旅日記vol.37
LICKS JAPAN TOUR 2003  2003.3.15〜3.17
(すみません。また今回も長いです)


「今回のワールドツアーには日本公演はないかも」といった否定的な予測の中、めでたく来日が決まった今回のLICKS TOUR。義弟の努力もあって3月15・16日2daysのチケットも無事に入手。日本では東京と大阪での公演が当初予定されていたが、ウチから近いほうの大阪公演は日程がサバイバルエアロ金沢大会と重なってしまい、それならマイルがたまってタダで行ける東京ドーム公演と決定。これまでの来日公演は全部東京ドームだったという思い入れもあったかも…

ただし入手出来たチケットはどちらもアリーナではなくスタンド席。仕方ないか…と思ってはみたもののヤフオクでもかなりのチケットが出回っていたのも事実。15日のアリーナ席はかなりの高額で断念したが、16日は割とリーズナブルな値段でセンターステージ近くのチケットの落札に成功!

日本公演は直前になり10日の武道館、12日の横浜アリーナの両公演が追加となった。しかしどちらも平日。チケットは別として休みが取れるはずもなく(泣)、東京ドームにターゲットを絞ることにした。

 ★いざ東京へ!

マイルがたまった全日空で8:30発の752便での旅立ち。チェックインを済ませホールディングルームへ進むとB777-381が待っていた。ずっとこの便は『スーパージャンボ』B747SR-81と決まっていたようなものだったが、とうとう世代交代が近づいたようだ。アサインされた席につこうとしたら、今回は別行動にしていたはずの義弟が一つ後ろの列にいて「おっ、おはよう」。500人近くの乗客がいるというのに、やっぱり奇遇なコトもあるもんだ…と改めて納得。

定刻にプッシュバック開始。外はポツポツと雨が降り出したようだ。R/W24からローリングテイクオフだったが、2,700mの滑走路の半分強の離陸滑走だった。B747SRだと半分も走らないうちにリフトオフだけどね。やっぱり四発機と双発機の違いかな。

雨ということもあり、スグに雲の中に入ってしまった。しばらくしてベルト着用サインが消え、オントップ。でも気流が安定していないようで少しディセンド(降下)して巡航高度となった。CAはドリンクサービスの準備に取りかかったが、ここで超珍しく機長のアナウンス。
「…えーこのあと皆様の時計で9時8分より降下を開始し、羽田空港には9時20分に到着の予定です」皆様の時計って国際線じゃあるまいし…と失笑モノだったが、予定より15分も速く着くなんてのも珍しいこと。手許にコーヒーが運ばれてきた頃、もう着陸に向けてのディセンドが始まった。この先揺れそうなので早めにとコーヒーを飲み干す。思ったとおりスグにタービュランス。

やがて房総半島のゴルフ場が見えはじめ、東京湾上空へ。羽田空港R/W34Lにタッチダウン。スポットインするとホントに9:20だったのに驚きながら到着口まではバス。朝ゴハンをビッグバードのROYALで済ませ、ホテル(小田急サザンタワー)に荷物を預けるため京急と山手線で一旦新宿へ。品川乗り換えだったが去年の暮れあたりから各乗換駅の改札にはSUICA・パスネット両用の自動改札機が設置されるようになり、煩わしさもなくますますカードが便利になったのを実感した。

 ★エアロ買物と蕎麦呑み

コンサート前は軽くエアロ買物(爆)。まずはフラッグスのオシュマンズから。BBWのウェアがないかと期待していたが、今回も新作はなくガッカリ。品定めの途中、森さんからメールが来て後で蕎麦屋で逢うことが決定。久しぶりにゑちゃんにも逢えるなんて。
結局BODY GROVEの新作からタンクトップをゲット。あとはPOWER MUSICとENERGY 4 FITNESSのCDを1枚ずつ。
続いて銀座へ移動してプランタンへ。ここでは前回DA MISSの新作をゲットしたが、店長のおねえさんがボクの事を憶えていてくれて「このあいだのは如何でした?」などと…(嬉)。それにつられてというワケではないが、ショートパンツを色違いで2枚購入。#2も黄色のかわいいブラトップとソフトスパッツの上下セットなどを。初日からなかなかいい買物だ(笑)。ここでホテルに戻りチェックイン。アサインされた部屋はなんと最上階だった(嬉)。小休止していよいよドームに向けて出撃!部屋からは春霞の先に東京ドームが見え、いよいよワクワクしてきたぞ。


真ん中の白いのが東京ドーム

でもその前に新橋の「本陣坊本店」で森さん・ゑちゃんと蕎麦で腹ごしらえ。少し遅れてごめんなさい。森さんとはたったの1ヶ月ぶり(笑)だったが、ゑちゃんとは…結構久しぶり〜。実は初めてゑちゃんと逢ったのが5年前のストーンズ来日公演。それも終演後赤坂で呑みに行くことになっていて、ドームで待ち合わせたんだった。あれからもうそんなに経つのか…。そんな話もはずんで時間はあっという間に過ぎてしまい、お開きに。久しぶりの蕎麦屋は穴子の天麩羅に卵巻き、蕎麦は柚子切りに田舎とせいろ(三色大もり)、とっても美味しかったデス。 

 ★3月15日 東京ドーム

いよいよコンサート。はやる気持ちを押さえつつ水道橋駅を後にする。ホテルの部屋からはビルの間に小さく見えたはずのドームが目の前だ。席は1階スタンドだったが行ってみるとなんと最後列(泣)。ホントにここ?と疑ってしまった位。でもステージが広く見渡せるので却ってまったりしていていいか…なんて。

まあ定刻に開演となるはずもなく、ステージでの準備など眺めつつのんびりと待つ。「まもなく開演となります」というアナウンスがあり、それから10分程経った19時8分、客電が落ちオーディエンスの歓声が一気に大きくなる。パッとステージが明るくなったかと思うとキースのテレキャスターがいきなり炸裂!

1曲目は「Brown Sugar」で70年代前半を彷彿とさせる。PAはこれまでのドンシャリ系から変わって、これまた70年代を思わせるような重厚なサウンドになっていたが、ストーンズのコンサートを支えるバックミュージシャンはもはや不動のメンバー、既に円熟の域にあるとみた。
2曲目「Start Me Up」の後は軽いMC。ミック曰く「四度目の東京ドームだ!」。「You Got Me Rockin'」ではロニーの素晴らしいスライド、曲の後には再びミックが「みんな、どう?」。4曲目「Don't Stop」ではミック自らテレキャスターを持ち熱唱、スクリーンにはロニーのストラトキャスターのネックに取りつけられた小型カメラからの映像が流れる。なかなか面白い仕掛けだ。

「You Can't Always Get What You Want」ではオーディエンスも大合唱。「Can't You Hear Me Knocking」なんて珍しいナンバーでは一度コンサートで聴きたかったギターリフに感動、ロニーも長いソロで応える。ただしキースはボビーキーズ(サクソフォン)のソロの間に一服つけていた(笑)。「Tumbling Dice」でキースの秘技『両手ぶらり奏法』が出た!と思ったら、キースは曲が終わりで得意の決めポーズのままテレキャスにキス!

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Brown Sugar
Start Me Up
You Got Me Rockin'
Don't Stop
Rocks Off
You Can't Always Get What You Want
Live With Me
Can't You Hear Me Knocking
Tumbling Dice
(Band Introduction)
Slipping Away
Before They Make Me Run

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Sympathy for the Devil
It's Only Rock'n Roll *
Little Red Rooster *
Midnight Rambler *
Gimmie Shelter
Honky Tonk Women
Street Fighting Man
Jumping Jack Flash
(Encore) (I Can't Get No)Satisfaction

(*:Center Stage)

3月15日 東京ドームのセットリスト

ミックのバンド紹介の後2曲はキースのボーカル。当のキースは浮世絵のスカジャンでゴキゲンなようだったが、ちゃんと唄えよ(笑)。「Sympathy for the Devil」が終わるとメンバーはセンターステージへ移動。「Little Red Rooster」の時に水分補給をしていたミックは久しぶりの水掛け。ノリにノったミックは続く「Midnight Rambler」で伝説(?)の『あばれはっちゃく踊り』まで披露してくれた。

元のステージに戻り「Gimmie Shelter」。もはやこの曲はリサ・フイッシャーのためにあるようなもの。彼女の突き抜けるようなボーカルが観客を圧倒した。スクリーンにエッチな(ちょっと官能的)アニメが映って「Honky Tonk Women」、ステージは最高潮に達してラスト2曲「Street Fighting Man」「Jumping Jack Flash」へと続いた。

一旦バックステージに下がったメンバーは間髪を入れず再び登場、アンコールナンバーは「(I Can't Get No)Satisfaction」。ミックはステージを右へ左へと駆け回り、キースは上半身ハダカでギターを弾きまくっていた。ロニーのギターはお馴染みファイヤーバードだったが、キースのテレキャスターはピックガードやフレットボード、ネックに至るまで蛍光ピンクという趣味の悪いものだった(爆笑)。

拍手が鳴り止まぬまま、ステージは終わった。
確かにメンバー4人共顔にシワは増えていたし、ロニーは腹が出ていた(笑)。でも年齢を全く感じさせない、今までと全く変わらないステージだったじゃないか!


満員の観客を飲みこんだ東京ドーム

翌16日はのんびりとした朝。この日はホテル内での朝食ではなかったので、1階にあるメキシコ料理のエルトリートでお昼と兼用。
そのままコンサートグッズを買おうとギミーシェルターへ行ってみたが、やっぱりスゴイ人。しまった〜昨日のうちに来れば良かったと少し後悔してみたり。でもそんな中でもツアーTシャツなど購入。
ちょっとティップネス新宿に寄ってショップを覗いたがこれといったモノもなく退散、続いて西新宿のロック系CDショップへ。

でもショップの数は以前よりも減ってしまって寂しい限り。ブートCDそのもののの種類が少なく、あってもPCでコピーしたものばかり。安いのは良いとしても、なんだか以前のようなドキドキするものが感じられない。
結局今回のツアーからプロショット(アメリカで放映されたものか?)のビデオ1本と、ツアーには関係ないブートCD1枚を購入。歩き疲れたのでそのまま一旦ホテルに戻って小休止することにした。ちょっとウトウト…

テレビがどれもつまらないのでたまたまホテルチャンネルにしたらMTVをやっていた。これはもしかして…と思っていたら番組の特集はもちろんストーンズ!目が覚めた(笑)。そろそろ今日もドームへ出撃という頃には外は小雨が降り出した。代々木のNTTタワーがその雨の中にそびえていたのが印象的だった。


小雨に煙るNTTタワー

生憎傘を持ってこなかったので、小雨に濡れつつドームへ。今日も多くのファンが入口を目指している。昨日時間がなくって寄れなかった特設オフィシャルグッズショップを覗いてツアーパンフとTシャツ、それにみんな思い思いにつけていた光るベロマークのバッジを購入していよいよ入場。昨日は1階スタンドだったが、今日はアリーナ席。それもセンターステージのすぐ近くで、こんな至近距離でミック達を観られるなんて…と思うとまたドキドキしてきたゾ。

 ★3月16日 東京ドーム

ビールなぞ呑みつつ開演を待つが、やっぱり定刻には始まらない(笑)。そのビールも定刻を過ぎてのんびり買いに行った位。結局昨日より遅れて19時13分客電が落ち、またもや歓声は最高潮に達する。買ったばかりの光るベロピンバッジを点灯!

もしかしてセットリストが変わるかなと思ったが、1曲目は昨日と同じ「Brown Sugar」。でも3曲目は「It's Only R&R」に変わった。4曲目は映画「ロッキホラーショー」のオープニングそっくりな映像がスクリーンに流れた「Don't Stop」に戻ったが、その後はガラリと変わる。ゴキゲンなR&Rナンバー「All Down the Line」かと思えばしみじみと「Angie」。続いて運指が難しい「Monkey Man」にキースのギターテクを堪能しつつ、ミックの妖しい(怪しい?)踊りも楽しむ。

前半終了後、ミックのBand Introduction。何故かノリノリだったロニーにミック曰く「チョウシニノルナヨ!」で大笑い。続くキースのボーカルの2曲目は「Happy」だったが、やっぱりちゃんと唄おうよ、キース(笑)。

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Brown Sugar
Start Me Up
It's only Rock'n Roll
Don't Stop
All Down the Line
Angie
Monkey Man
Midnight Rambler
Tumbling Dice
(Band Introduction)
Slipping Away
Happy

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Sympathy for the Devil
When the Whips Comes Down *
Manish Boy *
You Got Me Rockin' *
Gimmie Shelter
Honky Tonk Women
Street Fighting Man
(I Can't Get No)Satisfaction
(Encore) Jumping Jack Flash

(*:Center Stage)

3月16日 東京ドームのセットリスト

「Sympathy for the Devil」の後はいよいよセンターステージ。メンバーがゆっくりと歩いてきた!しかも近い!ステージからたったの15m位。ずっと雲の上の存在だったストーンズのメンバーがこんな近くに居るというだけで感動モノ。

センターステージでの3曲は昨日と全く違った。まずは「When the Whips Comes Down」。映画「Let's Spend the Night Together」では省略されてしまったナンバーだがボクはこの曲好き。次は珍しい「Manish Boy」なんてのを。ミックが、キースが、ロニーがステージ狭し(ホントに狭いが)と走りまわり、その度に大きく手を振ってしまう。チャーリーは黙々とドラムを叩いていたが、キーボードのチャック・リーベルもまたステージを盛り上げようと必死になっていたのが印象的だった。

「You Got Me Rockin'」で感動のセンターステージは終わり、美しいリサのボーカルと共に「Gimmie Shelter」。ミックとリサの掛け合いが良かった。
「Honky Tonk Women」「Street Fighting Man」とステージはラストに向けて昇りつめていく。曲の間にスクリーンのカメラはアリーナ席へと向けられたが、ミックの軽いMCは「カワイイネエー」「デンワバンゴウオシエテ」などと…誰だいそんな日本語ミックに教えたのは!なんて声も…(笑)。

最後のナンバーは「(I Can't Get No)Satisfaction」。「Street Fighting Man」でキースがオープンGの4フレットカポの5弦テレキャスに持ち替えたので、てっきりそのまま「Jumping Jack Flash」かと思ったが…

一旦バックステージに下がったメンバーはこの日もすぐさまステージに戻り、アンコールナンバーは「Jumping Jack Flash」。最後はボクの一番好きなナンバーで締めくくってくれた。もう何も言う事はない。ストーンズの面々は、まだまだ現役ロッカーだと確信した。また数年後、再び日本にやって来るとボクは信じて止まなかった。でも…このまま大阪でのステージも観たくなったのは正直なところ。

アリーナから観客が退場する頃には、ステージセットは早くも撤収が始まっていた。一刻も早く次の公演地、大阪へ持って行かなければならないのだろう。そういえば前回のツアーの時も同様に急いで撤収していたが、それは翌日東京ドームではプロ野球オープン戦が行われたためで、事実金沢へと帰る車中で感動覚めやらぬドームから野球中継(しかもデーゲーム)が行われていたのをテレビで見て、なんだか複雑な思いをしたのを憶えている。プロ野球といえば我が石川県出身の松井秀喜選手は今年からは大リーグ入り。活躍を期待したいところだが、彼もここで10年を過ごしたのか…という思いも含めて改めてドームを振り返り、感動と思い出を胸にしまって後にした。

前夜と違ってゴハンを食べずにドームへ向かったのでおナカはペコペコ。新宿に戻って東口で店を探すが時間が遅かったのと日曜の夜ということもあり、なかなか店が見つからなかったが「膳屋」はオッケイ。ようやくゴハンとなった。#2と二人でコンサートの成功を祝してカンパーイ!

昨日夕方からの雨は、午前中には小降りとなっていた。ホテルの「トライベックス」でバイキングの朝食。チェックアウトして荷物を預け、SUICAをチャージして渋谷へと向かう。Loftで新作SWATCHを買って、またもエアロのウェアがないかとティップネス渋谷へ(爆)。
ショップで流れていたBGMはなんとストーンズをカバーした曲!たまたま奇遇だったのか、それともストーンズ来日を意識しての事かは判らなかったが、なかなかイキな計らい…と勝手に解釈した次第。結局#2が欲しがっていたMASH7のスパッツを購入。続いてX-Rizeへ行ったが、ここではBAPROもGESTSも新作がなく、何も買わずに撤収。最後にLA BODYへ行って#2がキャミトップ他を購入。

…ふと携帯を見ると、なんと電池切れ。メールのし過ぎが原因らしい(爆)。仕方なく道玄坂のauショップを探して充電してもらう。その間に軽くお茶して時間を潰す。大方買物もしたし、新宿へ戻ることにした。以前フラッグスにあったUNITED ARROWSは最近ルミネ1に引っ越したところだったが、ついで寄ってみたら春物のカットソーを買ってしまっていた(笑)。

「もしかして夕方時間が出来たら一緒にゴハン食べられるかも」と一昨日言っていたゑちゃんだったが、ここで生き返った携帯(笑)で連絡を取ってみたらどうも微妙な様子。とりあえずホテルで預けた荷物を持って、最後は神保町の古本屋へ行くコトにした。

実はずっと探していた鉄雑誌のバックナンバーだが、平日なら古本屋も全部営業しているはず…と半ば賭けだったが探しに行く。情報によるとS村書店ならこのテの雑誌に強いというコトを知り、急いで向かってみると…あった!この1冊だ……(号泣)。何とも言えない気持ちだった。ついでにもう1冊も買って、#2が待つ書泉グランデへ。少し時間を貰って「鉄」のフロアでさらに物色していたら、そこへゑちゃんから入電。実は彼女からの着信音はJR東日本の駅メロディに設定してあって、それが「鉄」のフロアで鳴り響いたもんだから、もう恥ずかしいことこの上なく…(笑)。

結局彼女は仕事が片付かず、ゴハンは無理だという連絡だった。残念だけどしょうがないな。少し早めだったが、そのまま羽田へと向かうことにした。また逢えたらいいね。

 ★帰途

都営三田線・浅草線/京急と乗り継いで羽田へ。家や会社へのお土産など買い、チェックインして荷物も預けて身軽になって、ついでに晩ゴハンもここで済ませてしまう。セキュリティを通ってホールディングルームへ向かうと、ボク達の乗るNH759便は、どうやら使用機が変更になったようで定刻の10分遅れとの案内だったが、それが幸いしたかゲートはバスではなくボーディングブリッジだった。

ほぼ満席の機内は、夜の便ということもあってか、どこか人いきれで息苦しいものを感じる。今日一日の乗客や乗務員の疲れまで乗せているようだ。結局10分遅れのままプッシュバック開始、R/W34Lエンドへとタキシングしていく。やっぱりANA機は機内の照明が落とそず、そのままR/Wに乗った。

B777-381は大地を蹴り、上昇を続けるうち雲の中に入ってしまった。下界はサッパリ見えない。それどころか疲れが出てしまってウトウト…何か騒がしいなと思ったら目が覚めた。ドリンクサービスが始まったところだった。スープを貰った頃にはもうディセンド開始となり、コップが回収されたらディセンド開始。しばらくして雲の下に出たらだいぶ高度も落ちていて、ファイナルアプローチに入った。今夜は小松空港の南側からR/W06へILSアプローチ。

接地目標点を少し過ぎた辺りで軽いショックがあってタッチダウン。すっかり夜の帳が降りた駐機場にスポットイン。バゲージクレームで荷物を受けとってターミナルを出ると、小松はまだ冬の寒さだった。

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