はしがきより 「大学初年級の線形代数学と微分積分学を学んだ方に向けて, 初等的な微分幾何の一端を垣間見ていただくことを目標に本書を執筆しました. 」
第1章は平面上の微分幾何―曲線論―である。最初は私でもわかるような題材が選ばれていて、書き方もていねいだ。 しかし、途中の問題を手で動かして解かないと本当にわかるとはいえない。
そして第2章の球面幾何に入り、だんだんと理解が怪しくなる。そして第3章の Klein の幾何になると、 もうわからない。私の頭が抽象的記述を拒否するのだ。3.1 変換群は、次のように始まる:
任意の集合 `X` に対し,写像 `f : X -> X` は `X` の変換と呼ばれる. `X` の全単射である変換全体を `frS_X` で表し,それを `X` の一般変換群と呼ぶ. その名が表すように `frS_x` は写像の合成を積として群をなす.
ということでここで挫折した。
数式は ASCIIMath で記述し、MathJax で表示している。
書 名 | ウォーミングアップ微分幾何 |
著 者 | 國分 雅敏 |
発行日 | 2015 年 10 月 15 日 初版1刷 |
発行元 | 共立出版 |
定 価 | 1900 円(本体) |
サイズ | |
ISBN | 978-4-320-11071-7 |
NDC | 414.7 |
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