Phra Nang(Thailand)
--Upside Down On Andaman--
18 Dec.〜 26 Dec. 1999
Tidal Waveを登るKoreanクライマー
来年は、プラナンへ行きたいなあ。
レッドロックス、ジョシアツリーツアーを終えた僕は、被ったボルトルートでのんびりハングドッグ!!するのも悪くないなあと漠然と考えていた。
正月は、チケット高いし、年末の喧騒をよそに、クリスマス休暇?を使いヤロー二人、関空を旅立ったのです。
Sくんとは、2年連続のフリーツアーとなりました。
18時プーケットに降りたち、予約していおいたアオナンの宿からの迎えの車に乗り込む。
タイは、エベレストの帰路によって以来だ。
怪しげな屋台や暗闇に浮かぶ岩峰が印象的だった。
3時間ほどで、アオナンへ。
岩質に慣れるため、まずは、123エリアを目指す。
ライレイ、ライレイ、ライレイ。ボートの呼び込みのおっちゃんの威勢のいい声がこだまする。
6bや6cを何本かと、一応7bがついているQuarkzをレッドポイント。
長身には、ちょ〜お買い得である。
12/20
本日もアオナンから、ボートで出勤。
トンサイで、TidalWaveをトライするが、つながらない。
Sくんとは、かなり体重差があるので、途中でフォールするとそのままロワーダウンすることになる。
意図せず、ハングドッグなしでのトライが続く。
12/21
朝一で、TidalWaveをトライするが登れない・・・。
気分転換に他のルートを登る。
3日登るとさすがに筋肉痛で、その夜は、アオナンでタイマッサージを受ける。
12/22
レスト。
シーカヤックに行きたかったけれど、Sくんの、「やっぱりゾウでしょう」の一言でエレファントライドツアーとなる。
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ちょっと怖いね。
12/23
朝一で、TidalWaveをトライするが最後の乗越しでフォールしてしまう。
その後、123、ロータイドを巡る。
12/24
本日は、誕生日。そして最終日だ。
朝一トライは、やはり最後に落ちてしまう。
そうこうするうちに一緒にトライを繰り返していた韓国人(名前は、忘れた)に先を越される。
何を思ったか、終了後クライムダウンし、足の位置を教えてくれる。
そして、「オンサイトは難しいが、何度かやれば、登れるルートだよ」と・・・。
取り付きで、少し集中して、静かに登り始める。
足の位置の影響は大きかったようで、乗越しのホールドを捕らえ、終了点にたどり着いた。
その日は、ライレイのバンガローに泊まる予定だったのでビーチで夕日を眺めながらビールを飲む。
映画のワンシーンのように白人カップルがキスをしていた。
僕らの目の前で・・・。
ボートでクラビに渡り(1h程度)、車でプーケットのパトンビーチへ。
プーケットは、まさに観光都市で少々興ざめ気味に空港へと向かうのでした。
それにしても、あの日見た夕日は美しかった。
結婚を控えたSくんが、「高い山が登ることより、困難な岩壁を登ることより、フリークライミングが登れることより、これからの生活を大切にしたい」という意味のことを言っていたのが印象に残っています。
プラナンも津波の被害を受けたのでしょうね。
いつ何が起こるか分からないのが人生ですが、1日1日を大切にしたいものです。
2005年3月7日 記