ブライアン・カーニハン、ロブ・パイク:プログラミング作法

作成日:2019-12-20
最終更新日:

感想その他

この日本語版を買う前に、原書、 Kernighan,Pike:The Practice of Programming , Addison-Wesley を購入していた。 英語なので全部を読み通したわけではないが、付録の「箴言」だけ集めたところは読んだ。 頭ではわかっているのだが、なかなか実践できないのが私の弱いところだ。 「実践できないのは、わかっていないということだ」という誰かさんの声が聞こえていた。

その後、この邦訳を 2007年4月25日購入した。実は、上記の英語版を買ったことをすっかり忘れていた。 あとで練習問題にじっくり取り組むことで、お金を回収したい。 話題をいくつか述べよう。

名前

名前の重要性は何度でも言っても言い足りないぐらいだ。ここでは、私の失敗を公開する。

マイクロソフト社の Excel で、次の表を作った。

フランス語表記日本語表記
C. Saint-Saënsカミーユ・サン=サーンス
G. Fauréガブリエル・フォーレ

この表からうまく「名前定義」をしたいと思った。Excel の「名前定義」とは、 「名前」を変数名のようにして扱うことである。 さて、名前定義をするためにこの表全体を選択して、プルダウンメニューの挿入から名前→作成をクリックした。 「名前の作成」ダイアログが出るので、上端行と左端列のチェックボックスをクリックしてOKをボタンを押した。

このようにすれば、このシートの中での名前(変数)が作成される。 つまり、C. Saint-Saëns という変数には 「カミーユ・サン=サーンス」が含まれると期待していた。 ところが、この変数を見ても「カミーユ・サン=サーンス」がない。 おかしい、 と思い数式バーの左にある名前一覧を見ると、驚愕の事実が判明した。 というのは、変数は C. Saint-Saëns ではなく、 C._Saint_Saëns となっていたのだ。 つまり、変数にある半角スペースと半角ハイフンは、 名前作成時に自動的にどちらも半角アンダースコアに変換されてしまったのだ。 もちろん、 G. FauréG._Fauré と変換された。 このほかにも、制限がある。

なお、上記の使える文字については、筆者の調査による。

書誌情報

書 名プログラミング作法
著 者ブライアン・カーニハン、ロブ・パイク
発行日
発行元アスキー
定 価円(本体)
サイズ判 ページ
ISBN

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MARUYAMA Satosi