本書では、従来の Web アプリケーションの問題点を述べたうえで、これらを解決するためにアイソモーフィック JavaScript によりフレームワークを構築すべきこと主張する。アイソモーフィック JavaScript とは、クライアント側とサーバ側で、 同じ JavaScript のコードを実行できるようにするためのフレームワークの総称である。
私のような初心者には理解できなかった。 本書で紹介されている、あるアイソモーフィック JavaScript のページに行くと、もう3年間更新されていないようだった。 限界が来たということなのだろうか。
p.39 の HTTP のアプリケーションサーバーの部分では hapi を紹介している。http://hapijs.com を見ようとすると、 https://hapi.dev にリダイレクトされる。ここのチュートリアルを見ると、英語、ブラジル=ポルトガル語、 韓国語、トルコ語、中国語がある。これは興味深い。
本書では、「ECMAScript 6 に対応したブラウザはまだ少ないのですが、」(p.48) という記述がある。 しかし、2021 年 4 月 1 日現在、ほとんどのブラウザは対応しているだろう。対応していないのは、 Internet Explorer (IE) だけかもしれない。もう、IE など、使わなければいいのに。しかし、特に企業内アプリケーションは、 ブラウザ対応の改修がおっくうなのだろう、IE を使い続けている例が多いだろう。嘆かわしいことだ。
書名 | アイソモーフィック JavaScript |
著者 | Jason Strimpel, Maxime Najim |
訳者 | 牧野 聡 |
発行日 | 2017 年 7 月 6 日 |
発行元 | オライリー・ジャパン |
定価 | 2800 円(税別) |
サイズ | A4 変形判 |
ISBN | 978-4-87311-807-9 |
その他 | 越谷市立図書館で借りて読む |
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