旅日記Vol.36
うたかた   2003.2.8〜9


ストーンズの来日も決まり、「レイル・ストーリー7」も動き出している中、2003年初の旅はどうなるのかな…と思ったが、やっぱり「みっちーツアー」で始まってしまった(笑)。しかも行先は東京。こりゃついでに散財も出来るな…という思いもあったのには間違いはないとしても(爆)。

● ● ●

 ★東京へ

まずは航空券の予約。去年からANAのマイレージが15,000マイル以上たまっていて「これを使えばボクの分はタダ」だと思ってANAのサイトを開くと、ちょうど2月のこの時期は飛び石連休で特典航空券は使えないという話。そうか連休だったか。すっかり忘れていた…。
それなら東京での滞在時間を少しでも長く取ろうとJASに変更。そういえば誕生日を過ぎたばかりだし、こちらでは「バースディ割特」が使えるかも…と思ったら、誕生日の前後1週間しか適用されないので、こちらもタッチの差でダメ。結局JASには早期割引の残席があったので、それをチケットレス予約。
ホテルはサザンタワーがあいにく満室だったが、品川プリンスのエグゼクティブタワーを確保。これで旅程はオッケイとなった。

2月に入って寒い日が続いてフライトがキャンセルになった日もあったと聞いたが、出発が近づくと予報は暖かになるというコトで一安心。当日はすっかり寒気も抜け、春を思わせる穏やかな陽気になったのは日頃の行いか?

早起きして身支度を済ませ、いつもどおりにクルマで小松空港へ向かう。小松IC近くの梯川を渡る橋では、その先日の寒波で路面が凍結して多重事故が起こったと聞くが、前日は雨だったので放射冷却にもならず意外な暖かさでホッとする。空港の駐車場は連休なので混雑しているのかな…と思ったが、最近は年々拡張が進んで収容台数が増えたこともあって、余裕だった。

チケットレス予約で席も事前指定済みだったので自動チェックインのつもりだったが、小松空港のJASカウンターには何故かまだチェックイン機がなくって普通どおりにチェックイン。軽装なので受託荷物もなくそのままホールディングルームへ進み、しばらくするとボーディングが始まった。
席につくと機内のビデオは盛んに「航空会社からのお願い」を流しているが、なんだかそれでは飛行機に乗せられているような気がしてあまり好ましくないなあ…と思ってしまう。確かに機内での迷惑行為は考えモノだが、それは乗客のモラルの問題だし、常識の範囲じゃないのかな。

8:00定刻にJAS262便はプッシュバック開始。グランドスタッフに見送られR/W24エンドへ。今日は南風か。土曜なので自衛隊の訓練もなくショートホールドせずにそのままローリングテイクオフ。

上空は晴れていて眼下には白山などを見ることが出来たが、こちらは一面の銀世界。しばらくするとベルト着用サインが消えて揺れもない快適なフライトとなった。でもアナウンスと同時にベルトを外す音があちこちから聞こえるが、席を立たないのなら別に外す必要もないのにな…といつも思う。突然のタービュランスでケガをしたなんて話はよくあることなのにねえ。

白山は文字どおり真っ白

途中見えた盆地

ズバリ富士山

空から見た白山

山あいの盆地

富士山がくっきりと

機内誌など読むうち、早くも富士山が見えてきた。太平洋上に出て三浦半島を左にした頃にはディセンド開始。この辺りから薄い雲が広がってやや細かな揺れと共に羽田を目指して行く。すっかり高度も落ちた頃、左手には羽田空港が見えてきた。上空から飛行機の離発着が見えて面白い。ぐいっと180度レフトターンしながらR/W16Lへアプローチ、そしてタッチダウン。なかなかの迫力。いつもの沖止めで到着口へはバスかなと思っていたらビッグバードのすぐ近くへとタキシング、JAS機で初めてボーディングブリッジだった。ラッキー!

ちょっとエアラインショップを覗いた後、朝ゴハンをカレーで済ませて京急で品川へ。今回は誰にも呼び止められなかったゾ(笑)。

 ★エアロな散財

ホテルに荷物を預け、早速新宿方面へとエアロな散財に。金沢じゃ全然手に入らないんだも〜ん。まずはオシュマンズから。
期待していたウェアは新作がなくとほほだったが、欲しかったエアロCDはズラリと揃っていてニッコリ。結局CD4枚とアンダー、それにシューズ(Reebok インストラクターW DMX)まで買ってしまい、早くも大荷物に(笑)。更に新宿のバージンメガストア内に移転したギミーシェルターへストーンズグッズを探しに行く。DMで見た時から欲しかった今回のツアーTシャツとForty Licksの缶バッジを購入。結構充実してきたゾ。でもこれだけでは気が済むはずはない。やっぱりエアロのウェアが欲しいっ!
渋谷へ移動してX-RizeではGESTSのカタログに載らないショップ限定メンズモデルのトップスをゲット!続いてティップネス渋谷のショップでもタンクトップを。

ここで遅めのお昼ということで、久しぶりにマークウエストのつばめグリルでハンバーグ。

さらに銀座のプランタンへ移動。DA MISSのショップでは筋トレ用のグローブがくたびれていたので新しいのが欲しかったのもあったが、ウェアはちょうど今年の春モデルが入荷したばかり…どころかタイムリーなことにまだ段ボールが届いたばかりで、その中から薄いパープルが綺麗なトップスを出してもらって…早速ゲット!

限定モデルに新作なんて、ついてる〜う(嬉)。あれっ?BODY BODY WEARのは一着も買わなかったなあ。でも買って帰るとMイントラに叱られるしねえ(笑)。

ここで一旦ホテルにチェックインがてら戻って、みっちーのライブまで一休み。

 ★ライブの間に

ライブは渋谷のNHKホール。原宿まで山手線だが、今回の旅では山手線の新車E231系500番台に何回か乗ることが出来た。始めは「走ルンです」などと言われたJR東日本209系の発展型の電車だが、経済性、省エネルギー、製造コストと価格の低減、それにリサイクルまで考えられた、なかなかよく出来た電車には間違いない。しかもこの500番台は他線の運行状況などの情報が、無線と列車内LANによって瞬時にドアの上の液晶画面に表示されて乗客に伝えられる等のスグレモノ。しかも常に最新情報に更新されていく。だって事故でATOSが電車を止めるのは日常茶飯事だしねえ(笑)。将来的には車内から無線LANを介してブロードバンドも可能にするという話だ。
小田急ロマンスカーも汎用端末を用いて車内検札を廃止してから久しく、無線LANによる車内からのブロードバンドはJR東日本より先んじていて既に実用化段階だという。このように電車のIT化は急速に進みつつあるようだ。

開場は17:30。原宿から少し歩いて#2をNHKホールまで案内して、ボクはそのまま原宿へ逆戻り。執念深くも(笑)もう一度オシュマンズへ行ってみたりしたが、鉄な本も買おうと神保町の書泉グランデへ。あれこれ品定めして結局2冊(何故か1冊は関西モノ)と、日本車輛が出している元名鉄北アルプス8500系のピンバッジを購入。少し近くのスタバでラテなど飲みながら一休みして、来た道を戻って原宿へ。NHKホール前に着くとちょうどライブが終わったところだった。

ポツポツと雨が降り出した中、歩いて渋谷へ。晩ゴハンは「すうぷ屋」。ホテルに戻るとすっかり疲れ果ててしまって、そのまま就寝…。

● ● ●

 ★新宿で買物と久しぶりの再会

前夜の雨は上がり、すっきりと晴れわたった朝を迎えた。

忍風戦隊ハリケンジャーの最終回と仮面ライダーファイズなど観てからシャワーを済ませて朝食。最近は師匠Mイントラも定宿の品川プリンスは、朝ゴハンをたっぶり食べられるのがいい。彼によると「夕方までおナカが空かなかった(笑)」という位だが、ボク達もそれにあやかって(?)バイキングであれもこれもと皿を山積みに(爆)。日頃の運動の成果か、全部平らげてしまった。

荷物をまとめてチェックアウト。散財で増えてしまったその荷物を預け、今日はのんびりと新宿へ出撃。

伊勢丹のスポーツフロアには片岡幸子さんがプロデュースしたブランドのエアロのウェアがあったが、フロアそのものが縮小されていてどうやら撤退した様子。不景気の影響なのかなあ。タカシマヤも同様だった。ちょっとガッカリ。
でも去年から使っているヒッコリー柄のショルダーがくたびれていたのを気にしていたボクは、ARTISAN ARTISTのヘアメイクアーチスト用ショルダーを見つけてしまい、一目ぼれ(笑)。小柄ながらマチも広く、小物を入れるポケットも充実していてなかなかの収容力。早速買ってしまった。#2もメイク小物用のポーチを購入。

見落としがないかとフラッグスのオシュマンズへもう一度。まあ昨日しっかり品定めしたので買うものはなく、そのまま下のフロアに降りたらSHIPSでは買ってくれと言わんばかりに掛けてあったのは、フード付きで水色と茶色のボーダーのセーター。かわいいっ!もう買うしか(爆)。あーあ、結構散財したなあ…でも今回のボクはそれが目的だったからいいかー。…といったところで森さんから入電。せっかくの機会なので逢おうという話になり、彼の到着を待つ。

フラッグス前で待ち合わせ。立ち話も何だなあというコトで、三越の3階でお茶。ホントは昨日の内に蕎麦呑みにしたかったのだけど、それはまた次回という話。あれこれと積もる話が沢山あって、あっという間に時間が経ってしまったが、実に楽しいひととき。ともかくうっかり同じ本を2冊買うのだけは…(笑)。

 ★そろそろ帰途に

いくら帰りがJASの最終便だといっても時間には限りがある。外も暗くなり、ホテルで荷物を受け取って羽田へ向かわなくては。またの再会と蕎麦呑みを約束して品川へと向かう。品川からは京急。羽田空港行き急行は京成からの乗り入れ車だったが、実は来た時も京成車で、路線は京急だというのに京急の電車には乗っていないという、都営浅草線を介した4社直通ならではの出来事(笑)。

両親へのお土産にべったら漬けを買い、度重なる散財ですっかり荷物が増えてしまったこともあり、チェックインの時に荷物を預け身軽になってホールディングルームへ。出発ゲートは1番で、帰りもボーディングブリッジとは今回はホントにツイてるなあ。機内への案内を待つ人の列は、すっかり金沢弁の世界(笑)。もう帰ったような気分になってしまうのは否めない。機内へ最後に乗り込んできたのは、またも綱引き日本一の栄冠に輝いた金沢レスキューチームだった。

定刻20:00にプッシュバック、R/W34Rに向かってタキシング。小松と違って出発便が列をなして続いて来る。機内の照明が暗くなりA300-622Rは大地を蹴った。離陸後少しは左手にお台場辺りの夜景が見えたがやがて雲の中に入ってしまった。
夜間の離発着では万一事故が起こった時、外へ避難する際に照明が明るいままだと目が馴れてないので脱出に支障するため、このように機内の照明を暗くするらしいが、ANAの便では余り暗くしないのは何故だろう。いつも不思議に思ってしまう。

ルート上の気象は安定していて揺れもなく、再び機内の照明が落とされて、やがて小松空港R/W06にタッチダウン。なかなか接地せずおや?と思ったが、これは夜の小松ではいつものこと(笑)。ぐーっと速度を落とし誘導路に入ってランプイン。バゲージクレームで預けた荷物を受け取って駐車場へと歩き、クルマを走らせ帰宅。

● ● ●

たくさんの灯りを見たはずだったが、家の灯りをみたらホッとした。いよいよ来月はストーンズだ!!

トップに戻る