カバー扉から引用する。
幾何的トポロジーの一分野として結び目の数学理論を紹介する. 発展の著しいこの分野において,歴史的な話題・最近発見された理論のどちらにも偏ることなく解説.
章末には演習問題があるが、解答はない。
pp.8-9 に、結び目をコード化する方法が説明されている。
本書では、ドウカーとシスルスウェイトによる文献による方法と書かれているが、
何度読んでもわからなかった。ウィキペディアの「ドウカーの表示法」を見て、やっとわかった。
なお、本書での方法では、偶数に対応する部分が下を通るときには負の符号を付け,
上を通るときには符号をつけない.
としているが、ウィキペディアの説明では逆で、
ただし偶数の番号をつけるときは、
辿っている成分が交点の上側の成分を通っているときのみ番号に - の符号をつけるようにする。
とある。注意しなければならない。
書名 | 結び目理論 概説 |
著者 | W.B.R.リコリッシュ |
発行日 | 2000 年 1 月 25 日 |
発行元 | シュプリンガー・フェアラーク東京 |
定価 | 4000 円(本体) |
サイズ | A5 版 293 ページ |
ISBN | 4-431-70859-6 |
NDC |
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