森の恵みと沢にひたるツアー
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深い森のどっぷり沢旅 のようす
タイトルどおりで充実しました。台風が近くを通るも天気はまずまずで3日ともたき火を囲めた。イワナの出は渋かったが初イワナをゲットした人も。
2004年8月18日(水) 下山地付近にて仮眠
星がきれいで、寒かった
2004年8月19日(木) 初日。はれ
下山地に三井の車をデポし、山岳会のHクンに登山口まで送ってもらう

登山経験豊かな松尾さん(以下 M)、いろんなアウトドアを体験している石川くん(以下 I)、フライを中心にさまざまな釣りを楽しんでいるカモノハシさん(以下 K)と3者3様
台風が近くを通過するはずだが快晴

暑くて支流で休む
道はおしまい
恒例バッタ採り
沢に下るところにチチタケ多数あり、ゲット
そこに流木がたくさんあったのでたき火でソーメン
Iのオクラを刻んでゆであがりに入れるとぬめっておいしい
今日の薬味はしょうが。さわやか
はじめはやや濁って水量多めだが
大きな支流を分けると澄んで平水
難所を越えてから
さおを出して歩く
Mはエサで昨年に続いての初イワナ狙い
Iはテンカラにチャレンジ
しばらくしてKがいい型を上げるが、あとは小さいのばかり
出が渋い
2日ぐらい前に歩いた跡がある
よく利用するテン場
すぐ上の淵にイワナはたくさんいるがスレていて釣れない

まきを集め終わると、Kが「釣ってきます」と出かけ、見える範囲の30mぐらいでたちまち3匹いい型を釣り上げた。すごい。おかずが足りないと思うと集中したそうな
枝豆、チチタケ炒め、ナスベーコン炒め、Mのタンスモーク、イワナは内臓炒め、ソテーして丼。3枚に下ろした残りの骨をあぶって汁のだしに。
2004年8月20日(金) 2日目。小雨
少し歩いてから竿を出す
さっそくKヒット
テンカラのIにフライのKがアドバイス
雨が降ってきた
大滝で竿をしまって歩く
だいたいは川原歩きだがときどき腰までつかったりちょっぴり登攀したり
ジャン!
陽がささずに寒く、いいかげん歩き疲れてきたころに登れない滝現る
両岸つるつるなので少し下から巻く
同じようなナメ滝
右手の草付をフィックスロープをつかんで登り
落ち口へトラバースする
最後もロープがあるがやや怖い
高所が苦手なKはここが最も印象的だった(興奮した)とのこと
3つめ
おれが先に水流際のつるつるをへつって登り、どうやって確保しようかなと思案していたら、3人は巻き道を見つけて巻いた
滑ると全身ドボンなのだ
4つめは楽に登れる
5つめは段差50cm
テン場が近く、Kに釣りあがってもらう
他の3人は途中ワサビとミズとフキをゲットして巻き上がる
よくつかうテン場
タープとたき火を準備し、ご飯の準備をしているとKがイワナをゲットして到着

前菜にミズおひたし、ポテトもちだんご、内臓炒め、皮バター焼き、おかずはホイル焼きとセビチェ
Kさんに感謝
2004年8月21日(土) 3日目。はれ
夜は星がきれいで、むちゃくちゃ冷え込んだ
おれはカバーとシャツ2枚にフリースで夜じゅううつらうつらしていた
フリースなしのKは凍死するんじゃないかと思ったそうであるが、それぐらい寒かった
シュラフにすべきだった。今年の夏は暑かったので油断した
ワサビが採れたので茶漬け
しょうゆ漬けのイワナをのっける

あとはフキと乾物の煮付け
石でおろすのは難しかったのでおろし器を小さく切って持参
食器を洗い、ご飯なべに水を張っておいて
タープを片付ける
細長くたたんでからくるくる巻くのが三井流
土曜日で支流を下ってくる人もいるかもしれないが、今日は(まだ)歩いていないので竿を出す
IとMのイワナ初ゲットめざし、IにはK、Mには三井がコーチ
Iは私の毛針を使っていたがすぐ沈んでやりにくい
そこでKが今回多用しているオリジナルの「フライングクロスアタック」なるプロレス技のようなフライをテンカラ仕掛けにつける
淵にたれていたMの糸がすーっと動いて岩の下に入るではあーりませんか
いぇい!念願の初ゲットは26cm
右手の指を大けがしたことがあるというIは初め投げにくそうだったが、段々うまくなってすでにオレよりうまい
横投げやら左手投げ(!)もできる
が、今回は運に恵まれずヒットなし
大滝を巻くので竿をしまい、ソーメンタイム
晴れて気持ちいい
もちろん薬味はきのうのワサビ
香り高くうまい
こいつは私の技術では登れない
沢状から草付を登る
その後、巨岩帯で疲れる
だんだん傾斜がゆるくなり、川原歩きとなり、キャンプできそうな気配
例によってキャンプ準備の間にKに上に釣りに行ってもらう
が、小さいのばかりでキープなし
Mのイワナをぶつ切りにして今回初の身付きイワナ汁にする
最後の夜だ
残り少ないおかずを使い切る
ひじきとフキの炒め煮
くもって少々雨だがすぐやんだ
タープの端を低くして寝た
2004年8月22日(日) 4日目。くもり
ずっとくもっていてあまり寒くなかった

さて無事に帰ろう
傾斜はゆるいものの滝や釜は出てくる
日が出てないのであまりぬれないように歩く
ダイモンジソウなどの花を説明するM
倒木は滑らないように注意
だいぶ平和になってきた
沢を歩きなれていないIだけにヘルメットをかぶってもらっている
Iはいろいろ工夫しており、歩きながら水を飲めるようにしてある(沢では要らんと思うけどね)
ツメは笹ヤブ
ここは踏跡があってヤブがうすい
ひどいヤブこぎは5分だけ
すんなり道に出る
これでもう安全だ
下りで爪を傷めないよう靴(下)をはきかえる
みちみち、きのこがちょこちょこと生えているが夏なのであまり食用で知っているものはない
ベニテングタケを持って帰ったIくんの報告:
「胡椒振ってバターホイル焼きにしたら,
結構うまいスープができていた。かさの部分が一番うまみがあるみたい。
  さて,食べて20分ぐらいして,体が火照り始め,頭がふわふわしてきた。気持ちいい状態とは異なるが,吐き気などはない。いつの間にか寝ていた。
  翌朝,目が覚めると吐き気のない二日酔い状態。昼まで,動くのがだるかった。」
ぱっと開けてスキー場
そして高山植物園に人がいっぱいいる
そういえば初日のダム以来、他の人を見なかった
リフトで降りればデポした車のそばだ
写真をカモノハシさんからいただいています