xiii ページの「本書について」から引用する。
本書は,ES2015 以降に導入された新しい機能をこれから学ぼうとしている JavaScript プログラマのために書かれている。
計 34 の課 (lesson) は、最初の 3 課を除き 7 つの単元(unit)にまとめられている。課の末尾には練習問題がある。ただし単元の最後の課は練習問題はなく、 その代わりに課全体がアプリケーションを作る課題となっている。巻末には練習問題の解答が収められている。
原書の Web ページは次のリンクにある。 Get Programming with JavaScript Next (www.manning.com)。また、ソースコードは次のリンクにある。get-programming-jsnext (github.com)
この本はわたしにとって難しい。
p.169 の練習問題のコードで、switch 文の case 'sv': と case 'fr' は逆である。 つまり、case 'sv': に対応する文は return str.replace(/e/g, 'ё') となるべきで、 かつ case 'fr': に対応する文は return str.replace(/e/g, 'é'); となるべきだ。 以上はプログラムの動作の観点からの誤植である。
さらにいえば、この変更を受け入れたとしても、言語としておかしい点が存在する。 つまり、スウェーデン語に ё という文字は現れない。 ё が現れるのはキリル文字を使うロシア語などだ。なお、この練習問題の残りの 2 つの言語に対しては正しい。 つまり、フランス語には é が現れるし、スペイン語には ñ が現れる。
書名 | 入門 JavaScript プログラミング |
著者 | JD Isaacks |
監訳者 | 株式会社クイープ |
発行日 | 2019 年 2 月 6 日(初版第1刷) |
発行元 | 翔泳社 |
定価 | 2800 円(本体) |
サイズ | |
ISBN | 978-4-7981-5864-8 |
その他 | 越谷市立図書館で借りて読む |
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