森の恵みと沢にひたるツアー
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チャナメツムタケ
キナメツムタケ
シロナメツムタケ

ナメコと同じ味の系統。地面から出るので「ジナメコ」「ツチナメコ」と呼ぶ地方も。広葉樹林で採るが、図鑑によっては「杉林」との記載もある。木から生える(ように見える)ものもある。単独か数本まとまる程度のことが多い。。一つ見つけたらまわりの落ち葉をどけてみよう。
傘は茶色で放射状に繊維模様、周辺に白っぽい鱗片があるが、いずれもはっきりしないことがある。新しい柄はささくれ立っていることが多い。
カキシメジ(毒)の特徴と類似するが、チャナメはきのこらしいいいにおいがする。迷うとしたらクリタケ(食)でしばしば判別難だが食べられる。
キナメツムタケはチャナメツムタケとそっくりで、色も濃淡さまざま、どっちだかわからないものも。全体に黄色っぽいものや、白っぽくて中央が茶色いのも。チャナメより小型。
身動きできないぐらい一面にびっしり生えているのを採ったことがあるが、塩蔵してもカビてきた。
シロナメツムタケはチャナメとは違い、明るい茶色が感じられない。カラマツ林でも採ったことがある。小型。細い枝からもよく生える。
図鑑には書いてないが、乾燥した日は小ぶりなクサウラベニタケとそっくりなので注意。怪しいときはひだを見る。ただしクサウラベニタケも白っぽいのがある。混ざって生えていることもあり、そういうときは要注意。チャナメ(キナメ)とクサウラに自信が持ててから採った方がよい。
食べ方
鍋物。ゆでて和え物。パスタの具。バターソテー(水気をよく切って)
採るときに、きれいなものを土を除いて採るのがよい。たくさん採れるときはけちらずに消化の悪い茎の途中からちぎる(はさみで切る)とよい。虫が心配なら柄から割いてみる。
芋虫、灰色で3mmぐらいのぴょんぴょん飛ぶ虫(トビムシ?)少々。腐りの方が気になる。
保存
数日なら冷蔵庫、たくさん採れたらゆでて冷凍。生塩蔵はカビたことがある(キナメ)。
そうじついでに少し煮て、さましてからフリーザーパックに入れる。煮汁のきれいなところを入れて(神経質にやるなら不織布キッチンペーパーでこす)一緒に冷凍する。
解凍は、少し部屋に置いて中身が動くようになったら、煮立ったきのこ汁に冷凍のまま入れるのがよい。このやり方だと一袋全部使うので、冷凍するときにサイズを考えておくこと。
自然解凍して少しずつ使うことももできるが歯切れが悪くなる。