森の恵みと沢にひたるツアー
ツアー記録
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クルミ拾い山散策  のようす
ちびっこにはちょっときびしい山歩きの後、いろんな木の実を食べました。クルミ割りは、面白いぞ。

2011年10月11日(火)
くもり
当初予定は2時間登ってクリ拾いだったのだが、幼児のいる親子で参加したいと電話をもらい、登山口でも拾えるクルミ拾いに変更。前夜から 森と水 バックパッカーズ ホステルに泊まり、朝でかけた。

山あいを走っていくが、その途中の川や山の景色や山村のようすにお母さんはすでにうれしそう。

いきなり登山口にイチイの実があり、食べる。甘い。これはおいしい。種は有毒だそうなので、ご注意(固いので普通誤食しない)。

こま犬が親子だ
珍しい

山奥なのに立派な神社。
車に酔っていたりゅうちゃんも元気になった。が、

山に入るなり、りゅうちゃんはやたらまわりを怖がる。森の雰囲気全体が何が出るかわからず、特に虫がうようよいそうで怖いようだ。

しかしそれどころか、私は気を利かせたつもりで登山道のスギ林からそれて雑木林の踏跡に入り、急なヤブを登ることになる。ここは油断すると滑り落ちそう。
はるちゃんは積極的に木をつかんだり、つるをつかんだり、さらに急だと両手を地面につけてめげずに登る。
りゅうちゃんも森が怖いのは忘れて必死だが、急坂でビビる。5歳だから当たり前。歩きやすいところに出ると、また虫を気にしたりする。

この間、写真を撮っている余裕もない緊張の山歩きが続く(すんません)。これはトラバース(斜面を横向きに移動)でお母さんとはるちゃんがりゅうちゃんをサポートしているところ。
 
 急でなければ森はいいふんいきなのだ。

が、ここから登山道まで戻るのにさらに一苦労。
これまた写真を撮ることもできず。
みなさんすみませんでした。

はるちゃんは目の前に現れる難題(坂とかヤブとか)にいやがらずに素直に取組んでいた。お母さんはりゅうちゃんをサポートしつつ、でもなるべく自分で行かせようと叱咤激励する。
ここに来たこと、そして夕べや以後の様子を見ても、子供にいろんなことを体験させてあげようとするすばらしい「母」だ。
  
 
 ミズナラのどんぐりがあり、ターゲットのクルミがあり、ツチグリをつぶしてみたり。
 
 車に戻り、車道でクルミとクリを拾う。クリは小さめ。クルミはたくさんある。
 

クリはいがを外すのに、両足ではさんでむく。
 
 
 クルミは固い殻の外に軟らかい肉があり、足で転がしてその肉を大体取る。
 
 近くにアケビが転がっているのを発見。上を見ると、2つちょうどよさそうなのがあり、がんばって採る。
  
 
甘いでしょ。タネはププププと吐き出してね。
皮は炒めると苦くておいしいんだよ(ゴーヤみたいな味)。
 
 クルミ試食。お母さんがラジペンとトンカチを持参。準備いい!
押さえずに叩くとすごい勢いで飛んでゆくのだ。
どうも、とんがったところを叩くとこわれずに割れやすいようだ。
 
 こんな感じか、さらに割って、千枚通し(これも母、持参!)で取り出す。
 
 
 結構みんなで熱中して路上に座り込んでやってたなあ。
なかなか上手に割ったり取り出したりしにくいんで、今度こそもっときれいに取り出そうとやり続けてしまう。おいしいしね。
 
 さて帰りに、近くのお焼き屋に立ち寄る。バッタ(ショウリョウ、トノサマ、こおろぎなど)がいっぱいいるので捕まえたり。
 
 焼きたてのアツアツの灰焼きおやき。おいしい。私も、山奥の雰囲気や伝統的な感じも含めて、ここのお焼きが一番好きだ。大きいけどりゅうちゃんもはるちゃんも1個食べる。
 
 SBC(長野のローカルTV局)が取材していた。
 
 宿に戻らず、城山動物園へ。さすがにりゅうちゃんは車で寝ていたが、はるちゃんは元気にあしかに駆け寄る。
その後、善光寺の胎内めぐりもして、めいっぱい長野を楽しんでくれたみたいです。この晩もホステルに宿泊していただきました。

喜んでもらえて私も満足です。