副題は「奇妙な図形のからくり」。
p.32 に筑豊地帯の鉄道網の図がある。鉄道ファンにはたまらない。2019 年発行の本なのになぜ昔のごちゃごちゃした鉄道網の図があるのだろう、
と思っていたら、p.2 に本書は 1974 年 4 月 25 日刊行の『トポロジー入門』(日科技連出版社)を新書化したものです。
という注釈があった。
なお、著者は 2002 年に逝去されている。
p.198 ではしかし計算機の発達した今日でも、四色問題はまだ完全に解かれていない。
という記述がある。時代を感じる。
四色問題は、計算機によって証明されたといってもよいので、この書き方は将来を予見していたのだともいえる。
書名 | トポロジー入門 |
著者 | 都筑卓司 |
発行日 | 2019 年 7 月 20 日 第1刷 |
発行元 | 講談社 |
定価 | 1000 円(本体) |
サイズ | 新書版 |
ISBN | 978-4-06-516605-5 |
NDC | 415.7 |
備考 | 講談社ブルーバックス、川口市立図書館で借りて読む |
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