森の恵みと沢にひたるツアー
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晩秋のきのこがりD  のようす
どしゃ降りのち回復、夜から快晴。ナイスなテン場で今年最後?のたきびは楽し。
きのこは珍種も含めてまずまずの収穫。ナメコは宝探し的にヤブの中で探してゲット。
2005年11月12日(土) どしゃ降りのちくもり
待ち合わせ場所はどしゃ降り!

しばし待機して小降りになってから現地入り。準備しているうちに雨が止んだのでカッパを着て歩き出す。

ナメコは10株目標でがんばりましょうと宣言。そのうち2つぐらい大群生があれば御の字だろう。
道端に白っぽいキノコ。立派だ。この時期たまに見かけるハイイロシメジ。おれが食べたことないし、図鑑に「人によっては中毒する」とあり、捨てようかとしたが、松井さんが「おいしそうですよ、食べましょう」というので少し持って行って翌朝試食することにする。

(危険なツアーだなあ。。。)

写真は白っぽいが実物は褐色がかった灰色がもう少し濃い。
松井さん、ムキタケ発見。
ここだけでほぼ今回のおかずぐらいあった。
暑くなってカッパを脱ぐ。シューちゃんの前にはヤブに埋まった倒木。なにやら点々と付いているゾ!
フチドリツエタケの大群生だ。倒木のあちらこちらから生えている。
こんな立派なのも。

「その上にもたくさんあるよ」と言われておれが見に行くと、
奥のは茶色っぽいな、、、ナメコだっ!
よく開いている。みんなでハサミやナイフを使って切り取る。これでナメコもおかずには十分。

近くに幼菌の株もあり、これで2株発見。
少し移動してまたも立派なフチドリツエタケ。ひだの端に色が付き、柄には点々模様。
ブナとミズナラが紅葉する中を登ってゆく。
ムキタケはときどき見つかる。状態はよろしい。
クリタケがほしいのだが、腐ったの少々のみ。
石川君のザックはでかい。
テン場に近づいてやっとクリタケのいいのを発見。まぜごはんには不足。
テントを張り、おれがきのこを洗っている間に、みんなで焚き火を起こす。木が湿っていて着火に苦労する。
  
わさびじょうゆあえ、網焼き、鍋など。フチドリツエタケの網焼きが香ばしくてうまいが、柄の繊維が強く、食えねえという人あり、歯ごたえよしと言う人あり。
松井さんがまきを調整してくれて焚き火で鍋をかけやすい。寒いので日本酒に続き、赤ワインもお燗。松井さんのマオタイ酒?は強烈な香り。

ごはんを焦がしたことを告白せねばなるまい。今年何回目だ、おれは!?
焚き火が熱すぎて少しはなれてくつろぐ。
いつのまにか寝ていたりする。
寝る前にまきを積みなおしたら、朝も温かみが残っていた。
2005年11月13日(日) 快晴
ほんのり暖かいまきに枯葉を積んであおぐと火がついた。
晴れているのに寒くなく、外で朝ごはん。この時期にしては暖かい。
巨大フチドリツエタケや、試食用ハイイロシメジを網焼きに。なんと、ハイイロシメジが甘みがあってうまみが濃い!これはイケル。
ゆでると水っぽくなるが、それを焼きなおしてもうまい。
さて天気もいいし、今日はナメコ探しだ。
迷子にならないよう、大体の場所を示して各自ヤブに突入。
1回戦はムキタケ少々のみでナメコなし。

遠くにかすむ高山は白い!もう雪のシーズンだ。
 
2回戦、まずおれが草に埋もれた群生発見、次に濃いヤブの中で松井さんが開ききらない良品の群生発見。あと幼菌一株、帰りがけに松井さんがもう一株(やや古)で、合計6株。目標10株には達しないが、まずまずの質と量だった。
さて帰ろう。枯葉が多いので、たきびはきちんと消して。
全体に巨木が少なく、特に木の細い(樹齢50年以下?)部分には炭窯の跡が2つあった。戦後しばらく木を切って炭焼きをしていたのだろう。
天候に恵まれ、楽しい晩秋のきのこがり&キャンプだった。
今回のきのこは:
フチドリツエタケ大群生
ナメコ6ヶ所(うち2ヶ所は幼菌のみ)
ムキタケ多数
ハイイロシメジ少々
その他、シロナメツムタケ(古い)、ヒラタケ、ハナビラニカワタケ、ゴムタケモドキ、クリタケ