いろいろ難しい Python
副題は「Pythonic な思考とコーディング手法」
私がこの本を最初から読もうとして、いきなり面食らった。最初のページから「特殊メソッド」が出てきたからだ。 特殊があるからには一般もあるはずだが、そもそも特殊メソッドが何かを知らないから困った。 そのようなバカな奴がこの分厚い本を読んではいけない、という声もあるかもしれない。 どうやら、特殊メソッドというのはこの本によれば、 Python インタプリタがベーシックなオブジェクトを操作するとき呼び出すメソッドらしい。 いや、この言い方では紛らわしい。どんなオブジェクトでもベーシックな操作があるので、 そんなベーシックな操作のときに呼び出すメソッド、ということだ。
最初の章では、特殊メソッドの例として __len__ と __getitem__ を挙げている。 __len__ を適切に実装すれば、あるオブジェクト obj に対して、 len(obj) とすればそのオブジェクトの大きさ(サイズ、長さ、数)が得られる、というものだ。 なるほど。それから、__getitem__ を適切に実装すれば、適当な添字 i に対して obj[i] ができるとか(もちろんスライスも)、イテラブルにもなる、ということだ。
なるほど。これなら Python の人気が出るのもうなずける。
書 名 | Fluent Python |
著 者 | Luciano Ramalho |
監訳者 | 豊沢 聡、桑井 博之 |
訳 者 | 梶原 玲子 |
発行日 | 2017 年 10 月 11 日 初版第1刷 |
発行所 | オライリー・ジャパン |
発売元 | オーム社 |
定 価 | 5800 円(税別) |
サイズ | 版 |
ISBN | 978-4-87311-817-8 |
その他 | 越谷市立図書館で借りて読む |
NDC |
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