Living
through another cuba
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「1961年のキューバ再び・・。僕ら資本主義に生きている豚」 そうXTCが歌ったのは、22年も前のことだ。だが今になってもなお、僕ら自身がろくでもない日常に生きているのは、少しも変わらない。 闘いのない日本には、ゲバラをあしらったT-シャツが流行ったりもした。クラッシュのアルバム・タイトルが「サンディニスタ」であったり、70年代中頃までのスプリングスティーンがゲバラみたいな風貌であったりと、そんなことは、東京の渋谷を歩く現代の革命家気取りたちにどう映るのか。 長生きしたいなら、この日常を守りたいなら、つまらぬ心意気など見せぬことだ。キューバの海岸で、アンデスの山奥で、銃に撃たれて死ぬ覚悟はあるのか。 だが、革命家に必要なのは無名であること(とあと幾つか)らしい。精いっぱい生きたいのなら、せいぜい必死に戦って、どこかで死んでしまえ。
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