森の恵みと沢にひたるツアー
HOME カレンダー 山菜・きのこ 沢登り・歩き 沢旅・イワナ 湯・雪・他
依頼による仕事
メニューへ



登山技術研修

調査同行ガイド

登山道調査
鉢山
4/22 L三井(スキー) 古川(つぼ足)

アケビ平入り口6:00−1000m,昼闇谷通過8:00−コルに向かう谷に入る9:00−鉢山東コル10:30 −鉢山12:00−同上コル13:10−出発点14:40 

地質調査と地域研究。谷筋の容易なルートが取れ、山頂ヤブもひどくなかった。

21日に烏帽子・阿弥陀に行ったとき、昼闇谷をなんとか渡れそうなのとコルに向かう平らな尾根が歩き&滑りやすそうに見えたので、22日はアケビ平から入った。林道を延ばすらしく、渡渉点に橋を作る工事をしている。仮の橋がぐらぐらして怖い。スギ林を通り、ブナ林になると二俣上の高台で、800mで昼闇谷に降りられたが、きのう谷が割れているのが見えたので念のためもう少し右岸を登って900mで支沢から谷に降りた。下を見ると割れてはいるが通過できそうで、800mで降りてもよかった。少し谷を歩いて左岸台地に上がり、溝を越えて鉢山東コルに向かう谷に尾根末端をトラバースして入る。谷が安定しているので谷沿いに登る。途中谷が不明瞭になるが、左手のカール状の右端から右の谷に移るのがよい。下りもここが間違えそうなポイント。すぐコルだ。スキーのトレースが腐っていたのは昨日のものか。ここは頸城北部を見渡すすばらしいところ。焼山から昼闇に向かう尾根もスキーによい。そこから一ノ倉川への谷も雪がべったりだが、谷底からの下山が問題だ。

さてスキーとわかんを置いて山頂アタック。かなりのヤブかと思われたが、残った雪をつなぎ、案外楽に稜線に出た。三角点はヤブの中。北面を滑るなら、東側は急で立ち木も多いが、西側はゆるくて木も少ない。今は雪が切れ始めていて、もう少し早いほうがいい。それに吉尾平を下るなら下部の谷の通過も考えねばならんのでかなり早い時期がよかろう。下る途中で古川君は石を取っていた。
コルからおれはスキーだが、古川君も楽に歩いたり尻セードできるだろう。ピッケルやサンプル石などの荷物をもらって先に下る。昼闇谷の右岸に登り、休んでアケビ平に向かおうとすると後ろから叫び声が聞こえる。振り返ると対岸の急な沢を大量の雪をとともに古川が尻セードで怒涛のように下ってくる。もう追いつくとは、早い。




800m下降点(左斜面、右岸)。古川氏は帰りに右斜面(左岸)を叫び降りた。
アケビ平の下りはわけがわからず、下りすぎるのがいやだったがなんとか橋にたどりついた。(三井)
技術度** 体力度*** 雰囲気**** 総合****(最大ランク*****)