副題は―線型計画法と行列ゲーム―
私は頭が弱いので本書の大半の内容が理解できない。例をいくつか書き写そう。 p.111 から行列ゲームの問題である。
毎年多数の対局をすることになっている 2 人の棋士甲と乙がいるとしよう. (碁でも将棋でもチェスでも何でもよいが,仮に将棋とする. あるいは甲と乙が例えば別々の野球チームに属する投手とバッターでもよい.) 甲は振飛車を好み,戦型 `A_1, A_2, cdots, A_m` (`A_1 = `中飛車,`A_2 = `四間飛車,`A_3 = `向飛車,`cdots` など)で戦うとする. 乙は居飛車型で,戦型 `B_1, B_2, cdots, B_n`(`B_1 = `位取り,`B_2 = ` 棒銀,`cdots` など) で戦うとする.
本書の刊行が 1977 年だから、振飛車側が大山で、居飛車側が中原だろうか。次は p.117 から割り当て問題である。
ある芸能プロダクション甲は `n` 人の男性タレント `A_1, cdots, A_n` と `n` 人の女性タレント `B_1, cdots, B_n` を所有している. `A_i` 氏と `B_j` 嬢とを組ませて一つの演芸(例えば男女漫才)を乙劇場に出演させると `a_(ij)` 円の利益が生ずる.
そういえば、今は男女漫才はほとんど見ていない。
このページの数式は MathJax で記述している。
書 名 | 線型不等式とその応用 |
著 者 | 岩堀 長慶 |
発行日 | 1977 年 1 月 27 日 第1刷 |
発行元 | 岩波書店 |
定 価 | |
サイズ | A5版 171 ページ |
ISBN | |
その他 | 岩波講座 基礎数学 草加市立図書館にて借りて読む |
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