森の恵みと沢にひたるツアー
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ツアー記録
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きれいな川原
ときどきびしょぬれ
 のようす
下山路崩壊でコース変更! どしゃぶりでタープから逃走態勢!!
翌日は天気まずまずの平水で泳ぎを楽しめたが、とどめに車上荒らし!!! 
2007年8月4日(土) くもりのち一時どしゃぶり
台風が日本海を通過中だが、天気はくもりぐらいなので、GO!
と、歩き始めたところ、「中越沖地震で道が崩壊、2km先で通行止め」の看板!下山に使う予定だったのに...
沢を往復することにした。
川原を歩き始める。中州にアリジゴクのスリバチ多数。スリバチの底を掘るとアリジゴクが出てくる。
ここでちょびっと泳ぐ
気温は高いが胸までつかるとゾクッとする
上のような川原を歩き、たまに泳ぐ
明日、引き返してくるので、早めにテン場を設置。傾いたジャリ・砂地をならす。川面から1mちょっとの高さだが、ま、だいじょうかな(後でビビることになる)。
カラ身で往復することにするが、すぐに胸までつかる淵が現れ、あやしい雲行きで寒いので、軟弱にもここで断念。のんびりキャンプして明日の好天を期待する。
たき火を始めてすぐに小雨で火が消えた。
が、やんで再開。半ば飲み食いしたところで本降りになり、タープに逃げる。
たき火でジャガイモのホイル焼きを作っておいた。
元(?)フライフィッシャーのカモノハシさん、このところスポーツ志向で、釣行から沢旅に入り、沢登りそしてジムでのクライミング、今回は水泳登山。
なんと、モーレツどしゃ降り!!
タープに水がたまってひしゃげる。上の斜面から水が流れてきて、タープ下に浸水。
タープを低く張りなおし、タープ横に流水溝を掘る。
それよりなにより、ここは上にダムがあり、その上には広い集水域があるのだ。もしこの雨がその広い範囲で降っており、ダムが放流すると、たちまち水位が上がるだろう。沢靴を手元に置いて水位が上がってきたら斜面を登って逃げる態勢。大事な荷物はザックに入れておく。
緊張していたが30分もせずに雨はやんだ。まだ放流の危険性はある、というか、これからが本番。そろそろおなかも満たされているが、斜面ビバークに備えてパスタを食べておく。星が出てきてのんびり待ってから就寝。
8月5日(日) くもりときどき晴れ
ゆっくり朝食をとっていると、釣り人3人(志賀高原の腕章を付けていた)が通る。なるほど、あまり下にテン場をとると釣り人との競争になるのだな。小1時間おいてこちらも出発。最初の淵は胸まで。
きれいな川原、エメラルドグリーンの広い淵や釜を歩いてゆく。寒いので上下カッパ着用が有効(泳いだ後は水抜きすること)。
行く手に釣り人が見えてしまう。「悪いけど、行かせてもらいますか」と私が言うと、(元)釣り人のカモノハシさん「泳ぐといったら、彼らは卒倒するでしょう」とのこと。しかたないのでのんびり遊びながら進むことにする。ヒマなのでカモノハシさんは大岩をみつけてボルダリング。
巻いてもいいしへつってもいい淵だが、ヒマなので泳いで這い上がってみる
このプールはウェーダーの釣り人はあきらめて巻くのだそうで、我々は堂々と泳がせていただく。
カモノハシさんは泳ぎは得意とのことで、ロープは着けたが自力でついてきた。
釣り人は足が着かないのを確認して急な巻き道に向かった。
プールの先には大岩があり、ショルダーで上がるのが楽だが、水流突破を試みる。が、流されてしまう。チムニー状を登ってみる。足と背中のつっぱりを使う。ちと難しい。
プールを抜けて日なたぼっこ。
くつろぐ風景。先にはイワナの泳ぐ緑の淵が見える。
後を見ると、さっきの釣り人が巻きをやめて戻ってきて、服を脱いでプールを突破しようとしている。寒そうなので、戻ってあげてロープにザックをつなぎ、ザックに人をつかまらせて引っ張ってあげた。

巻き道のトラロープがなくなっていたそうです。
さて震える釣り人が暖を採っているあいだに、我々は進む。ここは10mほど泳ぎ、
つるつるの岩に這い上がるのだが、難しい
緑の淵に白っぽい岩盤
落ち口はジャンプ

この先の川原で休んで引き返す
登る釣り人とすれ違う。こちらは気にせず胸までつかるが彼らは注意してへつる。
逆向きにジャンプ。難しくはないが滑って落ちると大怪我するだろう。
これもさっき泳いだところ
同上
私はカッパの上にハーネスを着けているので、泳ぐと腹に水がたまる(ちなみにザックにもたまる)
チムニーを通過したりしてテン場に戻る。
ソーメンくってテン場を撤収
きれいな川原を歩いて下りました
最後に泳ぐ場面があり、ザックに胸をのっけて泳いでみる。上半身が冷えないが、ザックが浸水しやすいし、推進力は弱い。
車に戻るとダッシュボードがゆがんでいて、お札が抜かれていた。貴重品を車に残してはいけないな。