「はじめに」から引用する :
本書では幅広い幾何学の分野からおもしろい話題をできるだけまんべんなく選び出し, それを事典の形式で紹介する.
p.190 には、1925年,Z. モロンが,初めて長方形を互いに異なる正方形に分割することに成功した.
とある。このページには、図 220 としてその分割の配置も載っている。
私がこの問題を、45 年ほど前、デュードニーの問題集で知ったような気がするが、違うかもしれない
(デュードニーの没年は 1930 年)。ガードナーのパズル本だったかもしれない。
当時を懐かしみながら、むちゃくちゃな色をつけた。本書の図 220 には、それぞれの正方形の1辺の長さも載っている。
ただし、載っていない正方形の長さが 1 つだけあり、それは一番小さな正方形で 1 である(私が書いた配置の、
白い正方形)。しかし、白い正方形の上・左・下に隣接する正方形の長さがそれぞれ 10, 9, 8 であることは載っているため、
わかるということなのだろう。
書名 | 不思議おもしろ幾何学事典 |
著者 | D. ウェルズ |
訳者 | 宮崎興二、藤井道彦、日置尋久、山口哲 |
発行日 | 2002 年 3 月 10 日 初版 第 1 刷 |
発行元 | 朝倉書店 |
定価 | 4900 円(本体) |
サイズ | A5 判 243 ページ |
ISBN | 4-254-11089-8 |
備考 | 草加市立図書館にて借りて読む |
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