河添健 : 群上の調和解析

作成日 : 2022-01-21
最終更新日 :

概要

まえがきより引用する:

この本は群の表現論とそれを用いた群上の調和解析の入門書です.

練習問題はない。

レベル

私は頭が弱いため、本書を読み通すことはできなかった。まえがきでは、 一応,微積分と線形代数の基礎知識をもっている人となっているので、 私には微積分と線型代数の基礎知識がないのだろう。

第1章は調和解析の歩みと題して、歴史を振り返りつつさまざまな問題が提示される。 なお、数学者はすべて原綴(ただしロシア人などはラテン文字)なので、読み方が分からないとどうしようもない。 たとえば、p.34に定理(Marcinkiewicz)とあるが、この多分人名と思われる名前が読めない。 おそらくマルチンキエヴィッチと読むのだろう。本書の pp.vi-vii には数学者年譜があるが、 Marcinkiewicz の記載はない。インターネットで Macinkiewicz mathematician で検索すると、 Józef Marcinkiewicz の記載が見つかる。この数学者であれば、生没年が 1910-1940 とわかる。 Wikipedia には Marcinkiewicz interpolation theorem とあり、 本書に Marcinkiewicz の補間法について記載があるので、 まずこの人でまちがいないだろう。

数式記述

このページの数式は MathJax で記述している。

書誌情報

書名群上の調和解析
著者河添健
発行日2000 年 4 月 20 日(初版第1刷)
発行元朝倉書店
定価3300円(税別)
サイズA5版 186 ページ
ISBN4-254-11551-2
NDC
その他草加市立図書館にて借りて読む

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MARUYAMA Satosi