第123号(2003年7月)ヘッドライン
- 2003年ハーシェル・ツアー報告(3)
松尾正恵さん(協会会員)のツアーレポートです。ハーシェル紀行に収録しました。
- 英国ハーシェル協会レセプション
英国ハーシェル協会は、7月の定例委員会を延期し、代わりに昨年と同様にレセプションを開きました。
- 多摩天体観測所で観望会のお知らせ
成田広さん(協会会員)から、火星と天王星の観望会のお誘いです。
- 「飯沢能布子・七宝美術の世界」バース図書館で
「今号の注目記事」です。
- 七宝作品の制作メモより(飯沢能布子)
七宝作家・飯沢能布子さん(協会会員)の投稿です。
今号の注目記事
「飯沢能布子・七宝美術の世界」バース図書館で
7月7日から19日、標記の展示会が開かれました。ご本人が渡英して準備をする予定でしたが、3月札幌展のあと体調がすぐれず、展示品を発送したあとPRポスターの制作途中でダウンし、現場での作業はすべて英国ハーシェル協会とわが日本ハーシェル協会が引き受けました。3年前の春、カロライン・ハーシェル生誕250周年記念展(ハーシェル博物館とスラウ博物館)に参加したときと事情は大いに違いましたが、テーマがハーシェル中心の美術品の展示という点では大同小異。幸い前者の協会F. リング会長が初めから大いに乗り気で、あらかじめ長文のプレス・リリースを関係方面に配布したり、作者の作ったポスターを市内の各施設に貼り出したりして、PRに努めてくださいました。
オープン当日(7月7日、月曜日)は、偶然にもその一週間前から5分と離れていないプラッツ・ホテルに孫娘の英語学校短期入学のため滞在中の筆者と、リングさんが会場の入り口で9時15分に落ち合い、北海道から直接リングさん宅へ送られた作品の梱包を開いて、ガラス展示棚に約20点に及ぶ七宝の傑作品を並べ、日英両文の説明を添え、10時の図書館開館に間に合わせることができました。9日17時30分にはハーシェル子孫のエリングワース夫妻と待ち合わせ、展示会コメントを記入されるところなどもカメラに収めました。


「飯沢能布子・七宝美術の世界」は日曜午後を含めて毎日開催、2週間後の19日夕方に閉幕、英国ハーシェル協会タッブさんらの手で後片づけを済ませ、リング会長が来年春まで展示物を保管、それまでの間お勤めのウェールズ州の大学、バース市内の東亜芸術博物館、スラウ博物館(3年前にカロライン・ハーシェル展を開催、協会ニューズレター第101号参照)などでも展示を検討されます。