副題は「代数学の基礎を出発点として」
私は頭が弱いので、最初から理解できなかった。それというのも、学部レベルの代数学の基礎知識がないからだ。
本書が想定している学部レベルの代数学の基礎知識はどの程度かということになるが、
本書の参考文献によれば、Artin の Algebra 2nd ed., が良書だということである。
ただ、どのような内容かはわからない。和書では、松村英之の「代数学」(朝倉書店)が、
線形代数・微積分を一通り学び終えた後に取り組む代数学の教科書としてはよい水準の教科書
であるとしている。http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-11418-8/ に目次がある。
うーん、ここまで代数学の基礎を把握しておかないといけないのか。もう私には無理だ。
defghi1977 氏によるSVGGraph (defghi1977.html.xdomain.jp) によるグラフで、p.12 にある三つのグラフを書いてみた。
p.72 に5項補題の可換図式がある。可換図式といえば5項補題である。ASCIIMath でイカサマな図式を描いてみた:
`{:(,M_4,overset(f_4)(->),,M_3,overset(f_3)(->),,M_2,overset(f_2)(->),,M_1,overset(f_1)(->),,M_0),(u_4,darr,,u_3,darr,,u_2,darr,,u_3,darr,,u_2,darr),(,N_4,overset(g_4)(->),,N_3,overset(g_3)(->),,N_2,overset(g_2)(->),,N_1,overset(g_1)(->),,N_0):}`
5項補題そのものをイカサマといっているのではなく、上の図式の書き方をイカサマといっている。 左から右の写像である `f_i` と `g_i` は矢の上にうまく載っていて字も小さくなっているが、 上から下の写像である `u_i` は矢の脇にあるべきなのだが少し離れてしまい字も小さくなっていない。 これは、ある記号の上や下に別の記号を添える記法は ASCIIMath で用意されているのに、 ある記号の左や右に別の記号を添える記法は ASCIIMath で用意されていないからだ。
ヘビ補題というのは初めて目にする。これを書けるとよいのだが、5項補題の可換図式はイカサマなので、 イカサマでヘビ補題を書いてしまうのはヘビに失礼なので、書かないことにした。
数式はASCIIMathML を用いている。
書 名 | 代数幾何学入門 |
著 者 | 永井 保成 |
発行日 | 年 月 日 |
発行元 | 森北出版 |
定 価 | 円 |
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