森の恵みと沢にひたるツアー
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沢沿いのきのこがり  のようす
種類はまずまず、量が少ないな、と思っていたら、、、
2005年10月8日(土) くもりときどき雨
林道を歩いていると、ハナイグチ。

獲物が少なければ帰りに探すことにする
道々、木のレクチャー。
きのこがりには樹木の見分けが重要なのだ。これはミズナラ。葉っぱが判別の決め手。これの大木の根元にマイタケが出る、と解説していたのだったが、、、
昨年の晩秋キノコに続き、石川くん参加。虫こぶを見ている。
何やらで当たったというカメラケースが便利そうだ。
ヤブに突入する前に雨が降りだした。やはり昨年の晩秋キノコに続いて参加の小林さん、最近偶然マイタケに出会ったミキさんとワンダーが雨具を着ている。
と、大きなザックを持つBOSSさんがカッパを置き忘れたことが判明。
まあしかたないのできのこがり続行。
沢靴をはいてもらったが、BOSSさんは斜面用にピンソール(外付け簡易スパイク)を付ける
藪の中に倒れた枯れ木にクリタケ。小さい。
ヤブに埋もれた倒木にブナハリタケ群生

マスタケは遠めに見えたが固かった
シイタケ少々あり
猛毒のドクツルタケ
遠くの立ち枯れに群生しているのもブナハリタケ
このあたりから小沢沿いに歩きつつ、両岸の枯れ木をチェックしてゆく
ヌメリスギタケモドキ
ホコリタケ。図鑑によりキツネノチャブクロ、タヌキノチャブクロとも。柄のありなし、地面から生えるもの、木に生えるものなどあるが、いずれも同類で食用。
(ハレーションで光っています)
ブナシメジ。これはかなり大きく、しっかりしていた。高台のヤブを探していたミキさんが発見。しばしばこのようなブナの枯れ木の洞のようなところに生える。
栽培ものや幼菌は傘全体が褐色でひび割れているが、成長するに従い、大理石模様は傘の中央に集まり、キノコ全体が白くなる。
大きいのがツキヨタケ(毒)、小さいのがムキタケ。判別の決め手は石突(柄)。
拡大図。
ツキヨタケは柄が短いがはっきりとあり、ひだとの境が隆起してリングとなる。
ムキタケは柄というよりもひだがなくなってのっぺりとした付け根だ。
ムキタケはやっといい大きさのが見つかった。ハサミムシみたいなのが食っている。
ナラタケ。右の傘が開いたばかりぐらいだと虫がついていない。左上には開いたものがある。
さて沢コースは終了、昼飯&試食タイム。味噌汁にナラタケ、ヌメリスギタケモドキ、ムキタケ。ホコリタケはゆがいて皮をむき、マヨネーズ和え。ブナハリタケは絞って炒める。ブナシメジを炒めようかと準備していたら、
キノコ探しに出ていたBOSSさんがでかいのを抱えて戻ってきた。
マイタケだ!状態もよい。

このツアーで見つけたのは初めてだ。
本人曰く「濡れて寒いので動きたかった」そうだが、紳士的な表情の奥にただならぬ執念が透けて見えていた。
ブナシメジはひっこめて、さっそく厚切りのマイタケを炒めていただく。うまい!天然ものならではのボリューム感。

このあたりの詳細はBOSSさんのHPにとても楽しく書いてあります。
さて大物も出てきたところで、車に戻ります。途中地面に出ていたナラタケを抜くと、柄が長い!
道沿いに、クリタケ、ハナビラニワカタケ(写真)、ハナイグチ、シロナメツムタケなど出てきます。
斜面の上にミズナラの大木を見つけて、駆け上る人も。
秋の冷え込みが甘くてキノコの出が遅れているようだが、だからこそいい状態のマイタケもあった。きのこがりは宝探し的で楽しいのだ!
<きのこまとめ>
ブナハリタケ、ナラタケ、ブナシメジ、ホコリタケ、ムキタケ、ヌメリスギタケモドキ、シロナメツムタケ、クリタケ、ハナイグチ、シイタケ、
古かった:ヒラタケ、マスタケ
毒:ツキヨタケ、ドクツルタケ、ドクベニタケ(毒?)
特別出演:マイタケ