Yosemite(Carifornia)
--BigWallやろうぜ--
14 Sep.〜 7 Oct. 1995
5月はアラスカへ行こう!
目論見は地震で大きく変わった。95年はほんとに色んなことがあった…。
でも、へこんでばかりはいられない。
そして、9月14日、1人関空をあとにした
サンフランシスコで買物をして、翌日、相棒のアベちゃんを拾ってヨセミテへ向かう。
はじめて見上げるElcapはさすがにデカイ。
9月17日”Dorn Direct”へFIXに向かう。
Dorn Direct3P目の振り子
A4 hooks…。初めてのElcapにしては少々ヘビーだった。
Dorn Direct 3P目
Dorn DirectからSieldにいきたかったが、sield自体込んでいるため、Magic Mushroomに向かうことにする。
camp4
Magic Mushroom 6PまでFIX&Hauling
60m×2本と50m×1本で”Dorn Direct”取りつき付近へ。
取り付き付近にて
スラブの荷上げにと間取り3Pしか伸びず・・・。
1本FIXして、8P目ビレイポイントにポータレッジをつるす。
9/24
マンモステラスには、さすがに人が集まってくる。11P目のテラスでオープンビバークとする。
あまりに遅いので当初の目標であった”Sield”に変更する。
食料として用意したパンがカビだらけになっていたのも変更の理由になったのは確かだが…。
9/25
シールドには、2パーティの先行パーティがあるので、頭を抑えられる形で登り始める。
15P目をFIXしてGreyLedgeでビバーク。
いつもながら、早めにレッジに収まり、ビールをプシュッ。
空には、キラキラ光るものが・・・。なんと、先行のソロのヤツが透明の液体を・・・。
Noseが小便くさいことは、有名だが・・・これだけは、仕方ないか。
9/26
17P目で、タイトにセットしたつもりのフレンズ#0がはずれ、ディジーキャッチ。
エイリアンの有効性を再認識する・・・
シールドルーフをアベちゃんリードで超え、ポータレッジを張る。
The sield 19P目
9/27
19P目をリードしホーリングの準備をし、Call後下を見下ろすと黒いものがおちていくではないか。
しばらくすると、2人のシュラフ、マット、AのカメラのはいったBagを落としたとのこと…。
寒い夜になりそうだ…。落としたものは仕方ない、つとめて明るくフォローを促す。
9/28
朝一でトリプルクラックを登る。
思えば、クライミングジャーナルに載った1枚の写真からこのピッチをリードしたいためにシールドにきたのだ。
多くの再登により、ピトンスカーがひどいが、ゆっくり楽しむように登る。
トリプルクラックをクリーニングするアベちゃん
22P目をいくアベちゃん
9/29
寒くて眠れなかったチキンヘッドレッジを早々に退散し頂上を目指す。
27P目
夕闇せまるなか、頂上の抜け出る。その夜は、松の木にポータレッジをつって眠る。
ああ〜、腹いっぱい食いてえ。
El Capitan頂上にて
苦労してイーストレッジをくだり、駐車上に到着。空身で車を取りに行く。
地べたに座り込み、缶ビールと缶詰をほおばりながら、ふふふと笑う2人の姿があった。
物はおとすし、時間はかかるし、でも初めてのElcapではこんなもんかあ。
特に相棒にとっては3本目のロングルートだったのだから。
そして、彼は頼もしいくらいこの1本で成長した。
ピトンスカーには、SawedOffのアングルとエイリアンが有効。
もう1本登りたかったが時間的にきびしいのでタイオガパスからBishopへと観光に行く。
Bishop郊外には温泉もあり、よろしい。