森の恵みと沢にひたるツアー
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ツアー記録
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山奥で釣る
 のようす
夜じゅうどしゃぶりで逃げ帰る。カメラも涙目です。
2007年6月29日(金) 小雨のちくもりのちどしゃ降り
小雨の中歩き始めたが、強くなってカッパを着る。天気予報は2日とも梅雨前線がかかって降水確率は高い。
沢を下るころには雨は上がっていて、水量もやや多い程度。これぐらいでもってくれればよいが。
やっと目的の沢に下り立つ。いつもは下のテン場だが、今回は楽な上のテン場にした。今のところ降っていないので、急ぎ釣りタイムとする。
Iさんは近辺でえさとルアー。上部プールでルアーを投げるたびに釣れたそうな。Yさんは下の大釜付近を狙ったがスレていた。私はワサビを採ってエサ釣り。15cmの小物が多く、先週相当釣られた?
たき火の勢いが出てきて宴会の準備ができたころ、雨が降り出した。よくあることだが、悲しい。狭いタープを低く張ってこじんまりと宴会。お二人からカツ、ソーセージ、乾き物が出され、前菜のFDパスタを作る間にいただく。
二人とも眠そう。狭いタープでいっせいに寝なくてはならぬ。シメのごはんでイワナのソテーにたれをかけてワサビを添えたが、もはや食い気より眠気状態。お茶を飲んでさっさと寝る準備。じゃかじゃか降っている。
夜中に起きるとタープが垂れ下がって寝袋にのしかかっている。端を低くしておいたが雨の重みで低くなりすぎるのだ。カッパを着てひもを張りなおし、低くなりすぎないように短いつっかい棒を設置。泥ハネがひどくないように板や紙を置いたり。
以後、ずっと降り続き、明るくなってきて雨足が弱くなり始めたという程度。
6月30日(土) どしゃぶりのち小雨のちくもり
「朝、雨だったらのんびり寝てましょう」と話していたが、増水して流れが強くなり、まだ降り続いている。釣りが楽しめないのはもちろん、これ以上になると川を渡れず帰れなくなるかもしれない。朝ごはんを食べて引き返すことにする。イワナを入れてご飯をたく。ワサビの茎はきのう仕込んでおいたらいい辛さになっていた。フキをゆでて沢水にさらしておいたのは流されていた。
いざ渡渉しようとすると流れの強さを感じる。3人スクラムで渡り、あとは岸際をたどる。
下のテン場にしていたら渡渉できなくて帰れなかったかもしれない。
支流に入れば水量は少なく、勢いが強くても安心だ。
源頭に近づき、たまった疲労で足が止まる。
帰りの下り道は何度か滑って転んでしまった。しつこい小バエを払いつつ無事帰ったのでした。
天気も悪かったが、ここは1泊ではのんびりできないな。
2週前と大違い。天国と地獄というか。。。アウトドアはまあ、こんなこともよくある。生き延びる力が強くなったということにしておこう。