検査をしたら腫瘍が見つかり、経過観察をしていました。その過程で、CTやMRIの結果大きさは3×3. 5センチの大きい腫瘍だと言われていました。約3ヶ月ごとに精密検査をしていましたが、大きさは変わらないとのことでした。が、3月頃の精密検査の結果細 胞診は“鑑別困難”、その病院では悪性か良性かわからないので専門医を紹介します、腫瘍は増大してます、と言われ今の病院に移り今に至っていますが、甲状 腺の腫瘍はゆっくり大きくなると聞いていたので、8センチは想像していませんでした。
本当は手術も胸骨縦切開の予定でしたが、特別なテクニックとやらで首に横20センチぐらいの傷で済んでおります。
ただ、良性の腫瘍は転移はないと思っていていいのでしょうか?急激に大きくなった気がして何だか心配になってきました。主治医は、20年後にひょっこりま たできることはあるが、今から心配することではないとおっしゃっていました。3ヶ月後の外来でCTを撮ったらその後は通院しなくてよいと言われました が…。安心してもいいのでしょうか?   
 

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Re: エマさんへ  投稿者:エマ  投稿日:2009年 5月28日(木)00時44分4秒    

細胞検査士さんへのお返事です。

詳しいご説明ありがとうございました。
前向きに治療に励みたいと思います。

本当にありがとうございました。   
 

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細胞検査士様へ  投稿者:茅乃  投稿日:2009年 5月27日(水)22時33分21秒   
 
   初めまして。茅乃と申します。
姉63歳の事でご助言を頂きたくお願い申し上げます。

5年程前から甲状腺機能低下症と良性の腫瘍で経過観察(チラージンs50服用)を続けておりましたが、先日細胞診で悪性の疑いが出たので、詳しく診てもら うようにと大学病院への紹介を受けました。
そちらの検査の結果ではクラスXの乳頭癌、腫瘍の大きさは9.4mmとのことでした。医師から「微小癌だし反回神経からは離れた場所にあるし、恐らく心配 はないと思うのでこのまま様子を見ては?」と言われ、姉も手術が怖いのでこのまま経過観察を続けたいとの旨を伝えました。
ですが、微小癌であっても肺転移を起こすこと、高齢なので未分化癌への転化のリスクがあること等をこちらの掲示板で拝見し、やはり手術をした方が良いので は?と思うのです。
「恐らく心配はない」とはいえ、様子をみるより今のうちに手術で切除しておいた方が良いでしょうか?医師は最近の微小癌の方は、殆どが経過観察を選択する と言っておられたのですが……そうなのでしょうか?身内としてはやはり心配です。

追伸。
突然の癌告知で不安に押し潰されそうになっていたところ、こちらの掲示板に辿り着きました。細胞検査士様と皆様の書き込みを拝見し、とても励みになりそし て落ち着くことができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。   
 

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エマさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月27日(水)20時22分36秒    
    乳頭癌のサイズが6ミリしかなかったにもかかわらず、頚部リンパ節に1個転移していたという事実から、転移を起こしやすいタイプの乳頭癌ということも考 えられます。残った右葉にも3ミリの腫瘤があるとのことですが、これが乳頭癌である可能性も十分考えられます。初発の反対側ですので腺内転移の可能性もあ りますし、左葉とは別の新たな癌組織である可能性もあります。もちろん、癌ではなく良性の腫瘤の可能性もあります。なお癌組織の大きさが小さい場合、血液 検査の結果で異常値がでないことも珍しくありません。
 右葉の腫瘤サイズが3ミリとのことですから、細胞診では正確に針先を腫瘤に当てられる可能性が低いことも予想されます。今回の結果で「良性」と判断され たとしても、長期的に経過観察を続けていくことが重要です。また、左側の頚部リンパ節への再発も警戒して経過観察をすることも重要です。
 もし右葉の腫瘤が「悪性」だったとしたら、残った甲状腺をすべて切除して、その後にアイソトープによる内照射治療を施行することで、再発の危険性をかな り低く抑えられることが期待できます。再手術をすれば完治、という訳にはいきませんが、まだまだ若いですから、今のうちに出来る限りの治療を受けられるほ うがよいでしょう。もちろん、右葉の腫瘤が「良性」または「鑑別困難」だとしても、直ちに甲状腺を全摘する必要はありませんので、あまり心配しないでくだ さい。
 名医に診てもらう、もしくは名医に執刀してもらう、というのは「安心感」を得るのが大きな目的と思います。もし安心感を得たいのならば、その名医に従う のがいいでしょう。しかし名医もひとりの人間です。人間である以上、100%ということはあり得ませんので、あまり過大な信頼は危険を伴います。その名医 に従ったばっかりに、失敗して深く後悔する方も少なからずいらっしゃると思います。そのことも踏まえて、今後の診察をお受けになってください。    
 

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細胞検査士様へ  投稿者:チャカ  投稿日:2009年 5月27日(水)00時18分13秒    
   ありがとうございます。それぞれ微妙に症状や状態も違いますし、ドクター・病院によっても判断が違う場合もあるのですね。。物理的にセカンドオピニオンも 何か所もは難しいので、アドバイスいただいたようにネットでの情報、主治医を信頼して治療して行こうと思います。ありがとうございました。    
 

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細胞検査士様へ  投稿者:エマ  投稿日:2009年 5月25日(月)22時27分32秒   
 
   こんにちは。はじめて質問させていただきます。
1年半前に甲状腺乳頭癌で左葉摘出したエマと申します。

東京の有名な専門病院で橋本病の経過観察中に偶然見つかった8mmの腫瘍を念のため調べさせて下さいと言われて細胞診したところ悪性だったとの告知。当時 27歳の私にはなにがなんだかわからずひどく動揺いたしました。

手術は、腫瘍自体が小さいものだった事もあり最小限での切除を行い、切ってみたら癌自体は6mmのもので、典型的な乳頭癌、リンパへの転移は1つだったと 手術後に伝えられました。

一年目にエコーと血液検査を含む検診を終え、診察は6ヶ月に一度でよい事にとなりました。
しかし今回一年半目の診察でエコーを再度行ったところ、残っている右葉に3mmほどできものができている、といわれ”画像を見る限りおそらく良性だと思う がやはり念のため細胞診を。。”とのこと。現在結果待ちです。

『エコー画面は前回のものよりもはっきりした画像になっています、血液の数値には今回も異常ありません。あまり心配しないで下さい』としか伝えられません でした。

これは再発なのか取り忘れなのかはわかりませんが、30歳以下だと言う事、女性だという事、そして微小癌だったという事から、術後は病気の事は深く意識せ ずに過ごしておりましたので、またか!とショックでした。

再発だとして、再手術で完治の可能性はあるのでしょうか?
名医と聞いていた主治医の説明が曖昧なので不安が募ってしまうのです。   
 

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細胞検査士様へ  投稿者:オレンジ  投稿日:2009年 5月25日(月)15時54分46秒   
 
   いつもお忙しい中、ご丁寧なお返事ありがとうございます!そうなのですねぇ、、、ちょっと呼吸器科と、今度の診察の時に、声枯れのことも診てもらおうかと 思います。

細胞検査士様のおかけで、とても安心感を得られます。とても頼りになる存在です!本当にありがとうございました。また何かあった時は、よろしくお願いしま す!   
 

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首ストレッチ  投稿者:みぃ  投稿日:2009年 5月22日(金)23時56分9秒    
   > No.227[元記事へ]

チロさんへのお返事です。

チロさん、書き込みありがとうございました。

術後3週間が経ちまして、今会社にも出勤していますが、やっと以前に近いカンジで働けるようになってきました。接客業で立ち居振る舞いも重要な職種なので 復帰して間もなくの首の曲がり具合といい、自由のきかない感じは致命的でした。
ただ、職場の仲間の協力と、チロさんが教えて下さった隈病院のストレッチのおかげで、今日の“あれっ、なんかフツー”という感覚を仕事中に味わえたんだと 思います。本当にありがとうございました。
初め横と上に向くことが辛かったのですが、首を傾けるストレッチをしだしたらどちらもちょっとずつ向けるようになりました。
まだ完全元通りには程遠いですが、そうなれる日を夢みて頑張りたいと思います。
肩コリと傷の突っ張りと皮膚の違和感も早くとれないかなぁ………なんて。   
 

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ありがとうございます  投稿者:なんと  投稿日:2009年 5月19日(火)09時49分20秒    
   > No.230[元記事へ]

細胞検査士さま、ありがとうございます。
再度、セカンドオピニオンとして検査をした後、担当の先生と相談してみます。私としては、アドバイスいただいたように、よくなることが無いのであれば、 とってしまいたいので、手術をお願いしようと思います。ありがとうございました。また、経過、ご報告します。
 

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オレンジさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月18日(月)23時18分5秒   
 
    声がかれる原因は種々であり、甲状腺腫瘍が原因と考えるのは危険です。反回神経への影響も考えられますが、投稿にあるように日内変動がある場合は甲状腺 以外の原因を考えたほうがいいでしょう。声がかれる、しゃべると喉が痛い、という症状であれば慢性喉頭炎や声帯ポリープ、最悪の場合は喉頭癌なども考えな ければなりません。また咳が2年も続いているのであれば、COPDなどの慢性呼吸器疾患や、肺結核または非定型抗酸菌症、最悪の場合は肺癌なども視野に入 れて精密検査を受けるべきでしょう。いずれにせよ、甲状腺腫瘍とは無関係な症状と思いますので、手遅れにならないうちに呼吸器内科などの専門医に診ても らってください。   
 


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なんとさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月18日(月)23時09分44秒    
    好酸性濾胞腺腫は、細胞診で比較的よく遭遇する腫瘍です。通常の濾胞腺腫よりも異型が強い傾向にありますが、悪性である可能性はかなり低いです。しかし 経験的に好酸性腫瘍の場合は手術で摘出するケースがほとんどだと思います。担当医とよく相談して手術するか経過観察を続けるか決めてください。なお長期経 過観察を続けていても「腫瘍」である以上、時間の経過とともに小さくなることはありません。もし迷われているのならば、早めに手術を受けるほうがいいと考 えます。一度の手術で完治するケースがほとんどです。   
 

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チャカさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月18日(月)23時02分25秒   
 
    全く同じ症状であっても、全摘を勧める医師もいますし、亜全摘を勧める医師もいます。特に決まったガイドラインが定まっていないことが主な要因ですの で、例えばセカンドオピニオンをお受けになられて、多くの医師から意見を聞くのもいいと思います。「この症状であれば全摘が必須」というほど状態が悪くな ければ、全摘でも亜全摘でも可で、かつそれぞれには一長一短がありますから、ネット等でいろいろ情報を集めて後悔のないような選択をしてください。    
 

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細胞検査士さま  投稿者:なつ  投稿日:2009年 5月16日(土)00時39分44秒   
 
   先日はお返事いただきありがとうございました。痛みは骨と関係なさそうで安心しました。今度、整形外科を受診してみます。    
 

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みぃさんへ(Re: 術後ケアについて)  投稿者:チロ  投稿日:2009年 5月15日(金)23時21分15秒    
   > No.222[元記事へ]

みぃさんへのお返事です。

こんにちは。チロと申します。術後のケアについて隈病院のホームページに下記の紹介がされておりますので、参照ください。お役に立つかも。

甲状腺の手術後には、首のツッパリ感・違和感・圧迫感や肩コリなどの症状が多くみられます。またその症状が長期に渡って続く場合があります。当院での研究 の結果、手術後にリハビリ(くびのストレッチ体操)を行うことで、それらの症状が軽減されることがわかりました。手術後早期に行うと有効ですので、当院で は手術の次の日から積極的に行って頂いております。こわがって動かさないでいると、ツッパリ感や違和感・肩コリがよけいにひどくなります。ストレッチを行 うことで、くびの傷が開いたり、出血を起こしたりすることはありませんので、安心してしっかり・ゆっくり行って下さい。(以上隈病院HP一部引用)

やり方は、隈病院HPに紹介されていますので参照ください。

Click here ⇒  http://www.kuma-h.or.jp   
 

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Re: ありがとうございます  投稿者:みぃ  投稿日:2009年 5月15日(金)21時10分54秒    
   > No.225[元記事へ]

オレンジさんへのお返事です。

読んで頂けたこと、そして書き込んで下さったことに深く感謝します。
そして、温かいお言葉で私は救われました。うれしかったです。
オレンジさんのお母様の声がれ、心配ですね。私は今日は比較的調子はいいですが、少し前はしばらくしゃべり続けるとがらがら出にくくなりました。
仕事上、しゃべり続けなければいけないのでこれから先が怖いです。
オレンジさんのお母様も早くよくなりますように。
ちなみに私も咳が2年ぐらい前から気になるようになって、手術後も変わらず出てたので“甲状腺は関係なかったのかな”ってちょっと思ったのですが、どうな んでしょう?幸い、ここ一週間ぐらいは止まってます。喉がかゆくなって咳が止まらない感じの症状です。   
 

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みぃさんへ  投稿者:オレンジ  投稿日:2009年 5月14日(木)22時46分17秒    
   書き込み失礼します。みぃさん、後遺症大変なのですね。毎日気になってしまいますよね。吐き気は辛いですよね。
私の母も2ヶ月程前手術して2本首の線にそって切り、半摘出しました。入院期間は12日でした。術後数日は熱と吐き気があってしんどそうでした。今はだん だんと日常生活はだいぶ出来てきましたが、やはり疲れやすくなったようで、声もあまり大声出せません。声ガレが今更少しおきてきました。そして、やはりま だ傷は痛いみたいです。飲み込みも術前よりはゆっくりです。吐き気はないみたいですが、やはり手術をしたからといって、心の傷までも癒えないと思います。 わかってもらえないのは辛いですよね。しかも、皆ちょっと位は仕方ないとか我慢しろとか、誤摩化そうとします。本人は毎日憂鬱だと思います。
でも、すぐには元の生活通りの仕事のペースって結構ハードル高いような気もしますが、、、あまり最初に無理すると後から出るって聞きました。
でも、手術をした本人でないと辛さはわからないと思うのですが、医者もその後のフォロー耳を貸してみらいたいですね。私は医者じゃないので何も言えず、出 来ずもどかしいのですが、どうか良くなりますように、祈っています。   
 

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細胞検査士様へ  投稿者:オレンジ  投稿日:2009年 5月14日(木)22時29分9秒 
  
   こんばんわ。細胞検査士様いつもご丁寧なお返事ありがとうございます。とても助かっています。本当に有り難うございます。
私も細胞検査士様のおっしゃる通り、予防的な意味合いでアイソトープをやるというのは調べていたら出て来たので少し知っていたのですが、どうもこの市立病 院の主治医は、手術方法も何だか不可解でしたし、言う事がちょっと不安なのです。やはり細胞検査士様に確認していただけて良かったと思います。後悔はした くないので、出来るだけリスクの無い選択と決断をしたいと思いました。どうも有り難うございます!!

それと、母の声ガレが術後2ヶ月くらい経つのですが少し出てきました。夕方になると酷くなります。喋ると喉が痛いともいいます。このようなことはあるので しょうか??
また、咳が2年くらい前からほぼ毎日続いています。日中も夜も出ます。これも甲状腺がんと関係あるのでしょうか??

いつも質問ばかりで、すみませんが、どうぞよろしくお願い致します。   
 

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はじめまして  投稿者:なんと  投稿日:2009年 5月14日(木)20時30分26秒   
 
    はじめまして。44歳の女性です。大腸のポリープの検査で細胞に異常がありPETを取ることになり、結果、最初疑われていた病気はクリアされたものの、 甲状腺右葉に異常が見つかり、細胞診をしました。二度検査してクラスV(好酸性腫瘍が疑われ、大型のため良性とはいいがたい、という所見)が二回、という ことになり、また、大きさも18ミリ。先生も経過観察してもいいし手術してとってもいい、私の気持ち次第とのこと。どう判断したらいいのか、とても迷って います。鼻炎で通っているかかりつけの耳鼻科でも言われてみれば右が若干腫れている感じでしこりは判らない、といわれました。手術して取るべきでしょう か。傷はかまわないのですが、その他のリスクを考えると、本当に迷っています。ご意見よろしくお願いいたします。   
 

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術後ケアについて  投稿者:みぃ  投稿日:2009年 5月13日(水)03時36分12秒   
 
   今日初めてこの場所(掲示板)を知りました。みんな私なんかよりもずっと辛い体験をしてるんだと戒められる思いです。
私もおよそ1年前から医者に乳房と甲状腺に陰があると言われ、半年前に乳癌は疑いは晴れたからよかったものの、甲状腺は定期的に、針を刺したりMRIや CTを撮ったりして経過観察という方法をとっていましたが首から下の状況がわからず、最近とった細胞診の結果も“鑑別困難”限りなくグレーであり、腫瘍も 大きいので手術をおすすめしますが、簡単に手術が出来る部分ではないので、専門医を紹介しますと言われ、今の病院に移りました。
初めて診察室に入るや否や医者は私に「あなた、そんな悠長なこと言ってる場合じゃないよ、ハッキリ言って癌です!」前の市立病院のレントゲンと紹介状、細 胞診のプレパラートを提出していたので、それを診て判断されたのでしょう。「ほっといたら確実に死にますよ!」ととても強い口調で言われ、この1年ずっと 病気に関して不安になるようなことばかり言われ続けてきて慣れていたはずなのに、こうも強く言われるとさすがに涙があふれてきてしまいました。注射すら苦 手な私が、手術なんてとんでもないと思っていましたが、30代で御臨終的なことも言われたので(只今32歳)、自然に同意という形になっていました。
その時の診断では甲状腺濾胞癌上縦隔進展で、4月30日に入院、5月1日に手術、入院から1週間程で退院でその後自宅療養、重労働であれば5月18日頃仕 事復帰と告げられていました。
予定通り無事手術も終え、その結果、濾胞癌ではなく良性の濾胞腺腫だということがわかり、私の母はトレイの上にタラコ2つ分の大きさの甲状腺を見せられて 「よかったね」と言われたそうです。
退院も予定通り一週間程ででき、昨日12日に再受診した際、もう明日から仕事復帰して下さいというようなことを言われました。首も回らないし、しばらく しゃべると声もかすれてたまに吐き気もするこんな状態では確実私の仕事は務まらない、元々素の状態でもストレスで倒れそうになるのに今復帰しても他の人の 足手まといになるだけだと思い、もう2、3日延ばして頂けないかとお願いしました。
そうしたら医者は、「それはあなたが弱いだけだ。傷は確実に治ってるわけで、どんな仕事をするにも支障はないはずだ。痛いとか気持ち悪いとかは精神的な問 題で、そこは医者が診断する域ではない。」と言われました。
この掲示板のみなさんはもっと重い病気と闘っていて大変心が潰れる重いがしますが、濾胞腺腫の手術を受けた方、もしくはそれに詳しい方にお聞きしたいで す。術後はそんなあっさり元気、元通りですか?私は今だに寝起きも辛いです…。私はおかしいのでしょうか?あと、リハビリに関しても何も案内がなく、昨日 まで動かせる範囲までしか動かしてなかったのですが、昨日たまたまケータイのサイトで術後すぐ動かしたほうがいいということを知りました。いいリハビリ方 法をご存知の方お教え下さい。 
 

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はじめまして  投稿者:チャカ  投稿日:2009年 5月12日(火)00時17分12秒   
 
   初めまして。2月半ばに甲状腺右中央寄りにしこりを見つけ3月上旬に2cmほどの乳頭ガン(細胞診2回、クラスXとVでしたのでクラスX)と診断され、そ の後、左中央寄りにも1.5cm前後ほどのクラスVのしこりがあり、6月に全摘出と中央リンパ節郭清予定です。主治医と執刀医は同じ先生で先生の腕は信頼 しているのですが、大きな病院のため詳しい説明が受けられず、他の方の意見も頂いて納得して手術に臨みたいと思い書き込みしました。どのように書き込みす ればよいかまだわからないのですが、いろいろと全摘出手術のリスクや退院後のことなどまた、このような症状でしたらやはり全摘出を選ぶ方が多いのでしょう か?いろいろと情報も入ってきてしまい不安な思いをしております。どうぞよろしくお願いたします。   
 


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なつさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月11日(月)21時21分9秒   
 
    まず、副甲状腺ホルモン(Intact PTH)が「8」という値が出ているので、甲状腺全摘術の際に副甲状腺の自家移植手術を施行し、うまく定着しているのだと思います。手術後から背中や肋骨 のあたりが痛むとのことですが、手術時期に一致するのであれば、手術副作用が最も考えられますが、痛みと骨密度との因果関係は薄いように思います。やはり 手術で神経や筋肉などが傷つき、動きが悪くなっている可能性を考えます。正確な診断は専門医に委ねる必要がありますので、神経内科や整形外科などを受診す ることをお勧めします。   
 

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細胞検査士さま  投稿者:みや  投稿日:2009年 5月 6日(水)11時31分42秒    x
   よく わかりました。大変ありがとうございました。
また 何かありましたら 相談させてください。   
 

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細胞検査士様  投稿者:なつ  投稿日:2009年 5月 6日(水)09時18分50秒   

   以前、副甲状腺の件でお世話になった「なつ」と申します。2年前、甲状腺癌が再発し、副甲状腺も含め全摘しました。手術後から、寝起きに背中や肋骨の辺り が痛むようになりました。結構痛みますが、30分ほどで治ります。姿勢の問題と言われましたが、長引くので骨密度等の検査をしました。30代ですが、腰が 80%、足が70%台でした。アルファロール2錠と乳酸カルシウム4gを飲んでおり、血液検査では基準値内です。副甲状腺ホルモン(IN-PTH)が8で したが、関係はあるのでしょうか。よろしくお願いします。   
 

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オレンジさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月 5日(火)22時28分1秒   

    「目にみえない顕微鏡レベルでの癌細胞はアイソトープでは殺せない」というのは不可解な発言ですが、「リンパ節に転移した癌細胞」はアイソトープでの治 療は難しいです。癌組織が「目にみえない顕微鏡レベル」のサイズのうちに、アイソトープで治療してしまうのが理想と考えます。癌組織が大きくなればなるほ ど、アイソトープから放射されるβ線が届きにくくなり、治療が難しくなるからです。残った甲状腺を切除して、その後にアイソトープ治療(内照射治療)を行 なうのは、予防的な意味合いが大きいです。実際、そのような治療を受けられる方は少なくないと思います。
 ホルモン補充療法としてチラーヂンを服用するのは、「まだ自分の甲状腺が活動している状態」だからではなく、脳下垂体からの甲状腺刺激ホルモン (TSH)の分泌を最小限に抑えることが最大の目的です。TSHは癌細胞の活動も刺激してしまうので、甲状腺ホルモン製剤を服用することにより、脳下垂体 に「血液中の甲状腺ホルモン量は十分ですよ」と教えてあげて、TSHの分泌を必要最小限にさせるためです。ですから、血液中のTSH値が正常範囲よりも少 ないほうがいい、ということになります。ゆえに「半分残っている甲状腺が頑張りすぎて再発や転移の原因になりえるのか?」というのは誤解です。残っている 甲状腺は、体内に残存しているかもしれない甲状腺癌細胞には直接的な影響を与えません。あくまでもキーワードになるのは脳下垂体から分泌される「TSH」 です。
 「残りも取ってしまった方が長い目では安心なのか?」という質問ですが、(1)残った甲状腺に癌が再発するかもしれないリスクがあること、(2)甲状腺 全摘後はサイログロブリンの存在が甲状腺癌の再発の指標になること(橋本病抗体がある場合を除く)、(3)アイソトープによる検査や治療を受ける場合は甲 状腺を全摘していないと出来ないこと、などがメリットに挙げられるので、これを「長い目では安心」と解釈するか否かは、オレンジさんやご家族が考えなけれ ばならないことです。
 濾胞性乳頭癌というのは、病理診断を行なう際に一見「濾胞癌」のようなパターンを示しているものの、ひとつひとつの癌細胞は乳頭癌の性格を持っているこ とから、この名前が付いています。決して珍しい症例ではなく、乳頭癌に準じた治療や予後になります。つまり、濾胞癌は肺や骨への遠隔転移が主体で、予後は 乳頭癌よりも悪いと言われていますが、乳頭癌(濾胞性乳頭癌を含む)はリンパ節転移が主体で予後がよい、ということになります。    
 

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みやさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月 5日(火)22時04分49秒   

    サイログロブリンは甲状腺の細胞の器質的な異常により血中濃度が上昇するのであって、心身の外的ストレスで上昇することはありません。甲状腺機能の異常 が先行し、その後にストレスを感じることはあると思いますが、ストレスによりサイログロブリンが上昇することはないと考えます。なお、過敏性大腸炎はスト レスによる変調として合致すると思います。
 ご自宅から野口病院は遠いようですが、今しか出来ないことは今やって差し上げてほしいです。今やらずに後悔するよりも、今やるべきことをやって後悔した ほうが、次の道が開けると考えます。   
 

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細胞検査士様へ  投稿者:オレンジ  投稿日:2009年 5月 4日(月)22時27分26秒   

   お忙しい中、ご丁寧なお返事どうも有り難うございました。細胞検査士さまにもアドバイスをもらって、後悔しない選択をしたいなと思い、一昨日、再度市立病 院の主治医にも確認したところ、甲状腺がんの場合通常の抗がん剤と違って、目にみえない顕微鏡レベルでの癌細胞はアイソトープでは殺せないと言われまし た。なので、転移した場合使用することになると言われましたが、アイソトープでは殺せないのでしょうか??

また、現在半摘でホルモン補充療法としてチラージン50を毎朝1錠飲んでいます。しかし血液検査の結果、まだ自分の甲状腺が活動している状態だとわかった ので2錠に増やすことになりました。半分残っている甲状腺が頑張りすぎて再発や転移の原因になりえるのでしょうか??もしそうだとしたら、やはり残りも 取ってしまった方が長い目では安心なのでしょうか??

そして、乳頭癌の中でも色々な細胞の種類があるみたいなので聞いてみたところ、ロホウ性乳頭癌というタイプだと言われました。ちょっと特殊だと言われまし た。これは乳頭癌の中でもどのような感じなのでしょうか??

追伸
細胞検査士さま、いつも本当に助かっています。お忙しい中いつもすみませんが、どうぞよろしくお願い致します。   
 

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細胞検査士さま  投稿者:みや  投稿日:2009年 5月 2日(土)18時10分55秒   

   お忙しい中、詳細丁寧なご返答 ありがとうございました。
子ども病院の外来診察は とても混んでいて なかなか話をゆっくり聞いてもらう時間はとれず、
いろんな不安や疑問だけが 蓄積してしまっていましたが、
このように ひとつひとつに専門的なご意見をいただくと、気持ち落ち着きました。

子ども病院からもセカンドオピニオンを勧められていますし、
今は、一般の甲状腺専門医を探して、子供も診てもらえるか等、調べているところです。
別府の野口病院に問い合わせたところ、受診を勧められましたので
ちょっと遠くはありますが、行ってみようかと 考えています。

おっしゃるとおり、親が落ち着かないと いけないですね。
いろんな不安や疑問を まずは 聞いてもらって、
落ち着いた気分で 子供との毎日を 過ごさないといけないと思っています。
アドバイス ほんとうにありがとうございました
背中を押していただいたような 気持です。

あと、ひとつ 質問させてください。
サイログロブリンはじめ 甲状腺にかかわる数値は 心身の外的なストレスに関わりがありますか?
3月に私の父が中国でクモ膜下出血で倒れ 一時危篤になり、
家族総出で 中国を行き来する毎日でした。
おじいちゃん子の息子は 瀕死のおじいちゃんを見て とてもショックを受けていましたし
親である私たちも 大変バタバタして 子供達にはかなり負担をかけていて
みんな 精神的にも体力的にも ヘトヘトの状態でした。
そんな渦中の3月31日の 血液検査だったものですから・・。
過敏性大腸炎とも言われていて、ストレスに弱いタイプではあるのです。

お忙しいところ 重ね重ね申し訳ありませんが よろしくお願いいたします。   
 

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みやさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月 1日(金)22時10分12秒   
 
    サイログロブリンが800以上と高値になっていますが、逆に甲状腺癌ではここまで高い値になるケースは非常に少ないと思います。私はサイログロブリンが 4桁(1000以上)の症例も経験しましたが、癌ではありませんでした。エコー検査で「異常なし」と言われているのであれば、甲状腺癌の可能性はまず否定 して大丈夫でしょう。大きな病気の前兆ではなく、現在の甲状腺疾患に伴い、血液中にサイログロブリンが放出されているだけと思います。原因の究明をするに は、甲状腺をすべて摘出して病理診断を行なう必要がありますので、現実的ではありません。現在の医療水準では予防は難しいでしょう。ですので、甲状腺疾患 は経過観察を続けるケースが多いのです。
 「6年ほど経過してから腫瘍になり」とありますが、このようなケースでは実は最初から腫瘍だったのです。途中から「腫瘍に変わる」というのは生物学的に は例外中の例外と考えます。
 乳児のときに放射線を多く浴びてしまったことを後悔しておられるようですが、投稿を拝見する限り、X線透視などの検査で使用するレベルの放射線のようで すので、甲状腺に影響を及ぼすほどの放射線レベルではありませんし、腸捻転でX線透視を行なう部位は腹部であり、甲状腺には全く影響を及ぼしません。放射 線で甲状腺癌を引き起こすような放射線は、頚部周囲に放射線外照射治療を継続的に受けた場合などの、局所的な非常にレベルの高い放射線ですので、この件に ついては今日から”過去のこと”と忘れてください。
 またホクロと放射線は関係ありません。日焼けやホクロやシミなどは、紫外線による生体防御反応です。太陽からの紫外線は皮膚細胞のDNAを傷害します。 メラニンは紫外線をブロックし、紫外線がDNAを傷害するのを防ぐ重要な働きがあります。ですので、日焼けをすると皮膚が黒くなるのです。しかしメラニン が大元の皮膚細胞で発達すると、その部分がホクロになると言われています。ですので、放射線とホクロとの関係についても誤解ですので安心してください。
 ご自身のお子さんのことを「かわいそう」と思ってしまうことこそ、かわいそうだと思います。サイログロブリンが高い以上、甲状腺で病的な反応が起こって いることは明らかなので、エコー検査などで甲状腺がどの程度腫れているのか調べ、今後、定期検査でサイズや形の変動をチェックして甲状腺疾患の本質を突き 止めていく必要がありそうです。長期的な経過観察になるかもしれませんが、血液検査で甲状腺機能(F-T3, F-T4, TSH)に異常がなければ大丈夫ですから、安心してください。ご両親が日々不安に感じていると、お子さんはそれ以上に不安を感じてしまうので、まずはご両 親が落ち着くことです。息子さんをかわいそうだと思うことは今日限りにしてほしいです。   
 

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さくらさんへ  投稿者:細胞検査士  投稿日:2009年 5月 1日(金)20時17分17秒   

    カルシウム不足により最悪の場合に心停止に至るというのは、嘔吐などにより食事が取れない状況が日常では最もあり得ると思います。病院で診察を受ければ 点滴などで補給できますが、自宅で嘔吐を繰り返している状態ですと、そのまま意識を失って大変危険な状態になることが予想されます。カルシウム製剤を服用 していても、嘔吐が続くような状況では服用した薬も吐いてしまいますので、「よほど」のことでなくても、食事が取れないような状態になったら、すぐに病院 に行くよう心がけておくことが肝要です。
 日常の食事の中で十分なカルシウムが摂れているかどうか、ご自身では判らないと思います。カルシウムが含まれている食事を「口」に入れればよい、という 意味ではありません。その食事に含まれているカルシウムが腸から吸収されないと、身体はカルシウムを利用できませんし、カルシウムだけを「口」に入れても 吸収率は悪いです。同時にビタミンDも摂取することで、カルシウムが効率よく身体に吸収されるのです。このような栄養学に関しては、ネットにも詳しく載っ ていますので、ご自身で参照してみてください。 
 

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はじめまして  投稿者:みや  投稿日:2009年 5月 1日(金)00時20分35秒   

   10歳の息子が 甲状腺が大きく サイログロブリンが高値で 経過観察と言われています。

最初は、2004年9月17日 6歳の時に 自分から喉が大きいと訴えたので
かかりつけの小児科から、こども病院の内分泌科を紹介され、受診しました。
その時は 確かに甲状腺は大きいが、血液検査、エコー検査ともに 異常ないといわれました。ただ、サイログロブリンの検査はしていませんでした。

その3年後、2007年11月29日に 喉の痛みと 飲み込みにくさを訴えたので、再受診したところ
サイログロブリンが440と出ました。他の数値、エコー検査では異常なしでした。
その後
2008年1月8日 580
2008年8月5日 390
2009年3月31日 >=800
と なっています。いずれの時も 他の数値 エコーでは異常なしでした。

今後は、年に2度ほど、注意深く経過を見ていくしか 今のところはすることがない とのことです。
去年の8月の検査では 年に1度の検査でいい と言われたのを
私が無理を言って、半年後の検査をお願いし、
この3月末に 検査した結果を 本日聞いたのですが
今回、この半年で 800を振り切ってしまったという結果に ショックですし とても心配です。
私が 不安を口にすると セカンドオピニオンも勧められました。
ほかの 甲状腺の機能に問題がないので 経過観察しかないというのも 分かるのですが
何も できることがないというのも 不安でたまりません。

こども病院の先生のご経験では 過去に 一人だけ サイログロブリンが高く
6年ほど経過してから 腫瘍になり 手術をしたことがあったようです。
息子のこの異常値も 大きな病気の前兆ではと思うのですが、
原因の究明や 予防など できないのでしょうか。

息子は 生後10か月の時に腸捻転の疑いで 高圧浣腸を受け、その時に腸回転異常の疑いをもたれ、後日 胃からの透視をされました。結果 腸捻転でも回転 異常でもありませんでした。このときに、放射線をたくさん浴びてしまったことが 原因のような気がして 私も主人も後悔しています。その後 体中にほくろ が増えたりしたことも 放射線の影響かと・・・。いろんなことを考えてしまって 息子がかわいそうでたまりません。

ご多忙の折、大変申し訳ございませんが、どうか ご意見を よろしくお願いいたします。   
 

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