2008年6月の甲状腺医療情報の掲示板


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細胞検査士様 投稿者:プップ  投稿日: 6月29日(日)21時23分5秒

夜遅くにお返事、ありがとうございます。
とてもわかりやすく、丁寧で、心のこもった内容に、とても感謝しています。
これで、安心して検査を受けられます。
細胞検査士様は、私たちの心の拠りどころです。
本当に、ありがとうございました。



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細胞検査士様 投稿者:絢  投稿日: 6月29日(日)14時58分19秒

お返事、有難うございます。
細胞学的な事は全くわからないもので、すみません。
また、よろしく、おねがいいたします。




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プップさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月29日(日)00時06分6秒

 CTは通常のX線撮影よりも多くの放射線を使いますから、被爆量は相当な量になるはずです。細胞の中に生命の根源であるDNAがあるのはご存知と思いま すが、放射線はそのDNAの結合を切断してしまう力があります。しかし人間の身体はよく出来たもので、DNAが損傷を受けても修復する酵素群によって機能 を保とうとします。この損傷と修復のバランスによって癌化を抑えているわけですが、修復しきれないダメージを受けた場合、もしくは修復がうまくいかなかっ た場合で、かついくつかの条件を満たしてしまった細胞は癌化してしまうのです。なお、健常者でも1日に数十個の癌細胞が発生していると言われており、その ほとんどは免疫機能によって破壊されて「癌」には至らないため、気付かないのです。
 横道にそれましたが、1年間に被爆してよい放射線照射量というのが決まっており、CTを何度か受けても大丈夫となっています。主治医の仰るとおり、CT で被爆するリスクはあるものの、検査で身体の状態を知ることのほうがはるかに有益なため、必要に応じてCT撮影は行なうべきです。
 以前に当掲示板で投稿されていたという件ですが、通常の甲状腺癌の方が3ヶ月おきにCTを撮影すると思いますでしょうか? その方は甲状腺癌の状態が非 常に悪く、進行が急速だったために3ヶ月おきのCT撮影が必要だったと考えるのが自然です。つまり、CT撮影を行なったために未分化癌になったわけではな く、未分化癌に変異したために急速に進行し、3ヶ月おきのCT撮影を余儀なくされ、「未分化癌」の診断が下ったのでしょう。
 エコー検査は気管や空気や骨などの観察ができませんので、被膜外に進展した甲状腺癌の詳細な観察にはCT撮影が必要になります。CTは、頚部のみでなく 肺も撮影するはずです。プップさんの場合、全身状態を詳しく調べ、早期発見・早期治療を行なうためにも1年おきのCT撮影は受けるべきと考えます。



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細胞検査士様 投稿者:プップ  投稿日: 6月27日(金)23時04分33秒

CT検査について
一昨年の秋、乳頭がんで左葉摘出した47歳の女性です。
その節は、いろいろご相談にのっていただき、大変ありがとうございました。
おかげさまで、今日まで無事、再発もなく過ごしております。
今日は、CT検査についての質問がございます。
甲状腺のがんは、放射線に非常に感受性が強く、歯の治療の際のレントゲンでも、がんを誘発することがある、いくつかの書物で読みました。
それが事実であれば、CTなどは、その何十倍もの放射線量があるので、たとえ検査目的で頸部や胸部に使用するのは不安です。いかがなものでしょう?
主治医に相談すると、多少のリスクはあるけれど、何かあった時を考えれば、CTを受けた方が有益性は高いとおっしゃっていました。
しかしながら、以前、こちらの掲示板で、3ヶ月おきにCTを撮られた方が、未分化がんになったというお話を拝見いたしました。
術後のフォローアップとして、超音波(半年に1回)とCT検査(1年半ぶり)を来月行う予約を入れたものの不安です。
私の場合、乳頭がんが被膜外にあったため、より遠隔転移しやすいからCT検査を受けるのかとも、考えてしまいます。
お忙しい中、大変恐れ入りますが、ご相談にのっていただきますよう、お願い申し上げます。




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絢さんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月27日(金)21時21分41秒

 返信が大変遅くなり申し訳ありません。ご相談の件ですが、乳頭癌の組織を強く押したとしても、乳頭癌細胞が変形することはありません。従って、本来乳頭 癌であるのに、外からの物理的作用によって良性の判定に変わってしまうことはありません。



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細胞検査士様 投稿者:ぼんぼ  投稿日: 6月26日(木)01時24分48秒

以前、病院選びの事で投稿し、お返事を頂いた者です。その折には大変お世話になりました。
お陰様で、無事病院が決まり、来月末手術予定となりました。
グレー判定の濾胞腫瘍なので転移なども考え、病院は、癌専門病院です。 
「腫瘍は表面にありますから、術時間は2時間位です。心配せずにいらっしゃい。」と、言って下さる担当医です。
また、こちらに以前いらした近所の内科病院医師に、風邪でリンパ腺が腫れた時など、診て頂いてます。
今後もご相談させて頂くかもしれません。その折は宜しくお願い致します。お礼が遅くなり済みません。有難うございました。



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細胞検査士様 投稿者:絢  投稿日: 6月22日(日)16時42分18秒

お世話になります。
細胞診の事で、お伺いしたいのですが。
乳頭癌の細胞が壊死、あるいは、つぶれて細胞診の結果が良性の診断が下る事は、あるのでしょうか?
以前、あるお医者様が腫瘍をつまんで何度も強く、もまれたので乳頭癌の特徴である細胞の形が変形してしまったのでは?と心配なのですが、そのような事は、 あるのでしょうか?



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こっくんぱぱさんへ 投稿者:まゆ  投稿日: 6月18日(水)09時46分40秒

良い結果が出てよかったですね!

結果待ちのとき、それも時間がかかっている時は、更にいろんな事をマイナス方向へ考えがちですよね。私もそうでしたので、わかります。
かなり大きな良性腫瘍ですから、これからも経過観察は必要だと思いますが、どうぞお大事に。

この掲示板は、実は書き込みは、殆どしないのですが、2年前に甲状腺がんと診断されてから、定期的に購読しています。細胞検査士様はじめ、多くの方のコメ ントは、いつもほんとうに参考になるので、勉強させて頂いています。これからも定期的に読んで行きたいと思います。



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細胞検査士様 投稿者:やこ  投稿日: 6月18日(水)00時44分29秒

抗サイログロブリン抗体について、とてもわかりやすく説明してくださり、ありがとうございます。再発や転移の恐怖はいつもあるのですが、この掲示板を通し て教えていただくことで納得しながら前に進むことができる気がします。今日はぐっすり寝られそうです!ありがとうございました。



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申し訳ありません! 投稿者:晴美  投稿日: 6月17日(火)21時44分45秒

細胞検査士さん



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細胞検査士 投稿者:晴美  投稿日: 6月17日(火)21時37分40秒

早々のお返事ありがとうございます! 
そうですね! 自分の中での約束事にします。 次回の定期検査の結果次第で・・・
医師には 色々質問したいのに、その場になると何故か聞けなくて アッ、と言う間に
診察室から出てきてしまいます。 
今回この「甲状腺腺の医療情報掲示版」に出会え 細胞検査士さんに不安な気持ちを
聞いていただき 又、適切なご意見をいただき感謝しております!
また 今後も経過観察のご報告をさせていただきます。



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晴美さんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月17日(火)21時05分10秒

 医師の経験から経過観察でよいでしょう、と判断されたのだと思いますが、今回の甲状腺腫瘤が8mmほどの大きさとのことで、この大きさだと細胞診の適応 としていないのかもしれません。ある程度の大きさがないと、確実に腫瘤に穿刺できないことがあります。
 現状としてはグレーな診断ですが、細胞診をしたからといって必ずしも白黒つくとは限りません。むしろ、乳頭癌であれば白黒つく可能性が高いですが、濾胞 性の腫瘍だとやはりグレーな診断しか出ないと思います。
 私個人としては、このまま経過観察を続けていけば大丈夫と考えます。次の定期検査で、今回よりも大きくなっていたら専門病院を受診する、と自分の中での 約束事にしておく、というのはどうでしょうか。。。



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sasukeさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月17日(火)20時54分51秒

 甲状腺機能が低下すると疲れやすくなります。仕事をすれば疲れる、というのは皆同じとしても、例えば数年前のご自身と比べて、体力が続かない、朝起きる のがつらい、やる気がなくなってしまった、など、ネットで「甲状腺機能低下症」などのキーワードで検索すると色々な症状がヒットすると思います。大切なの は他の人と比べるのではなく、過去の自分と比較することです。それでも特に自覚症状がない、ということであれば、「疲れやすくなんかなっていない」と自覚 してよいのではないでしょうか。
 健康診断の担当医から、専門医で受診するように旨の通知がなければ、大丈夫と思いますので経過観察を続けていきましょう。



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やこさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月17日(火)20時47分13秒

 抗体はリンパ球が作ります。慢性甲状腺炎(橋本病)の甲状腺を顕微鏡で観察すると、非常にたくさんのリンパ球がみられます。これらが抗サイログロブリン 抗体を作っていると考えられます。その甲状腺をすべて切除すれば抗サイログロブリン抗体が存在しなくなるのでは?と考えがちですが、そうはいかず、リンパ 球は血液にのって全身をパトロールしていますので、甲状腺を切除しても抗サイログロブリン抗体を作るリンパ球は少なからず体に残っています。ゆえに抗サイ ログロブリン抗体が完全になくなることはないと考えます。しかし免疫は生涯続くわけではないので、次第になくなっていくはずです。
 血液検査で抗サイログロブリン抗体(TgAb)が検出されれば、サイログロブリンの数値は当てになりません。しかし、常にTgAbとサイログロブリンを セットで測定することにより、TgAbの数値が低ければサイログロブリンの(検査値の)信憑性が高い、と判断することができます。検査結果については、そ の他の甲状腺機能の数値とともに総合的に判断しますので、担当医に任せましょう。
 TPOAbの数値が高い=橋本病である、という証明にはなりますが、甲状腺を全摘した場合は特に気にする必要はないでしょう。



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あっかさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月17日(火)20時31分17秒

甲状腺腫とは、非腫瘍性で、甲状腺が腫れる病気の総称です。甲状腺腫瘍とは、良性腫瘍もしくは悪性腫瘍の総称です。「甲状腺腫」と「甲状腺腫瘍」とは異な る病気ですので注意してください。

○喉が痛くなるか?
・・・亜急性甲状腺炎で甲状腺が腫れると、甲状腺に触れると痛みを感じることがありますが、ほとんどは痛みを感じないはずです。喉のどこが痛いのでしょう か? 飲食物を嚥下した際に喉が痛むとすれば、扁桃炎や喉頭炎や咽頭炎が原因です。ただの気のせいで喉が痛くて仕方ない、ということはないでしょう。

○甲状腺腫から癌になるか?
・・・甲状腺腫は非腫瘍性ですので、甲状腺腫から癌になることはありません。しかし甲状腺腫とは別の部分から甲状腺癌が発生することはあります。また、橋 本病やバセドウ病では機能障害を起こします。病気の種類や進行具合によって、機能障害の程度も大きく異なります。

○何か治療するのか?
・・・甲状腺腫の原因によって治療法は異なりますが、血液検査で甲状腺機能に異常がなく、自覚症状もなければ経過観察のみで、特に治療をしないこともあり ます。なお特効的な治療法はなく、内科的に投薬のみで治療する場合や、外科的に切除する場合があります。

○良性腫瘍だった場合は?
・・・手術をしない段階で確実に良性腫瘍だと診断することは極めて難しいため、基本的には経過観察を続けていき、将来的に癌と診断されたり、大きく増大し てきた場合は外科的に切除することになると思います。
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細胞検査士さま 投稿者:晴美  投稿日: 6月17日(火)16時53分0秒

昨日 大学病院へ乳がん検診で見つかった線維線腫の定期健診に行った際 左葉の腫瘤の事を相談しました。 
17年前に良性腫瘍で右葉摘出。 最近、近くの病院で左葉に8.3mmの腫瘤が見つかったが 血液検査に異常が無いため 細胞診の必要は無いと言われたが  経過観察で一年間放置は不安であると言う事を伝えました。 
大学の医師の答えも 血液検査の結果から見て サイログロブリンが25と基準値だし
今の腫瘤の大きさであれば 経過観察で良いでしょうと同じ答えでした。

私の気持ちとしては グレーでなく白黒はっきりしたかったので細胞診をしていただくつもりでしたが 医師から必要なしと言われては 催促も出来ませんでし た。
医師の言うとおり一年間経過観察か 片道3時間掛かる甲状腺の専門科を受診した方が良いのか 悩んでいます。 決断力がなくて情けないです。
もっともっと大変で頑張っていらっしゃる方も沢山みえるのに 申し訳ありません。





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喉のしこり 投稿者:sasuke  投稿日: 6月17日(火)12時29分9秒

初めまして 
先日健康診断で 甲状腺の腫れをしてきされ(昔から病院に行くと言われていたのですが)エコーをしていただきました
喉に左右2つづつ しこりがあり ひとつは石灰化している事でした
血液検査では正常の値という事だったのですが
専門の病院にいって 調べた方がよいのでしょうか?
疲れやすくないですか?と質問を受けたのですが・・・何が疲れやすいのか良く分かりません 仕事をすれば皆さん疲れるだろうし・・・ 若干汗をかきやすい ようではあるのですが 自覚症状は ありません 
大変初歩的な質問で 申し訳ありません よろしくお願いいたします




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細胞検査士様 投稿者:やこ  投稿日: 6月17日(火)00時13分49秒

こちらのサイトでいつも勉強させていただいています。ありがとうございます。
「サイログロブリン抗体」についてもう少し教えてください。
過去の掲示板もあわせ読むと、サイログロブリン抗体が一度産生されると、血液中に存在しつづけるため、全摘後もサイログロブリンが腫瘍マーカーにならな い、ということでしょうか。
私は1年半前に乳頭がんで全摘したのですが、術前のTgAbが基準値以上(50.9)でした。このような場合は術後のサイログロブリン値があまりあてにな らないのでしょうか?
ちなみに術後の血液検査では抗サイログロブリンの値は0.3以下となっています。
また、術前検査ではTPOAbの値が600と非常に高かったのですが、この点で何か注意すべきことがあればぜひ教えてください。



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ご報告 投稿者:こっくんぱぱ  投稿日: 6月16日(月)22時52分30秒

先日、未分化がんを心配していた者です(6月10日15時投稿)。
今日、検査結果を聞いて来ました。結果は何と良性とのことでした!
他の方の少しでもお役にたてばと思い感じたこと等を記します。
・本当に自覚症状というのは精神的なものが大きい。
恥ずかしながら、土曜日に呼吸困難を感じ、あわててCTを取ってもらいましたが異常(気道のふさがり具合等)はなく、従前と変わっていませんでした。呼吸 困難になってしまうという症状に対する恐怖心等によってなってしまったようです。。。
甲状腺腫や甲状腺がん(治癒可能なもの)の記載を読むとほとんど痛み等の自覚症状は無いと書いてある場合多く、自分的に自覚症状が色々あると心配になって しまいましたが、精神的なものでかなり左右されるということを痛感致しました。
私が小心もの過ぎるのかもしれませんが。。。(汗)
・腫瘍の大きさ10p(8pではありませんでした)でも良性でした。
担当医は大きさは関係ないと言ってくれていましたが、ネットや書籍を検索してもそんなサイズのケースについての記載はほとんどなく(何件かありましたが残 念な結果に至ったケースのものばかり)、非常に不安を感じましたので、私のようなケースになった方の為に書き添えます。

PS:まゆさん本当にありがとうございました。



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細胞検査士さまありがとうございます 投稿者:あさひ  投稿日: 6月16日(月)22時25分0秒

細胞検査士さま、お忙しい中大変ありがたいご意見ありがとうございました。
知らぬこととは恐ろしいもので、今日の今日までサイログロブリンとサイログロブリン抗体を混同し、甲状腺を全摘出すれば橋本病も治まる位の勢いで考えてお りました。
本日ご意見を頂いてから橋本病に関しての色んなサイトを読ませたいただき、
細胞検査士さまのおっしゃる通り大変な誤解をしておりました。
その事に気付かせて頂き本当にありがとうございました。
そして、今週末の入院まで頂いたご意見を視野に入れ全摘出か半摘出かをよく考えて、
手術に望みたいと思います。こちらの様な掲示板に温かく頼りになる知識をお持ちの細胞検査士さまの様な方がいて下さった事を感謝致します。また何かの折に はご質問をさせて
下さいませ。本当にありがとうございました。



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甲状腺腫とは? 投稿者:あっか  投稿日: 6月16日(月)13時03分12秒

先日専門学校で受けた
健康診断で
甲状腺腫と診断されました。
 
ネットで調べてそれについて
少しは理解できましたが…
 
記載されていなかった事を
質問させて頂きます。
 
 
◆甲状腺腫により、
喉は痛くなりますか?
 
今喉が痛くて仕方ありません
ただの気のせいでしょうか?
 
 
◆甲状腺腫からガンになったり
機能障害になったりしますか?
  
◆腫瘍などではなく、
ただの腫れだった場合、
何か治療するのですか?
 
 
◆腫れの原因が
良性の腫瘍だった場合
何か治療するのですか?
 
 
 
質問は以上です。
 
来週火曜日に精密検査の予約は
しているのですが、
欠席に厳しい学校なので
今週末に先生に色々
説明しなくてはいけないのです。
 
よろしくお願いします。



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あさひさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月15日(日)23時48分0秒

 橋本病と乳頭癌が同時に存在するケースは少なくありません。右葉切除のみにするか、全摘にするか悩んでいらっしゃいますが、重要なことをひとつ誤解して おります。それは、橋本病に特異的なTgAb(抗サイログロブリン抗体)ですが、あさひさんは594.2という数値ですので、もし甲状腺を全摘して、もし 乳頭癌が再発したとしても、サイログロブリンは血液検査で検出されないため、腫瘍マーカーにはならない、ということです。
 TgAbというのは字のごとく、サイログロブリンに対する抗体のことであり、TgAbが存在するために自身の甲状腺濾胞上皮細胞が破壊されて橋本病(慢 性甲状腺炎)の状態になるのです。血液中にサイログロブリンが存在しても、このTgAbが結合して血液検査でのサイログロブリンの検出を邪魔してしまい、 あたかも存在していないかのような結果(サイログロブリン値が異常に低い、もしくは検出されない、など)が出てしまうのです。 
 外科医の言うように右葉切除のみであれば、副甲状腺も確実に温存できますし、(橋本病の影響は残るかもしれませんが)残った正常甲状腺から甲状腺ホルモ ンが出ますから、術後のホルモン剤も少なくて済むかもしれません。一方、内科医の言うように橋本病も併発していることから、術後にホルモン剤を飲む必要性 に変わりないのであれば、最初から全摘してしまったほうがいいのでは、と考えることができます。
 亜全摘か全摘か、甲状腺腫瘍の手術では多くの方が悩む問題ではあります。もし再発するとしたら頚部リンパ節への転移が最も多いので、亜全摘にしても全摘 にしても再発した場合のリスクは同等と考えます。亜全摘の場合、残った甲状腺における橋本病の影響がどれほどあるか、が今回の手術で全摘にするか亜全摘に するかのポイントになると思います。成長盛りのお子さんがいらっしゃるとのことで、個人的には全摘手術を受けて当面のリスクを回避する選択肢をチョイスし たほうが・・・と思いますが、担当医とよく相談し、ご自身で納得できる答えを見つけてください。



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晴美さんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月15日(日)22時57分24秒

 乳がん検診で見つかった腫瘤は、「線維腺腫(せんいせんしゅ)」でしょう。若い女性に多い良性腫瘍です。女性ホルモンの影響によって大きくなったり縮小 したりすることがあります。外来での簡単な手術で摘出するケースがほとんどですが、摘出せずに経過観察で様子をみることもあります。この線維腺腫と甲状腺 腫瘍とは全く関係ありませんし、線維腺腫が出来たからといって、将来乳癌になるということもありませんので、大丈夫です。



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エステシャンさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月15日(日)22時53分23秒

 投稿内容を要約すると、「細胞診で乳頭癌と検査結果が出たので保険請求をしたところ、保険適用にならなかった。」という具合でしょうか。詳細はわかりま せんが、細胞診はあくまでも「検査」であって、「診断」にはなり得ないので、たとえ細胞診で「乳頭癌」と検査結果が出ても、実際に保険金が支払われるのは 甲状腺腫瘍を手術にて摘出し、病理診断で証明されてからではないでしょうか。
 もしくは、細胞診の検査結果が「乳頭癌」ではなくて「乳頭癌の疑い」と記載されていたのかもしれません。詳細はわかりませんが、生命保険をめぐるトラブ ルは日常茶飯事ですから、担当医と生命保険担当者との間で解決してもらうよう、双方に進言してみてはいかがでしょうか。
 「癌でもないのにオペをするわけ・・・」とありますが、甲状腺腫瘍の場合は、術前に癌と言われていても実際に手術をしたら癌ではなかった、というケース も少なくありません。逆に、癌ではないと言われていて手術したら癌だった、というケースも少なくありません。また、良性の甲状腺腫瘍であっても必要に応じ て手術するケースも少なくありません。そもそも、癌でなくても甲状腺腫瘍の摘出手術を受けたら、保険金の支払い適応になると思いますが。。。契約している 保険会社によって異なるのかもしれません。



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細胞検査士さま、皆さま 投稿者:あさひ  投稿日: 6月15日(日)09時38分6秒

以下書き込みのあさひです。自身のことをお知らせするのを忘れていました。
私は43歳女性、既婚者、小学生の子供が2人おります。
乳頭がんとの診断を受け、かなり落ち込みましたがこの掲示板に出会い皆さまのがんばっておられる様子や医療的なお知恵をいただき、不安の影を少しでも消す ことができました。
しかし手術は来週となりましたのでさすがに直前となり緊張しています。
幼い子供たちの為にもがんばってまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。



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細胞検査士さま 投稿者:あさひ  投稿日: 6月15日(日)00時52分31秒

癌の告知でショックを受けさまよっていた所、この掲示板にたどり着きましたことを感謝します。橋本病の疑いから4月に甲状腺専門病院を受診致しました所、 たまたまエコー検査にて腫瘍が見つかり細胞穿刺検査の結果、乳頭がんが発見されました。右葉、1.2センチ大、多分甲状腺外への浸潤などは無いとのことで 手術はこの6月20日すぎに右葉切除術および頸部リンパ節郭清術〔中心部〕とのことです。また橋本病の疑いに関しましては血液検査の結果から〔遊離サイロ キシン1.05 遊離トリヨードサイロニン2.16 甲状腺刺激ホルモン1.27 TgAb594.2 TPOAb29.2でした。〕橋本病とのことで す。このような乳頭がんと橋本病という二つの病気から手術は右葉切除ではなく今後の再発や腫瘍マーカー〔サイロブログリン値〕橋本病などを考えると甲状腺 全摘出の方がよいのか迷っております。担当のお医者様は外科医が右葉切除をすすめ、内科医は橋本病があるので全摘出でもよいのではないかと言われました。 先日の受診のおりは外科医だったので一応お医者様の意向に添い右葉切除で話を進めて参りましたが、正直迷っている次第です。お医者様は希望なら全摘出もす るとのことでしたのでどうすればよいか、細胞検査士さま、皆様のご意見を頂きたくメール致しました。どうぞよろしくお願い致します。



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細胞検査士さま 投稿者:まる  投稿日: 6月14日(土)22時01分49秒

外来での投与は治療効果はあまりないのですね。
でも本格的なアイソトープ治療によって、副作用だけでなく、ガンが発生したりする場合もあると聞くし、私の主治医と病院は肺転移などが無い限りはしない方 針・・・。
色々考えるとどうしたらいいか、答えは今はでないですが、念頭に置きながら考えていこうと思います。(駒込病院は名前は聞いたことあります!覚えておきま す)
アイソトープに関して詳しく教えてくださって、ありがとうございました。




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まゆさんへ 投稿者:こっくんぱぱ  投稿日: 6月12日(木)13時55分20秒

ご丁寧なご回答誠に有難うございます。
こんな担当医も答えられないようなメールに対してご返信下さいまして有難うございました。
大きさが大きいだけにかなり不安感が強くこんなメールをしてしまいました。
失礼致しました。
まあ、1週間経ちますがあまり大きさが大きくなっていないようなのが救いです。
自覚症状については多分に精神的影響が大きいそうですので。。。(担当医は自覚症状は関係ないと断言してました(苦笑))
では、またご連絡させて頂きます。






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こっくんぱぱさんへ 投稿者:まゆ  投稿日: 6月12日(木)10時19分6秒

こっくんパパさん

結果が出るまでの間の不安な気持ち、お察しいたします。

お気持ちがわかるだけに、何かご回答を、と思いましたが…
私自身からは、専門知識はないので、詳細な事は言えませんが、私が知っている限り、「未分化ガン」は、高齢(50代以上〜)の方が多い、と聞いています。 また、長い間放置していた、乳頭癌や濾胞癌などが変異して「未分化がん化」する、と聞いております。

大きさや、症状等では、検査結果がでるまで、やはりそれが未分化かどうかは、わからないのでしょうけれど、確立的には低いとは思います。ないとも言い切れ ない、とは思いますが…。

結果が出て、治療法が決まるとは思いますが、不安な場合は、遠慮せずに質問したり、セカンドオピニオンする事など、ご準備される事をお奨めします。

よい結果が出るといいですね。待っている間が、一番いやですよね…わかるだけに、何か書いて差し上げたく、書きましたが、あまり求められている返答ではあ りませんが、少しでも気が休まれば、と思います。



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細胞検査士さんへ 投稿者:晴美  投稿日: 6月10日(火)22時50分23秒

お返事ありがとうございました。
細胞検査士さんアドバイスにもあったように 一年間気にしながら過ごすのも嫌なので 週明けに 専門科へ受診し 細胞診をお願いしようと考えております。

一年前、乳がん検診で1cmの腫瘤が見つかり 近くの大学病院で細胞診。 結果は繊維なんとかでしたが、急激に大きくなったり増えたりすることもあるとの 事で半年置きに検診しております。  体質なんでしょうかね・・・・




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教えて下さい。 投稿者:こっくんぱぱ  投稿日: 6月10日(火)15時29分59秒

40歳の男性です。2ヵ月程前から喉に異物感があり、検査したところ甲状腺に8センチの腫瘍があるとのことでした。確かにレントゲンを見ると腫瘍(縦長) の長さと首の太さが変わらないほどです(汗)
昨日細胞診断をしたので、検査結果については来週になるとのことです。
妻と二人で色々調べたところ未分化以外であれば悪性であってもとりあえず大丈夫そうだということは分かりました。
ついては、下記の状況で未分化の可能性はどれ位あるのでしょうか?
お忙しいところ大変申し訳ございませんが宜しくお願い申し上げます。
○大きさ
 8センチ
○自覚症状
 最初:喉の異物感が2ヵ月位前から
 腫れ:1週間前に妻が気付いた(現在までの変化としては、「若干大きくなったかもしれない」と感じる程度、あまり変化はない)
 痛み:@3日前位から胸、喉がを動かすと引きつる(痛みを伴う)場合がある
    A喉の異物感が強くなり、圧迫感のように感じるようになってきた。
    B肩、首が痛いほどこる場合がある。
    C声・呼吸の異常はない。

以上宜しくお願い致します。
 



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細胞検査士・まゆさん・まるさんへ 投稿者:りょう  投稿日: 6月10日(火)13時35分47秒

ありがとうございます。やっと納得しました。なかなか、診察中はここまでの質問が時間の関係でできませんので・・・。ほんと、分かりやすいです。感謝で す。なかなか周りには同じ病気の人は居ません・・・。生の声が聞きたくて・・・。リンパってそんなに多いとは思いませんでした。定期検診は絶対に必要です ね〜。今、思い出す言葉は、チラーヂンは微小の癌を防ぐ、眠らせる役目もあるとか・・・。言ってました。私は一日に50μgを3回服用しています。もっと ゆっくりじっくり読み返してみます。皆さんありがとう!



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細胞検査士さんへ 投稿者:エステシャン  投稿日: 6月 9日(月)23時46分40秒

乳頭癌の診断が出て、三か月になります。昨年から体調が悪く検査等行い甲状腺に腫瘍があることが解りました。1.6センチの良性と細胞診の結果二個以上の 癌と開けてみないと解らない極小の腫瘍が何個かあるあるようです。細胞検査士の先生は、麻酔を二か所打ち、10回位針を刺し見事細胞を取り、結果は全敵に なるかもしれないと言う事で大学病院へ紹介されました。そこでハプニングです。大学病院の先生は専門医の先生でお会いできるまでひと月近くかかるので、検 査した病院で診断書をかいてもらいました。悪性新生物、乳頭癌でしたが保険会社の書類が必要でもう一度、お願いした所、保険会社の方と書き方でもめた様で 書類は書いてもらえませんでした。大学病院では癌の証明はできますよと新しく書いてもらいました。忘れた頃に検査士の先生から診断書と請求書と届いたの で、それも全て提出しましたが、保険は適用しないと結果がでて全て長年、高額の保険料を払ってきましたが癌とは認められませんでした。このひと月、担当の 保険会社の偉い方々が今までにない、ありえないと動いてくれてましたが、今日、理由が解りました。細胞をとって下さった先生は、かなり変わった先生でし た。癌の告知も、びっくりするほどのお言葉で、看護師さんが待合室にホローしに来る位です。二度とお会いしたくないと思ってます。これからは大学病院にお 世話になるのですから良いのですが、保険会社の調査に対し、癌である証明をはぶらかしているようです。この先生に私も保険会社もふりまわされてると言う感 じです。本当に精神的、経済的、目の前真っ暗です。では、癌でもないのにオペをするわけですかね〜。お医者様に知り合いはいません。どうしたらいいでしょ うか・・・



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まるさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月 9日(月)20時53分18秒

 通常、外来レベルでのアイソトープ投与は、非常に少量の放射性ヨード(ヨード131)のみです。内照射治療に用いるような大量のアイソトープを投与する 場合は、厳重な管理下で監禁状態(もちろん入院)にされ、数日間は退院できません。アイソトープは尿中に排泄されるために、排尿検体の放射線レベルを毎回 測定し、退院許可がおりるレベルまで下がらないと退院できません。もちろん、どの医療施設でもできるわけではなく、アイソトープ治療が可能な施設に足を運 んで治療を受けることになります。ちなみに都内であれば駒込病院が該当します。
 つまり、外来でできるアイソトープ投与は、アイソトープ検査程度のごく少量の放射線しか使用できないため、治療効果はあまり期待できないと考えてくださ い。



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晴美さんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月 9日(月)20時43分5秒

 血液検査が正常範囲でも癌のこともありますし、血液検査で異常であっても癌でないこともあります。通常、腫瘤が見つかった場合は細胞診を行ないますが、 何か理由があって行なわないのでしょう。基本的には担当医の指示に従うのがよいのですが、現時点で細胞診を行なわない理由を聞いて、ご自分で納得できたら 1年後の再診まで待ち、納得できないのならば細胞診を催促または別の医療機関に足を運んでみてはいかがでしょうか。1年間経過観察でよいのか否か私には判 断できませんので、担当医に聞いてみてください。------------------------------------------------- -------------------------------
りょうさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月 9日(月)20時18分26秒

 まゆさんが回答してくださったように、頚部リンパ節は非常にたくさん存在しますので、すべてを手術で切除することは事実上不可能です。さらに、転移以外 の原因によるリンパ節の腫れもありますし、手術後の病理診断時に顕微鏡で観察してはじめて発見されるような微小転移も存在しますから、(手術中に執刀医 が)転移したリンパ節のみを切除することも事実上不可能なわけです。つまり、リンパ節の郭清を行なっても、まだ首に残っているリンパ節から再発する可能性 がある、と解釈してください。
 リンパ節が腫れているのに検査で気づかなかった件に関しては、その画像等をみていないので何ともいえませんが、「転移の腫れ」と「反応性の腫れ」の判断 の境界が難しいことも少なくありませんので、原因はその辺りにあるのかもしれません。
 病院不信と思ったのなら、迷わず別の医療機関に足を運んでみるのも大切と思います。



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芽衣 さんへ 投稿者:ひろこ  投稿日: 6月 9日(月)15時37分44秒

お返事ありがとうございました。
咽喉科っていう手もあったんですね。


あれからどうしても気になり、今朝、甲状腺の専門医に診察していただきました。
エコーで左右の甲状腺の炎症が見つかり、
「亜急性甲状腺炎」との診断でした。

取りあえず副腎皮質ホルモン剤を服用し、
2週間後に血液検査などの結果が出るそうなので、
2週間後に再診となりました。

原因が分かったことでほっとしています。
体調が悪いのに「何だか分からない」と言われ、気がかりでしたが
思い切って専門医にかかって良かったです。

こちらの掲示板などを拝見させていただかなければ、
未だにモヤモヤした気分で居たかもしれません。
ありがとうございました。



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ひろこさんへ 投稿者:芽衣  投稿日: 6月 8日(日)22時14分36秒

ひろこさんへ、むずかしい事はいえませんが 喉頚部には 甲状腺以外の病気もありますし どこかの炎症のために 頚部のリンパが腫れる事があります 内科 的に問題ないのなら 耳鼻咽喉科の受診を勧めます(咽喉科も診る耳鼻科ですよ)。娘さん とても心配の事と思います とりあえず 用件だけで すみません



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はじめまして 投稿者:ひろこ  投稿日: 6月 8日(日)02時33分36秒

22歳の娘のことで、ご相談させていただきます。
2週間ほど前に右頚部が痛み出し、続いて発熱(37.9℃ぐらい〜37.2℃)、
その後、右頚部が卵のような形(縦長で、横4指程の大きさ)に腫れて来ました。

他に症状としては、治っていたやけどの痕が赤く再燃したようになったり、
自覚症状のない結膜炎(コンタクト処方の際、眼科医から指摘されました)や、
歯茎の腫れなど、体の炎症を示すような症状が出ています。
(血液検査の炎症反応CRPは4.2とHiスコアになっています)

近所の総合病院の内科を受診したところ、
甲状腺に問題があるかもしれないと言うことで、
血液検査をしました。

結果は、FT3→2.52 FT4→1.07 TSH→1.83 と、
いずれも正常範囲内の数値でした。
よって医師の診断は、「なんだか分からない」との事で、家で様子をみています。

しかし、ここ数日だんだん首の腫れも硬くなってきたように思います。
そして気になるのが、腫れが硬くなって来るのと共に、
急にイビキをかくようになった事です。

甲状腺の機能の数値が正常ならば、
甲状腺の病気を疑う必要はなく他を考えた方が良いでしょうか、、、。

甲状腺に問題がある場合は、必ずTF3やTF4、TSHなどの数値が上下しますでしょうか。

原因不明との医師の診断なので、どこをあたったら良いのか分からず、
こちらに相談させていただきました。
よろしくお願いいたします。




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まゆさん、りょうさんへ 投稿者:まる  投稿日: 6月 7日(土)18時53分15秒

まゆさんのコメント、わかりやすかったです。私も最初の入院から徐々に知りましたが、病院待ち時間やブログで知り合った方などから聞く限り、転移・再発は 多いなぁと感じています。
早い人は1年以内で再手術している人もいるし、平均3回程度手術されている方が多いように感じています。
まゆさんの書かれたように、今回私が再手術の際に教えてもらったことは「目に見えないガンは取れないし、再発しないとは言い切れないし、取りきれたとも言 えない」という事でした。
ですが、これに関しても細胞検査士さんや主治医、ブログで知り合った女医さんなどから「この病気は命には関わらないけれど、成長が遅い分10年20と経過 を診ていかないとならないし、転移は割りと頻繁?にあるから、手術回数が多くなる」という事も聞いていたので、一応自分ではその分心構えは持てているか な?と思います。

りょうさんの経験された疑問や不信、私自身もこの2年で同じような事を思ったり経験してきたのでお気持ち良くわかります。
「取り残し?!」「えっ!今度は右にもシコリ?」とか、「術後数ヶ月後検査で他にも2.3個ある!?ってどーゆーこと??」などなど色々とあって、コミュ ニケーションがうまく取れなくなってしまい主治医を代えたり、病院を変えようかとも思ったりしました。
私は全摘と左頸部リンパ節郭清を2年前にして、その時にリンパ節には23個?だったか転移したシコリがあったと訊き「そんなに!!?」と、ショックを受け た記憶があります。
そして最近、転移による左頸部リンパ節郭清をしました。
再発とか、シコリがいくつかあるなどと言われると不安になりますが、主治医とうまくコミュニケーションを取りながら経過観察していこうと思っています。
私も診察室に入ると聞き忘れなどがある為、3つ以上の質問がある場合はメモに書いて渡すようにしています。先生に質問するときは、先生の話のあとに「他に 3つ質問があるんですが・・」と言って聞くようにしています。
勇気は入りますが、今月の診察の際に疑問点をきちんと聞いてみて、それでも納得できないようであれば、まゆさんの言われるようにセカンドオピニオンをして みるのが良いと思います。安心できるよう応援しています。


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細胞検査士さま 投稿者:まる  投稿日: 6月 7日(土)17時54分5秒

お返事ありがとうございます!!私もたまに覘いては「細胞検査士さん、変わらずにお元気だゎー♪」と思っていました。こうしてまたお話しができて、嬉しい 気持ちです。
また、私のブログを登録して下さって見ていてくれて、嬉しいです!(*^_^*)もう2年以上も経過を見てもらっているようなものですね。

治療の話しになりますが、
昨年の夏に1週間の食事制限とチラーヂン中止をした後に、外来にてアイソトープカプセルを5錠飲みました。ヨードは取り込んでいたらしいですが・・・内科 の先生曰く「徐々に効いてくる」という事でした。
でも現在はまだ数値はゼロではないので、どうだったのかなぁ?という感じですが、
主治医も病院も、方針としては「肺転移や転移が多い人、進行の早い人でなければ必要ないと思うし、やったとしても前回と同じように、外来でカプセルを飲む 程度で良いと思うょ」と言う事でした。
予防的に一度、アイソトープ治療をしてみたいという気持ちは少しあります。
また先日風邪で内科へ行ったときに、そこの先生が甲状腺科も掲げていたため、問診の病歴欄に書いた「甲状腺乳頭癌」をみて「放射線治療はしたの?」と聞か れたので「やってません」と答えたら「やってないの?!ん〜普通はやるけど、おかしいね」と言ってました。
以前、細胞検査士さんが教えてくれましたが「治療や手術方法は、医師や施設によって違う」とお聞きした通りでしたので、やらないことが「おかしい」とは思 いませんが、主治医の意見では「必要なし」ですし、内照射しても副作用もあったり、効果も「絶対」というのは無いですよね。・・・ん〜悩んで考えて・・そ れによっては主治医と再度話してみようと思います。ありがとうございます!
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初めまして 投稿者:晴美  投稿日: 6月 7日(土)13時27分2秒

初めて投稿させて頂きます! 41才 晴美と申します。17年前に米粒大の良性の腫瘍で左葉を摘出しました。 一年少しは薬を服用していた記憶があります が、一年後医師からの出産の許可もおり(術後 声帯の動きが悪く声がかすれ、呼吸もしにくく暫く耳鼻科へも通院していました)二人出産。 その段階で完治 と言う事でした。 現在、子供も大きくなりパート勤めをしております。 先月会社の健康診断の問診と触診で、左葉が無い分右葉が頑張って肥大しているよう なので検査を進められ 久し振りに採血とエコーを取りに行った所、甲状腺に関する採血は異常無しだったのですが、エコー検査の方で右葉に7.5mmの腫 瘍?腺腫?が見つかりました。  がっ、医師は採血異常無しだし 一年に一回検査して行きましょう!とおっしゃりましたが、細胞疹をしなくても良いのだろ うかと17年前を思い出し不安でしかたありません。 一年間経過観察で良いでしょうか? 




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追記 投稿者:まゆ  投稿日: 6月 7日(土)10時55分48秒

りょうさん

今手元のメモを見たら、急いで、思い出して書いたので、今読み返すと、意味不明なところが多々ありました。

細胞検査士様が、お答えしてくださると思いますが、それまで、少しでも不安な部分が軽減されれば、と思い書きました。主治医の先生には、必ず質問事項を事 前にメモしていくといいと思います。私も、最初は聞き忘れが多かったので、疑問に思ったことや、不明な事は、細かく質問事項にしておきました。緊張される お気持、わかります。

早く、いろいろ心の負担が軽減されることをお祈りしています。



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(無題) 投稿者:まゆ  投稿日: 6月 7日(土)01時26分11秒

りょうさん

治療過程での不安な気持ちお察しします。

もし、お答えになればと思い、私が主治医から言われたことをそのまま書いておきますね。

「カクセイしたから再発はないか?」
「ないとはいいきれない。なぜかと言えば、手術で取り除けるのは、あくまで目に見えるレベルのものと、その周辺のリンパ節であり、100%のがん細胞の根 絶は難しいからです。頚部リンパ節だけでも100以上あるからです。例えば、微小でも、目に見えないレベルで、感知できないレベルでの取り残しの可能性は 誰にもあります。この癌は、命に関わる深刻さがない代わりに、一生経過観察を続ける必要のある癌である事を覚えておいて下さい。10年、20年後に、その 微小の細胞が、再発する方もいらっしゃいます。もちろん、再発する人は、5年レベルでみて、頚部への再発、転移は10人の3人くらいの確立ですので、かな り多いと思います。ですが、頚部にとどまっている限りは、それほどの心配はいりません。予後の経過がよいからです。ただし、年齢や、大きさ、レベルを確認 した後、もちろん、再手術、治療方針の変更などは出てきます。そういうレベルで見ると、手術の際の、がん細胞の取り残しは、かなりの確立であるといわれて います。それが感知できるレベルのがん細胞に発達するまでは、人により違うし、経過観察でよい場合もあります」

との事でした。

少しでも、参考になれば、と記載しておきます。ご心配の場合は、セカンドオピニオンもされてもよいかと思います。頑張って下さい。



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細胞検査士様へ 投稿者:とろ  投稿日: 6月 6日(金)21時09分45秒

ご説明頂いてありがとうございます。術後数ヶ月でリンパ節が腫れるのは珍しい事ではないのですね・・。転移なんてもっと後の事かと思っていたので予想して ませんでした。転移かどうか気にしても仕方ないので、気楽に半年後の検診まで待とうと思います。妊娠の事はよく考えてみます



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ありがとうございました 投稿者:りょう  投稿日: 6月 6日(金)14時59分50秒

ただ、疑問なのは、右側の頚部リンパの郭清を行っていても、また再発する?!可能性の意味が分からないのです。素人的には「もう採ってしまったのだから転 移する場所がないのでは」と思ってしまうのです。今月の25日には2回目の定期検診があります。その時に、今後の治療の方針を聞いてこようと思っています が、診察室に入ると言葉を失ってしまいます。もしかして微小の乳頭癌の細胞がどこかのリンパに残っていてそれが大きくなるという事なのでしょうか?!事 実、左の頚部リンパは残しています。しかも術前説明の時は、頚部リンパに転移は無いと言われておりました。安全の為に癌がある側の頚部リンパも郭清します という説明でしたので、とても不安です。
5/27の病理検査の結果の時には、「リンパに転移がありました。でも郭清しているから大丈夫でしょう」これだけです。言われたのは・・・。頚部リンパに 転移していた人は、先生も注意して今後診察してくれるのか・・・。心配です。術後に家族が摘出した物を見せられたそうですが、素人の目でもリンパが腫れて いるのがわかったそうです。なのに何故、検査で気が付かなかったのか?不安になり、今更ながら病院を間違えたか?!と後悔しています。不信です正 直・・・。




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教えてほしいことが 投稿者:こうこう  投稿日: 6月 6日(金)11時00分18秒

自分は40代後半の男性です。いままでの経緯等を書かせていただき、どうしたらいいか教えていただければと思います。

 3年前にに左甲状腺腫瘍で半摘出しました。その時は4cm位のもので抜くより取った方が早いとのことでした。結果は良性でした。その後半年後とに経過状 況観察で通院し、サイログブリンが基準値よりやや高めでしたが問題ない範囲とのことで、1年経過した時点でしばらく来なくても大丈夫とのことでした。
2年経過した昨年1年前に、今度は右の甲状腺に腫れが出てきたので病院に行ったところ約2pの水のたまりの腫瘍ができ、その後は経過観察していました。昨 年12月に圧迫感が強くなり息苦しくなったため診察し、約3cm程度になっていたため溜まっているのを抜くこととなり抜いてもらいました。内出血を起こし ていたとのことで注射器はどす黒いものがいっぱいでした。分泌物の検査は良性でした。
その後、腫瘍事態は小さくなり楽にはなんったんですが、1ヶ月たった今年1月ころから周囲が腫れぼったくなり見てもらったところ、液漏れして周囲の組織と の間に溜まっているためとのことでした。3月には圧迫感と痛みがでて声枯れもあり仕事にも差しさわりが出てきてその後も何度か通院してます。右側側全体が 腫れていますが腫瘍は2cm程度で最下部にできていて反回神経にも影響し、上層には小さなものが4、5個できているそうです。先生は取るなら取ってしまう けど今よりつらくなるよとおっしゃていました。ただホルモン剤を飲むから気合をいれれば今の仕事もできるかもいわれてましたが、普通の人でもつらくなる業 務量(朝家出てから帰るまで毎日約16、17時間)ですから無理はあると思えるとはなしたらまあそうだねとの返答。
甲状腺機能事態は維持してるので、取らないで痛みなどガンマンしてやってみてどうしてもとなったときに取った方がいいとのことで、なんとかやってますが微 熱もでている状況で、痛みを我慢してると仕事に集中できなくなりボーとしてしまうこともあり仕事上迷惑をかけている状況です。
ここにかかれている方々は癌などの症状で全摘出されていますが、この程度の症状で全摘出してしまう必要があるのかどうか、このまま我慢してでもなんとか やっていった方がいいのか悩んでいます。ご意見等おねがいします。




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りょうさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月 5日(木)23時06分1秒

 甲状腺乳頭癌は、比較的高頻度に頚部リンパ節へ転移します。統計上、頚部リンパ節へ転移したとしても、予後への影響はほとんどありませんので心配無用で す。ただ再発を繰り返す傾向がありますので、今後の定期検査で頚部リンパ節転移が発見されたら、その都度、外科的に切除する必要が生じてきます。りょうさ んはすでに4個のリンパ節転移が見つかっているので、頚部リンパ節転移を重点的に経過観察をしていくはずです。



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まるさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月 5日(木)22時59分45秒

 ご無沙汰しております。といっても私はまるさんのブログをお気に入りに登録して時々拝見しておりますので、近況はよく存じております。甲状腺を全摘した 場合、サイログロブリン(HTg)を産生する細胞が存在しないため、理論上は血液検査では検出感度以下になるはずです。しかし転移がないにもかかわらず、 サイログロブリンがわずかに検出される方も少なくありません。その原因のほとんどはサイロイドベッドと呼ばれる、甲状腺がもともとあった場所に残存してい るわずかな正常甲状腺細胞によるものです。その証拠に、甲状腺全摘後にアイソトープ検査を行なうと、サイロイドベッドが描出される方が少なくありません。
 しかし、リンパ節転移などによるサイログロブリン上昇と判別ができませんので、予防的にアイソトープ治療を勧める病院もあります。ただ、アイソトープ治 療を行なうか否かの判断は医師の考え方によりますので、もどかしいところですよね。
 まるさんが考えているとおり、もしアイソトープ治療を行なったとしても、癌細胞を叩けるのかという保証ができないのも現実です。実際にアイソトープ治療 を行なって、癌細胞が放射性ヨードを取り込んでくれなければ、全く効果がないからです。傾向としては年齢が若ければ若いほど、放射性ヨードの取り込みが活 発なようですから、内照射治療を行なうならば年齢が若いうちのほうがいいのかもしれません。
 もしアイソトープ治療を行なうとすると、治療前後に妊娠が厳しく制限されてしまうので、私個人的には、早いうちに予防的に内照射治療を受けるのがよいと 考えますが、担当医の助言も考慮し、最終的にはまるさんの信じる道を選ぶよう切望します。



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とろさんへ 投稿者:細胞検査士  投稿日: 6月 5日(木)22時23分9秒

 リンパ節はいろいろな要因によって腫れます。最も頻度が高いのは炎症ですが、もちろん、癌の転移によっても腫れます。炎症と癌の転移で決定的な違いは、 炎症の多くは時間の経過とともに腫れが引いてくること、癌の転移は時間の経過とともに大きくなっていくことです。炎症のなかでも、若い女性に多い壊死性リ ンパ節炎や、結核性リンパ節炎などでは長い経過をたどりますので、必ずしも小さくならないこともあります。
 半年後の再診というのは妥当な判断と思います。半年後に同部位をエコーでみて今回のリンパ節の腫れと比較し、縮小傾向にあるのか、増大傾向にあるのか、 不変か、調べることになります。もし増大傾向にあり、穿刺細胞診が可能な状況であれば、細胞診を施行すると思います。なお手術後、数ヶ月しか経っていない のに転移したリンパ節が腫れてくることも珍しくありません。リンパ節の結果次第で次の治療方針が決まりますので、今は待つのみです。
 手術を受ける予定があるのであれば、やはり妊娠は避けるべきでしょう。全身麻酔をかけることになるので、胎児への影響が懸念されます。しかし現時点もし くはフォロー中に妊娠した場合は、妊娠・出産を最優先し、手術は産後に行なうことになると思います。その場合は、なるべく早急に担当医に知らせるべきで す。なお、アイソトープによる内照射治療を受ける方は、治療前はもちろんのこと、内照射治療後1年程度は妊娠は許可されないと思います。



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教えてください 投稿者:りょう  投稿日: 6月 2日(月)14時00分53秒

5/12に乳頭癌(2cm)の為に甲状腺の全摘手術を行いました。右の頚部リンパの郭清も行いました。術後に病理検査の結果、頚部リンパに4個の癌が見つ かりました。乳頭癌は、もっと進行がゆっくりと聞いていましたが、リンパにこんなに沢山の癌があって、乳頭癌が転移した?!と考えてよいものだろう か。。。と悩みました。5/27に主治医から言われましたが、その時は、頭が真っ白で何も質問できませんでした。全摘の理由は、良性の腫瘍が多発している 事、喘息がある事、膠原病がある事、橋本病がある事でした。数年後にまた再発しても手術に耐えられないだろうとの事でした。



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細胞検査士さま、久々です。 投稿者:まる  投稿日: 6月 1日(日)13時13分44秒

ご無沙汰しております!細胞検査士さまに色々とご相談してから2年は経つでしょうか。
頸部のシコリ発見から、手術前まで本当にいろいろお世話になりました。
最初の甲状腺乳頭がんの手術を2006年6月にしましたが、術後2週間もしないのに同じ位置に同じ大きさ(1.7mmくらい)のシコリが残って?いた為、 その部分のシコリ切除を今年の3月に行い、今ようやく、ひと段落ついている所です)

ただ一つ気になるのは、一番最近の血液検査では、HTg(0.7)TgAb(10.00↓)となっていて、同じ甲状腺がんの方から聞くと、全摘した場合は HTgはゼロになるはずとの事。
と言うことは、私の場合はまだ転移がどこかにあるという事でしょうか?(全摘した最初の手術後もゼロではありませんでした)
がんのお仲間からは「早い時期にアイソトープ治療をした方が良いと思う」という意見もありますが、私の病院では遠隔転移などが見られない場合は術後に補助 療法としてアイソトープを行なわない方針です。
でも行なったからと言って、確実に細胞を叩けるのか?というと、そうでもないような気もしていて・・・。どのように思われますでしょうか?

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