安爺さんの

川柳で覚えるJava 朝日館63号


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ANZI 「今朝駅の売店の前に立ったら、売り子のおばちゃんが『今日はPCファンとASAHIパソコン』って。」
安爺 「向こうから売り込みを?」 「いつも買うから顔を覚えられているのかな?」 「その点ワシなんぞ。」
ANZI 「へ?」 「その売店に近づいただけで『デルカップの辛口』が出るワイ。」 「自慢になりませんよ。」

ただ立てば 売り子勧める PC誌         某乗換駅の売店では常連?
熟年と 熟練かけて 65               トヨタ選別再雇用制度導入
あさがおや 朝はすっぴん 風呂上がり

ANZI 「安爺さん、ジーコジャパンまさかの敗退。」 「加えるになでしこジャパンもじゃ。」 「同じ国に2敗も。」
安爺 「時期が微妙じゃ。」 「6カ国協議やってますしね。」 「W杯予選で北を負かした時を覚えておるか。」
ANZI 「最初はミサイルが、次は核保有宣言が飛び出しましたね。」 「げに恐ろしき無法国家じゃからの。」

男女とも 北に借りでも あるような         サッカー東アジア選手権
葉月(8月)見て 迷い込んだり カブトムシ     ドトールの入り口
万能も 飛散が怖い アスベスト            解体ピークは5年後

ANZI 「安爺さん、出ましたね。自衛隊改め自衛軍。」 「郵政政局で一時ほどの熱は冷めたものの出たね。」
ANZI 「まだ一時案だし、前文など出来てない部分もあるとか。」 「その前にこれは自民雄志の案じゃしな。」
ANZI 「ちょっと気になったのは改正のところ。2/3でなく過半数。」 「そう変えやすくしてもいいもんかのう。」

九条は 隊改めて 軍となす             自民新憲法起草委一次案
炎天下 どこまで下がる 人の知恵         八月十日は全国一斉打ち水の日
板挟み 命を賭して 答え出ず            自民衆院議員苦悩の選択の末路

安爺 「開始するではなく開始したとな。」 「ええ、今日4日の国際フォーラムでスティーブ・ジョブスCEOが。」
安爺 「値段が問題じゃ。」 「9割は150円で、1割が200円。アメリカよりは高いが日本他社よりは安い。」
安爺 「iPodで業績好調なアップルゆえ。」 「そのiPodとの相性がいいソフトiTunesの威力がどう出ますかね。」

過ぎたよな 落ち着き降りる 滑走路       着陸失敗爆発で死者ゼロ
分けたよな だまされたよな 二軍戦       ジーコジャパン総入れ替えの奇策
うだるよな 暑さ飛んでけ タコワサビ       ぴりからで対処

ANZI 「一夜明けて各紙やはりアップルの音楽配信を大きく取り上げましたね。」 「曰く、音楽配信元年とな。」
ANZI 「さっそくiTunesを起動して、左のメニュー『ソース』からミュージックストアをクリックしましたよ、あるある。」
安爺 「売れ筋はどうじゃ。」 「オリコンのランク通りのように見えて、なぜかちょっと古い曲も売れてますね。」

後の世に 配信元年 誰ぞ記す          アップルiTunes Music Store開始
気の毒も アシナガバチに 恨みなし       刺されぬうちに巣落とし
昨今は 人生ゲームに 札が飛ぶ        タカラの人気シリーズ37作目「M&A」

安爺 「してみると寅さんは先見の明があったよのう。」 「どんな風に?」 「それを云っちゃあお終め〜よ、と。」
ANZI 「そう言えば、首相が記者に否決のときは解散ですか?と問われた時の答えに、似てなくもないですね。」
安爺 「中曽根弘文亀井派会長の反対声明が昨日出て、かなり厳しいと認識しての今日のヒロシマであったな。」

ヒロシマに 何を思うや 否決の日       首相否決解散に初めて弱気発言
さもあらん 最速男の 打たれ頃        クルーン逆転満塁被弾
宇宙から ゴミ持ち帰る 使命あり       スペースシャトル・ディスカバリ今夜帰還

ANZI 「あれ?安爺さん、確か駅前のスーパーは今日休みのハズでは。」 「よって隣町まで買い出しじゃ。」
ANZI 「しかもこれ、タラバのボイルにヒレ2枚?5千円札が飛ぶ値段じゃないですか。」 「解散記念じゃ。」
ANZI 「もしや隠れ反対派で?」 「そうは云うておらん。賛成も反対も、解散するときは万歳するじゃろ?」

説得を 変人以上の 耳聞かず
青白の 札の差ほどが 民の声
解散の 生中継で 飲むビール        郵政民営化法案否決即日解散

安爺 「今回の否決廃案で確実に泣いたのは情報システム業界じゃな。」 「民営化システムの急務が消えて。」
安爺 「聞けば1400億円の事業になるハズじゃったそうな。」 「その先行投資もパーになるわけですね。」
安爺 「予定しておった担当企業も無念じゃろう。」 「NTTデータ、NEC、日本IBMなどの大手各社ですね。」

解散も 一夜明ければ ただの夏       薄ら寒いのは一人だけ?
争点が 郵政増税 すれちがい        選ぶのは庶民
タナボタに ほほをゆるめる 昔の名     ムネオやソーリ

ANZI 「安爺さん、どうやら造反組は新党結成は避けたようですね。」 「自分たちこそ自民党という思いじゃ。」
ANZI 「でも小泉さんは造反者に刺客・ヒットマンとして現役の大臣を当ててくるらしく。」 「東京10区よのう。」
ANZI 「自民の共倒れも考えられますが。」 「それでも造反議員が再選されるよりましというのが小泉流じゃ。」

分裂が オラさ村来る 夏便り          自民県連一部反対派公認の動き
番長も 道連れハマの 大魔神         引退試合清原涙の意味
宇宙から 課題とゴミを 積み帰る       ティスカバリ無事帰還

ANZI 「小泉さんがメールマガジンに載せた短歌が、マスコミに評判ですよ。」 「なかなかの出来じゃのう。」
ANZI 「森さんに説得されて拒否した際、非情と言われたことを逆手に取っての一首、自己陶酔極まれり。」
安爺 「熱き血潮とは同期の桜の一節じゃ、特攻隊好きの小泉さんらしいわい。」 「死んでもヤルってね。」

裏切りの 荒野に送る 刺客美女       真昼の決闘ファン
時は今 光秀誰ぞ 我討たん         信長信奉滅びの美学
柔肌の熱き血潮を断ち切りて仕事ひとすじ我は非情か  小泉純一郎

安爺 「三島由紀夫の『私の中の25年』。25年とは終戦の年から数えてじゃから昭和45年当時のことじゃな。」
ANZI 「今更三島ですか?」 「再掲載された第一回目だけを読んでも、彼の悩みは今も続いておることが解る。」
ANZI 「戦後民主主義の偽善と言ってますね。」 「コレを書いた年の秋、彼は自衛隊で割腹自殺を遂げたのじゃ。」

還暦に 歴史は回る 総選挙            戦後政治総決算の年
刺客もて 戦に代える 終戦日           小泉首相靖国自粛してでも
割腹の 覚悟を手記に 読み解かん       産経新聞が三島由紀夫の随筆「私の中の25年」を再掲

安爺 「キモを冷やしたワィ。」 「長かったですもんね、揺れてる時間が。」 「遠くて且つ、でかいとも思うたぞ。」
ANZI 「案の定マグニチュードは7.2に訂正されましたね。」 「しかし不幸中の幸い津波も出火も無かったの。」
ANZI 「ただでさえ衆院解散で揺れてるのに。」 「じゃがこの程度で済めばのう。」 「選挙はどう揺れますかね。」

炎天下 不戦を誓う サルスベリ
井の中の 亀の甲羅も 引き裂かれ       亀井静香氏派閥会長辞任
ゆらゆらと 揺れて眠気の 覚める昼      宮城県沖M7.2、震度6弱

安爺 「まる二日ほどお休みのようじゃったが。」 「アメリカで不審なウィルス蔓延との情報が入りましてね。」
安爺 「噂ほどではなかったと?」 「いわゆる既知の脆弱性をついたものでしてUpdateしていれば大丈夫。」
安爺 「してみると感染したと騒いだ米CNN、ABCテレビ、NYタイムスなどは一体何をしておったのじゃ?」

電線に 楽譜で並ぶ ツバメの子        ドレミファ(地震の句と入れ替え)
初鳴きの つくつくほーしに 夏は行く
受け皿を 国民新党 とは名付け        綿貫・亀井ラインで立ち上げ

ドイツへの 借金返す イラン戦         日本最終予選一位通過
速報を 出してもかかる 方奇特         新種ウィルス発生(第一報は17日の夕刊)
大空と 大地の中に 党が立ち         千春とムネオで「新党大地」結成

二度三度 通うひとこそ 宝物         愛地球博目標の1500万人突破
陸海空 山東半島 波高し           中露合同軍事演習は「台湾上陸」
番長に 並んで顔も 番長似          大阪桐蔭平田良介一試合3本塁打

安爺 「夏の連覇ほど難しいものはないハズじゃ。」 「それを当然のように達成した南北海道代表校。」
安爺 「地球温暖化がここまで進んでいるとはのう。」 「冬も練習が出来るようになったから?まさかね。」
安爺 「このままでは今に熱中症で甲子園では開催不可能になる。」 「50年後は仙台辺りですかね。」

6区見る 招かざる客 ホリエモン       亀井つぶしに無所属で出馬
快晴を 衝いてアルミの 巨体飛ぶ      定期航路の旅客機
温暖化 北海道の 夏連覇           駒大苫小牧57年ぶり6校目

ANZI 「政策が何となくクリスタル?」 「透明すぎて何も見えんとな。」 「岡田代表曰く、自民党Cだと。」
安爺 「結党時は小さいが、自民党が造反組に離党を迫っておる。受け皿は多いに超したことはない。」
ANZI 「選択肢は農村型の国民新党、都市型の新党日本、千春型の新党大地、と、やっぱり無所属。」

日本と 名付けて策も クリスタル       田中康夫長野知事ら新党「日本」結成
楽天に 売り上げありて 続く意志       苦節3ヶ月
ひと雨の 過ぎたる夜に 虫の声       日が落ちれば一気に秋の気配

ANZI 「先日開店したばかりのアップルiTMSに異変が。」 「朝日夕刊には50円でアルバム販売とな。」
ANZI 「ふつう1曲150円または200円、アルバムは1500円程度ですからね。50円は設定ミスでしょう。」
安爺 「店頭ならたちまち売り切れるところ、ネットの悲しさ、この18日はほぼ終日販売されたらしいぞ。」

採決は ともかく草案 出る奇跡        イラク憲法草案暫定国民議会に提出
品切れの 無いのがネットの いいところ   iTMSが一部アルバムを50円で販売
日限りの ふようの花に 明日を問い

ANZI 「今日の話題は何といっても第三セクタつくばエクスプレスですね。」 「経営に問題ありと聞いておる。」
ANZI 「またそんな。せめて開業日くらいは『ご祝儀』を出すものでは?」 「この句がすでにそうなっちょる。」
ANZI 「ジタク?そうか自宅ですね。沿線に住めば新橋で遅くまで飲んでも大丈夫、なんて書いた新聞も。」

オタクより ジタクが近い 秋葉原       つくばエクスプレス開業
レンタルで 政党要件 数合わせ       国民新党から新党日本へ移籍
ノボタンの 残暑紫 りんと映え        晩夏から秋へより鮮やかに

ANZI 「とうとうテラバイトまで来たか。」 「お寺でバイトとは陰気じゃな。」 「日立が出すDVDレコーダーです!」
安爺 「いわば夢幻の世界じゃろ?」 「1000GBなら無限と思うでしょうがハイビジョンでは128時間ですね。」
安爺 「お盆に戻るご先祖様の霊魂程度じゃ。」 「比較の対象にならないでしょう。」 「かくも霊魂はむなしい。」

郵政が ブログに花を 添えて雨          選挙の話題が増加
ハイビジョン 見たさに届く テラバイト       日立が世界初1TBのDVDレコーダー10月発売
八百万(やおよろず) 集めて作る カーキット   光岡自動的が自作原付カーを限定販売

安爺 「どうもフラフラするわい、季節の変わり目じゃな。それとも栄養不足かの、しからばあと1杯。」 「。。」

嵐去り 落ち葉掃く身に 蝉時雨         台風一過高温多湿
どの党の 子育て安い 支援戦          日本の人口減少で争点明確
そらまめが リンゴをかじる 秋が来る       Sony新型メモリープレーヤ発表

ANZI 「安爺さん、高野連の結論は『優勝は取り消さず』でしたね。」 「ホ?号外でも出たんかいな?」
ANZI 「朝日のサイト http://www2.asahi.com/koshien/news/TKY200508270229.html にハッキリと。」
安爺 「これは驚きじゃな。注目しておるNHKのテロップにも出ぬうちにWebに結論がでておるとは。」

世論では 深紅の旗に 罪はなし        駒大苫小牧への高野連判断
エアコンが 壊れて近し 虫の声         窓を開けて風を入れれば
セカチューで 政策叫ぶ ブログあり       香川2区民主新人氏のサイト

ANZI 「安爺さん、八代英太氏の比例優遇密約問題が批判の的になり。」 「離党して無所属出馬じゃ。」
ANZI 「首相自ら、公明候補支援のため涙を飲んで降りてくれれば代わりに比例では優遇するからと。」
安爺 「その比例単独も反対派支援も首相自ら禁止しておる条項じゃった。」 「妙な風が吹きそうですね。」

ルイジアナ ・ママもおののく カトリーナ    米過去最大のハリケーン上陸
草案を センス代わりに 時間切れ       イラク憲法草案は10月の国民投票へ
晴れやかに 心の雲の 失せた朝        八代英太(東京12区)作

ANZI 「安爺さん、前回石原軍団の応援にもかかわらず落選の憂き目、今回は親の名前は一切出さぬと。」
安爺 「自民党の石原宏高と叫んどると聞く。」 「前回親バカ宣言した都知事も今回は『蟄居の身』と静か。」
安爺 「そういえば『ジン・ジン・ジン・松原仁』と子供も歌う民主の強敵手が今回も相手じゃな。見物である。」

記者席は 辞める条件 ハキと聴き       党首討論会
御法度の メール・ブログに 恨み節       自慢の「社長ブログ」も更新不可へ
親バカが 過ぎて都庁は 蟄居の身       東京3区石原宏高氏軍団の応援拒否

 

安爺HP最新情報  お知らせコーナー

ANZI 「下へ行くほど新しい情報です。このページでは会話と川柳を1セットとして下へ追加しています。」
ANZI 「三島由紀夫の川柳は900号終戦特集でした。これまでの合計/累計はそのうち報告します。」
ANZI 「801号〜900号までの新作は294句です。従って新旧通勤川柳の累計は4294句となりました。」

 

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