大上丈彦:数学のできる人できない人

作成日 : 2023-10-03
最終更新日 :

概要

副題は~教科書の「解説」は難しい~

書名

本書は書名がいい。数学のできる人できない人、と聞くと、それをいっちゃあおしめえよ、と反応してしまう。

感想

p.94 で、小学校のときに帯分数の概念を習うのに、中学校になると帯分数を使わなくなる理由について説明されている。これを読んでなるほど、と思った。

p.99 で、筆者が覚えたほうがいい公式が列挙されている。

  1. 三平方の定理
  2. 加法定理
  3. `sum k, sum k^2 sum k^3`
  4. 距離の公式
  5. メネラウスとチェバの定理

私は 1., 2., 3. は覚えているが、4. は忘れたし、5. はそもそも覚えていないから忘れる以前の話である。

そういえば、三平方の定理を覚えたほうがいい公式でありながら、三平方の定理の一般化(の一つ)である余弦定理は入っていない。私は、余弦定理や正弦定理も忘れかかっている。 いや、ベクトルの内積を覚えていれば余弦定理もそのうちの一つ、と言われればその通りなのだけれど。

誤植

数学のできる人できない人 (www.medaka-college.com) にある。

数式記述

数式は MathJax を用いている。

書名 数学のできる人できない人
著者 大上丈彦
発行日 2002 年 4 月 30 日 初版第 1 刷
発行元 荒地出版社
定価 1800 円(本体)
サイズ A5 版
ISBN 4-7521-0127-0
備考 草加市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi