森の恵みと沢にひたるツアー
ツアー記録
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地質調査総合センター・登攀研修中級編1
水根沢
 ゴルジュの多い沢の踏査を安全に行うための研修を行った。参加者は経験者で、過去に中級(応用)研修も受けているので、実際の沢登りルートを遡行しながら総合的に練習した。
2009年9月14日(月) 水根沢 フォロワー確保 支点作り  へつりなど
15日(火) 逆川 滝の登攀など
16日( 丹波川本流 きびしいへつり 泳ぎ ジャンプなど
9月14日(月) 水根沢 くもりときどきはれ
最初の釜はへそまで浸かってからへつるか、泳いで這い上がる。流木がひっかかっていたので、ヤツメぎみに岩をたどって泳ぎ、流木をつかんで登れた。スパイダーマンN氏は水にほとんどつからずへつっていった!
今日はF、K両氏にフォロワーの確保をやってもらった。
後のカム支点でセルフを取り、座り込んでハーネスのエイト環でビレイしている。
フォロワーのビレイにはATCガイドが便利だが、ロックしたときの解除が大変。
写真はサレワのガイドで、ロックしたときの解除が簡単とのことだが、今回8.1mmロープではロックしたときの力で外れてしまった。太いロープか、ビナが動かない工夫をすればよいだろう。(ちなみにサレワのHPには掲載されていない!?)
5mトイ状はつっぱりで登る。滝上の水流からビレイすると、落ちたときに水没するため、側壁の上から確保したい。
側壁の上にはしっかりした支点がとれないため、ボルトを打った。
ミゾーのバイルは打撃音が高く響いて耳が死にそうになった。
キリが入った長さをボルトと比べて、よさそうならボルトを差して叩き込む。ボルトの埋め込み部分ぎりぎりだと浅くなる。
リングは下に垂れるようにした方がよいだろう。
で、側壁上からビレイ
支点は、ボルト+カム2つの3ヶ所からの流動分散
その他、支点としては、ハーケン、立ち木、大岩、チョックストーン、ひっかかった流木など。
できればフォロワーが見える位置で確保できるよう、セルフの長さを調整するとよい。
泳ぎたくない場面で、難しいへつりも練習した
半円の滝も水量が少なく、楽に登れた。やはり側壁上からビレイ。
ここから沢を下降する。
踏査の場合、登山の沢登りと違って沢を下降することが多い。
まずは滑り台。。。
クライムダウンは難しいときは後ろ向きに
懸垂下降
淵は飛び込んでしまうと早いことも