米澤 明憲・柴山 悦哉:モデルと表現

作成日:2015-08-16
最終更新日:

概要

感想

記号

p.157 で意味関数と結合子の表記が与えられる。意味関数は `S` のスクリプト体 `ccS` と最初は思ったのだが、 形状は異なり、筆記体 である。 結合子は "APL FUNCTIONAL SYMBOL QUAD GREATER THAN" と定義された ⍄ が似ているが、異なる。□の中は不等号ではなく、 三角形▷なのだ。どうすればいいのか。

輪の王問題

輪の王問題とは次のものである。

ネットワークを介してリング上に結合された複数のコンピューターが, それぞれ固有の値を保持しているものとする.このとき、一番大きな値をもつコンピュータ(これを王と呼ぶ)を選び出せ.

輪の王という名前は the lord of ring の訳である。これは、あのトルキーン(トールキン)の 「指輪の王」(邦訳では指輪物語)の原題 "The Lord of the Rings" のもじりなのだとわかった。

誤植

p.308 下から13行め、分散アルゴリズム関するとあるが、おそらく「分散アルゴリズムに関する」が正しい表現だろう。

数式

数式表示には、ASCIIMathMLを使っている。

書 名モデルと表現
著 者米澤 明憲・柴山 悦哉
発行日1992 年 4 月 16 日
発行元岩波書店
定 価3883 円(税別)
サイズ
ISBN4-00-010357-1
備 考岩波講座 ソフトウェア科学 17
NDC

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MARUYAMA Satosi