「まえがき」から引用する:
前著『ろんりの練習帳』から, 「使うための論理」を「ろんり」と読んでいます.(中略) 本書では,「ろんり」と「集合」をやさしく解説することを心がけました.
私は昔、本書のようなくだけた文体は苦手だったが、今は気にならなくなった。 単に鈍感になっただけかもしれない。そのようなオヤジギャグの一つに、 命題に関する変形に使われる、本書でいう「七つ道具」の一つ、吸収法則の説明がある。本書 p.28 では、吸収法則を次のように説明している。`p, q` は命題を表す。
吸収法則
(1) `p ^^ (p vv q) -= p`
(2) `p vv (p ^^ q) -= p`
(中略)「吸収法則」という名称に関しては,私が調べたところでは,`q` がq 収 されるから, 「吸収 法則」というのが, 最も有力な説です.(すみません,冗談です.)(後略)
後略の前には😅(冷や汗)のような絵文字があるが、これと同じかどうかわからなかったので引用には含めなかった。 ともかく、吸収法則は忘れていたので、こういう冗談でひっかかりが強くなるのだった。
このページの数式は MathJax で記述している。
書 名 | ろんりと集合 |
著 者 | 中内伸光 |
発行日 | 2009 年 9 月 30 日(第1版第1刷) |
発行元 | 日本評論社 |
定 価 | 2100 円(本体) |
サイズ | A5版 192 ページ |
ISBN | 978-4-535-78641-7 |
その他 | 草加市立図書館にて借りて読む |
まりんきょ学問所 > 数学の部屋 > 数学の本 > 中内伸光:ろんりと集合