旅日記Vol.39
東京エアロ買物日記 2003.7.24


今回の東京行きを決めたのは突然だった。それも「エアロのウェアの新作がそろそろ欲しいなあ…」と思っていたのもヤマヤマだけど、いつもなら師匠Mイントラの2本のレッスンがある日曜なのに、彼がセミナー受講というコトで2本ともお休み。それどころか「そろそろウェア買いに行かないの?」などと(笑)。ホントに買物に行こうか、それとも家でゴロゴロしていようか迷ったが、今年は梅雨明けが遅れているのは事実。
携帯で当日の東京と大阪の天気を比べたら、大阪は晴れの30℃のようだったが、東京は曇りの26℃がアナウンスされていて、だったら飛行機で涼しいほうの東京へ行こう!と決めたのは結局5日前のコトだった。東京で1泊しようかなとも思ったが、エアコン買い替えのコトもあって日帰りでガマン。

● ● ●

 ★空路東京へ

朝一番の小松8:00発JAL便ではちょっと早起きしなければならず、だったら一つ後の8:30発ANA便で、帰りはやっぱり最終の羽田20:00発のJAL便にしたが、どちらも夏休みだというのに席はまだ余裕で、ちょっと拍子抜け。

さて当日を迎えてみると、曇り空ながら小松は時折晴れ間も覗いていた位。NH752便のB777-381は定刻8:30にプッシュバック開始。ノーズを金沢に向けてトーイングカーが離れ、R/W24エンドへタキシング。そのままローリングテイクオフしていくが、窓の外は雲で早々に真っ白になってしまった。シートベルト着用サインが消え、しばらくの間の水平飛行で上空は晴れていて、しかも珍しく機長のアナウンスが入った。夏休みだからかな?(笑)。ヘディングが東を向く前には眼下には雲の間から地上の景色が見えた。
今回のフライトでは富士山が見える左側ではなくあえて右側をチョイス。というのは、あえて太平洋が見られるコトで、ちょっとした洋上飛行気分を味わえるから。

少し見えた地上

なかなかの気分

少し見えた地上の景色

ちょっとだけ洋上飛行気分♪

やがてディセンドが始まり、再び雲の中に。あまりタービュランスはなかったが、程なくベルト着用サインが点灯、ファイナルアプローチに入った。東京湾を横切りながら右手には「海ほたる」が見えた。やがて羽田空港R/W34Lがスクリーンに映し出されたが、エンジンの軸回転の関係で機首が自然と左に向くのを防ぐため、必ずと言っていい位やや右よりから進入してタッチダウン寸前に微調整して正対する。この日もおんなじ。機はそのままターミナルビルに正対するスポットに向かってタキシング、日頃の行いが良いのかランプバスではなくボーディングブリッジだった。

 ★エアロ買物ツアー (ちなみに太字はお勧めのショップで〜す)

まずは京急で品川に出て、山手線に乗り換えてまずは新大久保のフィットネスウエアショップZENへ。初めて行く店だったが、ここは師匠Mイントラに勧められたトコ。メンズの品揃えもまずまずで、日本ではここだけが取り扱う「TOUCH AERO」のウェアも。レディスではミカランセの取り扱いが多く、こじんまりした店ながらもなかなかの充実感。ボクはそのTOUCH AEROのタンクトップ1枚をゲット。色は黒だけど白やグレーや赤のストライプがあってなかなか精悍な印象が決め手。#2もDA MISSのロングパンツを購入。

次は新宿方面へ。電車に乗る距離でもないので歩いて移動。JR新宿駅MY CITY前の広場では沖縄の観光キャンペーンをやっていて、りんけんバンドの曲にあわせてエイサーやカチャーシーをやっていた。しかしそれは序章だったとは知らなかった…。

ちょっとBEAMSで小物などで和んで、ついでにギミーシェルターでストーンズのLicks Euro TourのTシャツなど買っていたらお昼近くになってしまったので、ルミネ2のつばめグリルでハンバーグ。この店ではサラダとパンorライスもついたランチとなっているが、でもロールキャベツも気になっていたので…結局3人前オーダー(笑)。当然サラダもパンも3人前(爆)。ちょっと恥ずかしかったけどまあいいか。前日にきちんとルネサンスでエアロファンクの後に筋トレもしたので、ペロリと平らげてしまったのかも。

続いてはオッシュマンズ新宿店。ちょうどセール中で、しかもBODY BODY WEARの白と水色のキレイめな色使いのタンクトップがバーゲン価格!これはもう買うしか。それにショートパンツにアンダー、CD(おとや)なども買ってなかなか充実してきたゾ。まだバーゲン品がないかと山手線で原宿へ移動してオッシュマンズ原宿店を覗くが、こちらでは戦果なし。
さらに渋谷のX-Rise shop SHIBUYAへは再び歩いて移動。たまに出るこの店オリジナルのメンズウェアがないかなあと思っていたけど、今回はめぐり合えなかった(泣)。でもエアロのウェアに限らず、レディスではカジュアルなアイテムが豊富なのもお勧め。

ついでにティップネス渋谷のショップへ。ここもセール中だったがバーゲン品にはこれといったものはなし。でもBODY BODY WEARの新作タンクトップが入荷していて、紺に白のピンストライプがボーダーになっているタンクトップがスタジオでも普段着にもなかなか良さげ。これもゲットしちゃった。

あとは銀座のプランタンと、アメ横のジュエンも行きたかったけど、ちょっと残り時間を考えると厳しいかも。そこでまずマークシティの「アルファ・カーメル」で軽くお茶。モンブランが美味しかった〜。でもこの店で気づいたのが、金沢だったらこんな場所で携帯電話をカチャカチャやってキャーキャー言っている下品な集団が必ず数組いるのが、この店では全く見かけなかったってコト。みんな静かにお茶しながら語らいの時間を過ごしている。そうかこれが当たり前の姿なんだ!いかに金沢が田舎か良〜く判った次第。しまったここまで行ったんだったらLA BODYにも寄るべきだったか。

絶品のモンブラン
アルファ・カーメルのモンブラン(絶品でした)

● ● ●

 ★六本木ヒルズと思わぬ出来事

続いて話題の六本木ヒルズへ行ってみようということになり、地下鉄で移動。#2は初めての大江戸線だったが、まず第一印象は「深いっ!」だったとか。なにしろ駅でのエスカレーターや階段の昇り降りが多すぎて、ちょっと不便さを感じるのは否めないところ。

大江戸線六本木駅から長い通路を地上に出たら、目指す六本木ヒルズはさらに先。この辺で天気も怪しくなってきて、今にも泣き出しそうな暗さになっていた。しかも7月も終わりだというのに肌寒さを感じる風。結局この日の気温は25℃そこそこで爽やかではあったが…着いてみるとその大きさにビックリ。でもこれだけのことを都市計画として実行出来るエネルギーは、さすがに地方都市ではありえないと感じた。

でかいクモ

高いなあ…

もとは毛利家の庭

入り口のクモのオブジェ

たかーい!

毛利庭園

あまり時間がなかったのでゆっくり見て回れなかったのが残念だったが、テレビ朝日のショップで「クレヨンしんちゃん」グッズの少なさと面白さに笑ったり絶句したり。#2がANNA SUIのショップで服など見ているうち、どこか聴いた事のある歌声が…それもどうやら生のライブ。「もしかして上原さんじゃない?」実はここでも行われていた沖縄の観光キャンペーンは、りんけんバンドのライブだったのだ!しまったー!

急いでイベント会場へ行くと、本物のりんけんバンドが…(嬉)。懐かしいなー。またタダで観られる(笑)。もっともボクがお金を出してりんけんバンドを観たのはたったの1回で、あとは全部イベント絡みでタダばっかり。金沢のフードピアでの真冬のライブはステージ衣装がとても寒そうで、ライブ後観客から差し入れられたホッカイロにボーカルの上原さんが嬉しそうだったのが印象に残っている。あと金沢では、夏のイベントの時に当時メンバーだった藤木さん(NHK朝の連ドラ「ちゅらさん」で沖縄料理店「ゆがふ」の店長役だった)にバックステージで握手してもらった経験もある。
その他は、たまたま三重に行った時にやっていた地方博のイベントが、その日は「沖縄の日」でりんけんバンドだったとか、7月に沖縄へ行ったら那覇の奥武山公園では毎年恒例のオリオンビアフェストをやっていて、ステージはもちろんりんけんバンド。こうしてまたステージが観られるなんて、すごくラッキー!

りんけんバンド

上原さんの島太鼓ソロ

はいやいやさっさ

しっとりと「ふなやれ」

「ふなやれ」「年中口説」など、お馴染みのナンバーにすっかり気分は沖縄!しかもこのキャンペーンのコピーがまた良く出来てて「琉球休暇」。ゆっくり有休休暇をとって行きたいものだよ全く…(泣)。
ずっとライブを見ていたかったが、そろそろ時間がなくなってきた。途中なのがすごく残念だが仕方がない。最後は沖縄近海での漁の様子を唄った「サバニ」でお別れ。ちなみにサバニとは漁に使う小船のことをいう。おそらくラストは「唐船どーい」「嘉手久」なんて沖縄の超定番で、りんけんバンドのライブ専用カチャーシーナンバーだったら大いに盛りあがるだろうな…とライブと沖縄に思いを馳せつつ、六本木ヒルズを後にする。

 ★帰路

羽田へと急がねば!時計は既に18:40を過ぎているが、小松行き最終便出発は20:00。さてどのルートで行くか。まずは大江戸線に乗るとして、大門乗り換えで浅草線/京急か、それとも同じく大門乗り換えで浜松町からモノレールか。う〜ん、困った。それなら浜松町駅でチェックインも可能だけど、この時間は京急品川駅のチェックインはもう終わっているし、とにかくチェックインを先に済ませておけば羽田でそのまま搭乗口へ直行出来る…それに少しでも本数の多いモノレールのほうが安心かもというコトで数年ぶりのモノレールと決定。

進行方向右手の車窓は東京らしい夜景をずっと見せてくれる。京急だとこうはいかないかも。

少しウトウトしながら羽田空港駅に着いて、ビッグバードでお土産にべったら漬けなど買ったらそろそろ小松行き最終のJL151便ボーディング開始時刻が近づいてきた。以前小松行き最終はJAS便だったが、日本航空との経営統合により4月からJAL便に変わった。
セキュリティを通ってゲートは1番との案内。このゲートは以前日本エアシステム専用に割り当てられていた場所だけど、便によってはこんな使い方もしているようだ。これも経営統合の結果だろう。事実ブリッジに用意されていた機内誌はJASのARCARSだった。

ほぼ定刻にプッシュバック開始。B767-346は羽田空港R/W34Rから離陸、しばらく見えた夜景だったが、やがて梅雨の雲に隠されてしまった。そういえば久しぶりのB767だ。初めて乗ったのが新婚旅行の大阪(伊丹)-長崎便だったが、セミワイドボディ7列で2本の通路は3人席が中央だけで窮屈感も少なく、乗客数も混雑するというものでもなくって空港でもイライラせずに済む、なかなかいい機体だなと思ったものだ。

この便でも機長のアナウンス。往復ともに聞けたのはこれだけ何度も乗った小松-東京線でも初めて。水平飛行が終わる頃やっとドリンクサービスが始まったが、結局コップが回収出来ないままファイナルアプローチに入ってしまい「もう少し早く始めていれば…」と思ってしまう。
夜の小松へは少しの追い風でもR/W06へILSアプローチ。

● ● ●

東京も涼しかったが、着いた小松も涼しかった。あとはクルマを飛ばして家へ。やっぱり日帰りはちょっと疲れたなあ…。

トップに戻る