なつかし「鉄」写真の部屋

すみません。このページからは専門用語も出てきますが、
どうぞご勘弁を(笑)

ああ、尾小屋鉄道


最後の非電化ナロー、尾小屋鉄道の記録です。

まず廃止の半年前に仲間と訪れた時の写真から。終点尾小屋駅の終端にあった側線にSLのC155が無蓋車と共にポツンと置かれていました。すでに火は落とされて久しく、この後復活することもありませんでした。

当時気動車は3両が活躍中。キハ1とキハ2は新小松の車庫で休んでいました。この日稼動していたのは遠州鉄道奥山線から転じてきたキハ3だったのですが、遠鉄時代の「キハ1803」の表示のまま走っていたのが印象的でした。

右の写真は尾小屋駅舎と共に写したキハ3。なんともいい雰囲気です。こういうのを「模型化を誘う風景」と言うのでしょうか(笑)。

さて最後の春を迎え、C155は新小松へ降りてきていました。キハ1を始め、稼動車は全部モールで飾られました。

西大野での交換風景です。どの列車も別れを惜しむ客でいっぱいでした。先頭のDC122は蒸機の足回りを利用したDLです。久しぶりの旅客列車牽引で張り切っています…といったところでしょうか。

左から大杉谷口の鉄橋を行くDC122、キハ2、ホハフ7の編成、沢付近を行くキハ2の単行、遊園地前付近を行くキハ2、ホハフ7です。

尾鉄はこの後惜しまれつつ廃止されましたが、粟津にある交通公園「なかよし鉄道」ではキハ1やDC121などが保存運転されています。また一部の車輛たちは尾小屋で駅舎と共に保存されていましたが、現在はポッポ汽車博物館で展示されています。