Eric R. Johnston, Nic Harrigan, Meceds Gimeno-Segovia: 動かして学ぶ量子コンピュータプログラミング

作成日:2021-03-04
最終更新日:

概要

副題は「シミュレータとサンプルコードで理解する基本アルゴリズム。」。 本書の補足資料は下記にある。
https://oreilly-qc.github.io/

感想

量子コンピュータ、ということばを聞いたのはかなり昔だ。本当にそんなことができるのだろうか? と思っていたが、柔軟な考え方が身に着けられればと思い、借りてきた。 実際に読み進めていると、もうわからない。まず、一般コンピュータのビットに相当する単位が、 量子コンピュータではキュビットということがわかった。ところが、 キュビットの表示が妙なのである。キュビットを本書では円表示という形で表しているのだが、 まず従来のビットを円表示で表すとこうなるという。

ビットがとりうる値円表示
0●〇
0 1
1〇●
1 0

1ビットを表すのに冗長ではないかと思ったのだ。しかし、キュビットであればそうはならず、 円の一対の表示が1キュビットになることがわかった。まずここで躓いた。

その後も読み進めていったが、p.27 の 2.3.6 QPU命令;PHASE(θ)や p.28 2.3.7 QPU 命令:ROTX(θ)およびROTY(θ)まで読んだところで苦痛を感じ、挫折した。

書誌情報

書 名動かして学ぶ量子コンピュータプログラミング
著 者Eric R. Johnston, Nic Harrigan, Meceds Gimeno-Segovia
訳 者北野 章
技術監修者丸山 耕司
発行日2020 年 8 月 25 日(初版第1刷)
発行所オライリー・ジャパン
発売元オーム社
定 価3600 円(税別)
サイズA5 変形判
ISBN978-4-87311-919-9
その他越谷市立図書館で借りて読む

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MARUYAMA Satosi