W.B.R.リコリッシュ : 結び目理論 概説

作成日 : 2022-03-24
最終更新日 :

概要

カバー扉から引用する。

幾何的トポロジーの一分野として結び目の数学理論を紹介する. 発展の著しいこの分野において,歴史的な話題・最近発見された理論のどちらにも偏ることなく解説.

章末には演習問題があるが、解答はない。

結び目をコード化する方法

pp.8-9 に、結び目をコード化する方法が説明されている。 本書では、ドウカーとシスルスウェイトによる文献による方法と書かれているが、 何度読んでもわからなかった。ウィキペディアの「ドウカーの表示法」を見て、やっとわかった。 なお、本書での方法では、偶数に対応する部分が下を通るときには負の符号を付け, 上を通るときには符号をつけない.としているが、ウィキペディアの説明では逆で、 ただし偶数の番号をつけるときは、 辿っている成分が交点の上側の成分を通っているときのみ番号に - の符号をつけるようにする。 とある。注意しなければならない。

書誌情報

書名結び目理論 概説
著者W.B.R.リコリッシュ
発行日2000 年 1 月 25 日
発行元シュプリンガー・フェアラーク東京
定価 4000 円(本体)
サイズ A5 版 293 ページ
ISBN4-431-70859-6
NDC

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MARUYAMA Satosi