阿部寛治 : 図解による線形代数とベクトル解析

作成日 : 2024-04-09
最終更新日 :

概要

「序文」から引用する :

この本では多数の図を挿入したが,残念なことにこれらの図は白黒である. もし教科書において 3 色や 7 色のカラーの図を載せることができれば,伝えられる情報量は飛躍的に増加する.(中略) 現時点では白黒の図でがまんせざるをえないが,将来の図解ものシリーズはカラーにするのが夢である.

感想

なぜ、3 色や 7 色なのだろう。3 色というのは三原色が頭にあるからだろうか。7 色というのは(日本での)虹を構成する色の数だからだろうか。

それはともかく、私も少し図を書いてみることにした。ただし、手書きではなく、SVGGraph を使っている。また、 本書のボールドのイタリックの活字は、以下の引用ではボールドの立体に変更している。

図 6・36

図 6・37

これらは、p.156 の図 6・36 と p.158 の図 6・37 を私なりに色を添えて書き直したものである。 前者は、p.156 にある次の式(6.36) のベクトル場
`bbv = (x bbi + y bbj) // 10`
を、また後者は p.157 にある、式(6.38) のベクトル場
`bbv = 1/5 (y bbi - x bbj)`
を図示したものである。

p.158 にある章末問題を引用する。

問題 6-3

1. 次のベクトル場に対して図 6・36 や図 6・37 のようなものをつくれ.

(a) `bbv = x bbi` (b) `bbv = x bbj` (c) `bbv = (x bbi + 2y bbj)` (d) `bbv = (-2y bbi - x bbj) // 10` (e) `bbv = x^2 bbi + y^2 bbj`

本題の解答は省略されている(p.228 では他の章末問題の解答がある)。

数式と図の記述

このページの数式は ASCIIMathML で記述している。 図は SVGGraph で記述している。

書誌情報

書名 図解による線形代数とベクトル解析
著者 阿部寛治
発行日 1993 年 1 月 20 日 初版発行
発行元 培風館
定価 1900 円(本体)
サイズ A5 版
ISBN 4-563-00583-5
NDC 411.6
備考 川口市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi