週刊金曜日を読む 2018-05-18
国民ということばが嫌いだ
と、矢崎泰久氏はいう。私も嫌いだ。特に「非国民」という言い方をされた時には虫唾が走る。
では、国民の代わりにどんなことばを使えばいいのか。この矢崎氏の問いについて、矢崎氏自身でも代替案はないらしい。
どうすればいいんだろう。人民では思想が滲む
、と矢崎氏はいう、思想抜きの言葉がいいのだろう、と推察するが、
ではなぜ人民だと思想が滲むのだろうか。困ったときの Wikipedia を見ると、
(前略)そのため本来の語義を離れて「人民」という言葉に、共産主義のイメージが感じ取られる場合が多くなった。
とある。このことを思想が滲む
といったのだろうか。
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