「まえがき」から引用する。
これらに加えて,最近いろいろなところで関心を集めてきている量子力学に関する数値計算手法を少し丁寧に説明した.
第 9 章は「量子力学における行列計算」である。 密度行列繰り込み群(Density Matrix Renormaliazation Group, DMRG)の方法などがあり、物理系の研究者向きである。 ほかにもランジェバン(ランジュバン)方程式や、 伊藤-ストラトノビッチ変換、転送行列法などの話題がある。
一般に「共役勾配法」の名前で知られている連立線型一次方程式の解法は、 本書では「共役傾斜法」という名前で紹介されている。
本書のプログラムは FORTRAN77 である。Fortran90 にしてほしかったというのが怠惰な読者である私の希望である。
数式は MathJax を用いている。
書名 | 数値解析 |
著者 | 宮下精二 |
発行日 | 2002 年 7 月 1 日 初版第1刷 |
発行元 | 朝倉書店 |
定価 | 2800 円 |
サイズ | A5 版 |
ISBN | 4-254-11577-6 |
備考 | 草加市立図書館で借りて読む |
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