ガストン・ルルー:黄色い部屋の秘密 |
作成日:2011-03-27 最終更新日: |
密室犯罪の古典的傑作。
邦題は「黄色い部屋の秘密」あるいは「黄色い秘密の謎」として知られている。 実は読んだことがない。 にもかかわらずここで取り上げるのは、ほかにも「黄色い***の秘密」があるからだ。
2011 年 3 月 24 日、バルコニーに黄色い粉があちこちにばらまかれているのをつれあいが見て驚いていた。 誰かのいたずらだと思いきや、テレビで次のような情報があった。 「地面の黄色い粉は花粉です」 そうなのか。なぜ目に見える形になるほど大きいのか。 雨で集まるからだ、ということだ。
もういつのことか忘れたが、ある大学の助手が、所属する学部の学部長を殺して事件になったことがあった。 そのとき現場に黄色い砂が撒かれていた。 この黄色い砂は、最初超伝導(超電導)に使われる物質というようにも報道されたが、 Wikipedia 広島大学学部長殺人事件(ja.wikipedia.org) によれば、砂については特定されていない。 この事件を反映して、筒井康隆の「文学部唯野教授」にはこう書かれている。 第 8 講 構造主義の末尾に、教授選で勝った候補に肩入れした教授が、負けた候補に殴りこみにかけられ、こうわめいた。
「やめろ、やめんか。そんな。黄色い砂。わっ。助けてくれ、助けてくれ」
詰将棋作家として名高い内藤國男が、将棋世界の巻頭で「黄色い部屋の謎」という詰将棋を発表している。
某大学の実験室は黄色い壁で囲まれていた。特に殺人事件は起こらなかったという。
ガストン・ルルーは「オペラ座の怪人」の原作者としても知られている(2014-05-05)。
書 名 | 黄色い部屋の秘密 |
著 者 | ガストン・ルルー |
発行日 | 1978年8月 |
発行元 | 早川書房 |
定 価 | 360 円(本体) |
サイズ | 16cm |
ISBN | |
NDC(6) | 953 |
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