中内伸光:ろんりと集合

作成日 : 2022-05-12
最終更新日:

概要

「まえがき」から引用する:

前著『ろんりの練習帳』から, 「使うための論理」を「ろんり」と読んでいます.(中略) 本書では,「ろんり」と「集合」をやさしく解説することを心がけました.

オヤジギャグ

私は昔、本書のようなくだけた文体は苦手だったが、今は気にならなくなった。 単に鈍感になっただけかもしれない。そのようなオヤジギャグの一つに、 命題に関する変形に使われる、本書でいう「七つ道具」の一つ、吸収法則の説明がある。本書 p.28 では、吸収法則を次のように説明している。`p, q` は命題を表す。

吸収法則
(1) `p ^^ (p vv q) -= p`
(2) `p vv (p ^^ q) -= p`
(中略)「吸収法則」という名称に関しては,私が調べたところでは,`q` が qきゅうしゅうされるから, 「吸収きゅうしゅう法則」というのが, 最も有力な説です.(すみません,冗談です.)(後略)

後略の前には😅(冷や汗)のような絵文字があるが、これと同じかどうかわからなかったので引用には含めなかった。 ともかく、吸収法則は忘れていたので、こういう冗談でひっかかりが強くなるのだった。

数式記述

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書誌情報

書 名ろんりと集合
著 者中内伸光
発行日2009 年 9 月 30 日(第1版第1刷)
発行元日本評論社
定 価2100 円(本体)
サイズA5版 192 ページ
ISBN978-4-535-78641-7
その他草加市立図書館にて借りて読む

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MARUYAMA Satosi